下痢の時に水分補給するなら、どんな飲み物が適しているのでしょうか?
この記事では、下痢の時におすすめのコンビニでも買える飲み物を紹介し、避けたい飲み物や子どもへの飲ませ方を解説しています。
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下痢の時に水を飲むと、下痢症状がひどくなるのではと心配し、水分の摂取を控える方がよいと考える方もいますが、基本的には水分補給が推奨されます。
下痢になって喉の渇きを感じることは、危険な状態を意味する場合もあります。
はじめに、下痢の時に水分補給が必須になる理由と、脱水のサインを紹介します。
下痢の時は便とともに大量の水分が排出されるため、体内から多くの水分と、塩分やカリウムなどの電解質が失われます。
人間の身体は成人男性の場合、体重の約60%が水分で、体液となって体内を巡り酸素や栄養分を全身の細胞に届けたり、汗で体温調節を行ったりしています。
体内の水分が減ると、これらの働きがうまく機能しなくなるため、水分補給が欠かせなくなるのです。
特に下痢の時は水分や電解質が不足しやすいので、こまめに水分を取る必要があります。
下痢になって体内の水分と電解質が大量に排出された後、脱水状態になると危険を知らせるサインが現れることがあります。
まず、水分が不足して血液がドロドロの状態になると、喉の渇きを感じ、水分や電解質の補給が必要だと教えてくれます。
さらに脱水が進むと、尿の量が減ったり目眩や頭痛、強い疲労感を感じたりすることもあるでしょう。
もし尿が全く出なくなったり意識が朦朧としたりする場合は、危険な脱水状態になっている可能性があるため、内科やクリニックで医師の診療が必要です。
下痢の時の飲み物は、失われた水分と電解質を摂取できる吸収の良い飲み物や、胃腸に優しく刺激のない飲み物がおすすめです。
食品の代わりに栄養を補給できて、消化しやすいスープ類などもいいでしょう。
続いてはコンビニなどでも入手しやすい、下痢の時におすすめの飲み物を紹介します。
経口補水液は、下痢の時に効率良く電解質と水分を摂取しやすい飲み物です。
スポーツドリンクよりも糖分が少なく、水と電解質を素早く吸収できるので、下痢の脱水症状を緩和に役立ちます。
冷たいと胃腸に刺激を与えるため、常温のものか、少し温めて飲むとよいでしょう。
コンビニ等で買えますが、自分で作ることも可能です。
作り方はミネラルウォーターか湯冷ましした飲料水1リットルに対し、砂糖を40グラム、食塩を3グラム入れて、よく混ぜます。
胃腸炎が原因で下痢になった場合は、食欲不振になり食事を摂るのも難しくなるので、食べ物の代わりに栄養が摂れる飲み物もいいでしょう。
リンゴはエネルギー源となる糖分を含む果物で、ペクチンには腸内環境を整える働きがあります。
下痢の時は、胃腸に負担がかからないように、すりおろしたりんごの果汁を飲むのがおすすめです。
また、市販のリンゴジュースなら無理なく取り入れやすいでしょう。
砂糖や添加物を加えていない、100%果汁のリンゴジュースなら、小さな子どもにも取り入れやすいです。
冷たいと腸に刺激を与えるので、常温で少しずつ飲みましょう。
水分だけでなく、ミネラルやビタミンを同時に補給できる、スープや味噌汁も、下痢の時に飲みたい飲み物です。
冷たい飲み物よりも刺激が少なく、食事が摂れない時でも栄養を摂取できるので、体調の回復にも役立ちます。
ただし濃い味のものや辛い味付けのもの、香辛料や油分が入ったものは、腸に刺激を与えて下痢を悪化させる恐れがあります。
ニンニクや香味野菜を使用したものや、消化の悪い具材が入っているものは避け、具がないものか消化のいいものを選ぶのがポイントです。
どれにしようか迷ったら、まずは経口補水液を選べば間違いありません。編集部でも「体調を崩したときのために1本常備しておくと安心」という声が多くありました。手元にない場合は、薄めたリンゴジュースや具のない味噌汁でも代わりになります。冷たいままではなく、常温に戻して少しずつ飲むのがポイントです。
下痢の時は十分な水分補給が必要ですが、飲み物によって逆に下痢が酷くなったり、弱った内蔵にダメージを与えたりするものがあるので、注意が必要です。
普段は問題なく飲めるものでも、下痢の時は避けた方がいい場合があるので、気をつけましょう。
次は下痢の時には避けた方がいい飲み物を紹介します。
コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが含まれているので、普段はよく飲んでいる人でも、下痢の時は避けましょう。
なぜなら、カフェインには利尿作用があるため、下痢の時に飲むと脱水が助長されてしまう恐れがあるからです。
カフェインには胃酸の分泌を促す効果もあるため、胃腸が弱っている時に飲むと刺激を与え、胃痛になることもあります。
不溶性の食物繊維が豊富に含まれるココアも、腸に刺激を与える飲み物なので、下痢の時は避けた方がよいでしょう。
オレンジやレモン、グレープフルーツなど、柑橘系のフルーツジュースには、弱った胃の粘膜に刺激を与えるクエン酸が含まれているので、下痢の時は避けた方がいいでしょう。
クエン酸には胃酸の分泌を促す効果もあるため、胃腸が弱っている時に飲むと胃が痛くなる恐れがあります。
レモネードや、スムージーなど果汁を使ったドリンクも同じです。
炭酸の入った飲み物や繊維が多い飲み物は腸に刺激を与えるため、下痢の時は避けた方がいいでしょう。
牛乳を飲むとお腹がゆるくなる人は、乳糖不耐症の可能性があります。
乳糖不耐症とは、牛乳やヨーグルトに含まれる乳糖を分解する酵素が不足し、下痢や腹痛などの症状が起きることです。
日頃から乳製品をとるとお腹がゴロゴロする人は、下痢の時は特に牛乳やヨーグルトなどを摂取すると悪化する恐れがあるので、避けましょう。
特に甘味料が使われているものは、腸に吸収されにくく下痢が酷くなりやすいので、要注意です。
子ども(乳幼児)は大人に比べて体内の水分量が多いため、下痢で多くの水分や電解質が排出された時は、脱水状態になりやすいです。
子どもが下痢になった時は、様子を見ながらこまめな水分補給を心がけましょう。
最後は、子ども(乳幼児)が下痢の時、飲み物を飲ませる際のコツを紹介します。
子どもでも下痢の時は大人と同じように、冷たい飲み物や刺激のある飲み物は避けて、常温、またはやや温かい飲み物を飲ませるようにしましょう。
白湯や水ばかりでは塩分が補給できないので、電解質を補給できる経口補水液や赤ちゃん用のイオン飲料、リンゴジュースなどを少しずつ与えてください。
糖分が多いジュースや炭酸飲料は下痢を悪化させますので、避けた方がいいでしょう。
乳児に関しては、嘔吐がなければ母乳やミルクは与えても構いません。
離乳食は消化が良いので、吐き気がおさまれば、様子を見ながら少しずつ与えてみるのもよいでしょう。
下痢をした子どもに、たくさんの水分を一気に飲ませると、腸の働きに負担をかけ、下痢が悪化する原因になりかねません。
水分は様子を見ながら、少量ずつをこまめに飲ませるようにしましょう。
1時間ほど続けて問題ないようでしたら、今度は少しずつ多めに与えるようにします。
必要な水分量は年齢、体重、脱水の程度、下痢や嘔吐の回数によって異なります。
脱水が疑われる子どもの具体的な補水量は、小児科医や薬剤師の指示に従いましょう。
下痢の他に嘔吐があった場合は、最初は口をすすぐ程度にして、1〜2時間後から15分おきに、ティースプーン1杯ずつ与えて、様子をみましょう。
小さな子どもの下痢は、大人以上に脱水が心配で、見ているこちらも不安になりますよね。水分を受けつけない、半日以上おしっこが出ない、ぐったりして元気がない——そんなときは早めに小児科を受診してください。判断に迷う夜間や休日は、こども医療電話相談「#8000」に電話すると、看護師などが対応してくれます。ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
下痢の時は大量の水分や電解質が排出されるので、水分補給が欠かせません。
飲み物は吸収が良く身体に負担をかけにくい経口補水液が適しており、栄養補給できるリンゴジュースや薄味のスープなどもよいでしょう。
利尿作用があるコーヒーや紅茶、クエン酸が胃を刺激する柑橘類のジュースは下痢を悪化させる可能性があります。
乳製品でおなかがゆるくなる人は、牛乳やヨーグルトも避けましょう。
子どもが下痢の時は、常温、またはやや温かくした飲み物を、こまめに少しずつ与えます。
下痢の時は脱水状態にならないよう、刺激がなく吸収しやすい飲み物を摂りましょう。
- 下痢の時は脱水状態にならないように水分や電解質を補給する
- 飲み物は経口補水液、リンゴジュース、薄味のスープ類がおすすめ
- カフェインを含むものや柑橘類系の飲み物、乳製品、冷たい飲み物は避ける
- 子どもの下痢は、一気飲みを避け、こまめに少しずつ飲ませる
- 下痢を悪化させにくい飲み物を選び、適切な飲み物で水分補給しよう

