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排卵日が近づくとおりものはどう変わるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
透明でよく伸びるおりものに気づくと、これが排卵のサインなのか判断に迷うものです。
おりものは女性ホルモンの影響を受けて、生理周期のなかで量も状態も変化していきます。
この記事では、排卵日前後のおりものの特徴と、排卵日の目安にするときの注意点をわかりやすく解説します。
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おりものの大部分は、子宮の入り口にあたる子宮頸管から分泌される「頸管粘液」です。
この粘液は女性ホルモンの変動を受けて、周期のなかで量も状態も変わるとされています。
排卵が近づく時期はエストロゲンの分泌が増え、その働きで頸管粘液の量が増えるといわれています。
医学書院の『臨床婦人科産科』では、排卵期の頸管粘液は水様透明になると説明されています。
白っぽく濁っていたものが、透き通ったゼリーのような見た目に変わっていくイメージです。
この時期の粘液は、指でつまんで広げると糸を引くように伸びます。
医療機関で行う頸管粘液検査では、排卵期に9〜10cmほどの伸びが確認されるとされています。
ただし、これは診察室で器具を使って計測する数値です。
自分で毎回測って確かめる必要はなく、いつもよりとろっとして伸びる感じがする、という感覚で十分です。
ここは知っておくと役に立つ点です。
産業医科大学雑誌に掲載された研究の紹介によると、頸管粘液は排卵の前日に量も伸びも最大になるとされています。
つまり、いちばんよく伸びるおりものに気づいた日は、排卵日当日ではなくその手前である可能性が高いということです。
「のびおりが出た=今日が排卵日」と受け取ると、実際とはずれることがあります。
排卵期だけを切り取って見ると、変化が大きく感じられます。
ただ、周期全体の流れのなかで捉えると、どれも自然なホルモンの働きの結果です。
| 時期 | おりものの状態 | 関わるホルモン |
|---|---|---|
| 生理直後 | 量が少なく、乾いた感じ | エストロゲンが低い時期 |
| 生理後〜排卵前 | 少しずつ量が増え、白っぽくなる | エストロゲンが増えていく |
| 排卵期 | 量が最も増え、透明でよく伸びる | エストロゲンがピークに |
| 排卵後(黄体期) | 量が減り、白く濁って粘りが出る | プロゲステロンが優位に |
| 生理前 | ふたたび量が増えることもある | 両ホルモンが低下していく |
毎月おおむね同じパターンをたどるため、何周期か観察していると自分のリズムが見えてきます。
1回だけの変化で判断する必要はありません。
生理前のおりものについては下記記事をご覧ください。
結論からいうと、目安にはなりますが特定はできません。
ここを曖昧にしたままだと、あとで困ることがあります。
おりものの量や伸び方には個人差があり、同じ人でも周期によって違います。
体調や睡眠、ストレスの影響を受けることもあるとされています。
さらに前の章で触れたとおり、いちばん伸びる日は排卵の前日にあたる可能性が高く、当日ではありません。
おりものの変化は、そろそろ排卵の時期らしいというサインとして受け止めましょう。
意外に思われるかもしれませんが、これはメーカー自身が明記しています。
排卵日予測検査薬の説明には、この検査薬はLHサージを検出するものであり、排卵を確認するわけではないと書かれています。
LHサージとは、排卵の引き金になる黄体形成ホルモンが一時的に大量に分泌される現象のことです。
ロート製薬の情報によれば、LHサージから約40時間以内に排卵が起こるといわれています。
検査薬が捉えているのはこの前触れであって、排卵そのものではありません。
基礎体温は、排卵後に高温期へ移行することで、あとから排卵があったことを推測する手がかりになるとされています。
おりものや検査薬が「これから」を見るのに対し、基礎体温は「あった」を見るという違いがあります。
基礎体温の測り方については下記記事をご覧ください。
ドゥーテストLHⅡは、尿中の黄体形成ホルモン(LH)を検出して、LHサージを捉えるための検査薬です。
次の生理開始予定日の17日前から検査を始め、毎日ほぼ同じ時間帯に測ることが案内されています。
第1類医薬品にあたるため、通販でも購入時に薬剤師の確認が必要です。
また、メーカーは6周期検査し、適切な時期に性交しても妊娠しない場合は医師の診療を受けるよう案内しています。
この記事を作るために、上位に表示される20本の記事を読みました。ほとんどがクリニックや検査薬メーカーのもので、内容もよく整理されていました。ただ、「排卵検査薬は排卵を確認するものではない」というメーカー自身の注意書きに触れている記事は1本もありませんでした。おりものにしても検査薬にしても、できることとできないことがあります。できないことを知ったうえで使うほうが、結果に振り回されずに済みます。
「のびるおりものが出ない」「量が少ない気がする」と心配になる方がいます。
おりものの量には大きな個人差があるとされています。
もともと少なめの方もいますし、同じ人でも周期によって差が出ます。
体調や睡眠、ストレスなどの影響を受けることもあるといわれています。
少ないこと自体が、すぐに何かを意味するわけではありません。
ただし、以前と比べて明らかに変わった、他の不調も重なっているといった場合は、婦人科で相談してみてください。
数か月の記録があると話が早く進みます。
排卵期の情報は、妊活のためだけのものではありません。
妊娠を望んでいない方にとっても、同じ知識が役に立ちます。
排卵の前後は妊娠の可能性が高まる時期とされています。
卵子の寿命は排卵後およそ24時間、精子が女性の体内で生きられる期間はおよそ2〜3日といわれており、排卵の前から可能性のある期間が始まります。
ここで気をつけたいのが「安全日」という言葉です。
周期には個人差があり、排卵の時期もずれることがあるため、確実に妊娠しない日というものは考えにくいとされています。
おりものの変化のみを根拠にして妊娠をコントロールしようとすることは、確実性が低いため推奨されません。
妊娠の可能性と周期の関係については下記記事をご覧ください。
この記事にたどり着いた方のなかには、妊娠を考えているわけではなく、いつもと違うことが気になって調べた方もいると思われます。
周期の中頃におりものが増えたり、透明でよく伸びる状態になったりするのは、ホルモンの働きによる自然な変化とされています。
においが強くない、色がついていない、かゆみがないのであれば、様子を見て問題ない範囲であることがほとんどです。
からだが今こういう時期ですと示している、と受け取っていただければと思います。
一方で、周期による自然な変化とは違う出方をすることもあります。
次のような場合は、婦人科で相談してみてください。
- 黄緑色や濃い黄色をしている
- においが強く、いつもと明らかに違う
- カッテージチーズのような白いかたまりが混じり、かゆみがある
- 茶色や血が混じった状態が続いている
- 外陰部の痛みやただれを伴う
色やにおいの変化は、何らかの感染症や不調が背景にある可能性も考えられます。
自己判断せず、気になる症状がある場合は婦人科などの医療機関へご相談ください。
水っぽいおりものが気になる場合については下記記事をご覧ください。
毎日おりものを確認して記録することは、妊活中の方には必要な場面もあります。ただ、これが義務のようになると、トイレに行くたびに気が重くなることもあります。編集部で話していて出てきたのが、気づいたときにメモするくらいでちょうどいいのではないか、という意見でした。今日は伸びた気がする、今週は多い気がする。その程度の記録でも、何周期か積み重なれば自分のリズムは見えてきます。
おりものの状態を毎日つける必要はありません。
変化に気づいた日だけ、アプリや手帳に一言残しておくところから始めてみましょう。
残しておくと役に立つのは、次の3つです。
- いつもより量が多いと感じた日
- 透明でよく伸びると感じた日
- 色やにおいが気になった日
3か月ほど続けると、自分の周期のなかでどのあたりに変化が来るのかが見えてきます。
婦人科を受診するときにも、この記録があると説明しやすくなります。
のびるおりものが出ない月があるのはなぜ?
排卵期に少し出血するのは問題ない?
おりものシートは使ったほうがいい?
排卵期に下腹部が痛むことはある?
排卵痛については下記記事をご覧ください。
おりものの変化は、からだが毎月出しているサインのひとつです。
排卵が近づくと量が増えて透明になり、指で伸ばすと糸を引く状態になります。
ただし、いちばん伸びる日は排卵の前日にあたることが多く、おりものだけで日付を特定することはできません。
検査薬や基礎体温と組み合わせて、あくまで目安として使いましょう。
色やにおいの変化、かゆみを伴う場合は、婦人科で相談してみてください。
妊娠を望んでいる方も、そうでない方も、自分の周期を知っていることに損はありません。
いつでもオイテルは、そんなあなたの「自分らしいからだのケア」をいつも応援しています。
- 排卵が近づくと透明でよく伸びる状態になる
- いちばん伸びる日は排卵の前日にあたることが多い
- おりものだけで排卵日は特定できない
- 量の個人差は大きく少なくても気に病まない
- 色やにおいの変化があれば婦人科で相談する


