帰宅後すぐにソファやベッドに倒れ込み、疲れて動けないという悩みを抱えている人は多いでしょう。
「私って体力がないのかな」「甘えているだけかも」と自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
帰宅後の強い疲労感は甘えではなく、毎日を一生懸命に生きている証拠。
とはいえ、帰宅後疲れて動けないと、家事などが片付かず困ることもありますよね。
この記事では、帰宅後に疲れて動けなくなる原因や考えられる病気、今日からできる対策を紹介します。
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家に帰ると疲れて、スイッチが切れたように動けなくなるのは、決して気合が足りないからではありません。
さまざまな理由で、自律神経が乱れていることが考えられます。
まずは、帰宅後に疲れて動けないとき、心と身体にどのような負担がかかっているのか、主な原因を4つ見ていきましょう。
生活リズムの乱れは、体力や免疫力の低下を招き、夕方以降の深刻なエネルギー切れを引き起こす大きな原因になってしまいます。
忙しい毎日を送っていると、どうしても睡眠不足になったり、食事の時間が不規則になったりしがち。
しかし、毎日をはつらつと過ごし、夜まで元気でいたいなら、自律神経を整えるために規則正しい生活を心がけることが大切です。
帰宅後の疲れが強い場合は、ストレスや緊張が長く続いている可能性も疑いましょう。
仕事中の人間関係や業務のプレッシャーなどでストレスを抱えている人は、外にいる間は無意識にずっと気を張った状態が続いています。
無意識のうちに心身が緊張モードになっているため、帰宅後にほっとした瞬間に、蓄積された疲労が一気に押し寄せてきて、動けなくなってしまうのです。
身体的な疲れだけでなく、心の疲労も大きく影響します。
特に、周りの空気を読んで気遣いができる優しい人ほど、知らず知らずのうちに心のエネルギーを消耗してしまい、帰宅後にぐったりと抜け殻のように疲れ切ってしまうことも。
就職・転職したてなどは、いつの間にか気を遣って張り詰めているもの。
プライベートでは、自分をいたわる選択をしてあげるのが望ましいでしょう。
女性特有の月経周期や、加齢に伴う女性ホルモンの変動によっても、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
ホルモンバランスと自律神経は、同じ脳の視床下部が司っているため、お互いの影響を強く受けるのが特徴です。
ストレスや月経周期、更年期などでホルモンバランスが乱れることで、自律神経にも悪影響を及ぼし、帰宅後に疲れて動けないと悩むことがあります。
特に更年期は、女性ホルモンの1つで、副交感神経の働きに影響を及ぼすエストロゲンの分泌量が減少するため、疲労感を抱きやすいでしょう。
ただの疲れだと思っていても、どうしても動けない状態が続く場合は、背後に思わぬ病気が隠れている可能性があります。
ここでは、考えられる主な病気について解説しますので、当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
自律神経失調症とは、過労や睡眠不足、ストレスなどが原因で、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなる状態です。
めまいや頭痛、動悸とともに、全身の強い倦怠感が生じ、帰宅後もなかなか休息モードに入れずに疲れが取れなくなってしまいます。
慢性疲労症候群とは、ある日突然、日常生活を送るのが困難になるほどの極端な疲労感が長期間(半年以上)続く病気です。
十分な休養やバランスのとれた食事を意識しても、なかなか改善しないのが特徴。
原因ははっきり解明されていませんが、単なる疲労とは異なるほど重い倦怠感が特徴で、適切な治療が必要になります。
更年期にあたる45歳~55歳あたり(閉経前後の約10年間)から、帰宅後に疲れて動けないと悩み始めたなら、更年期障害の可能性があります。
この時期は、女性ホルモン分泌が低下することで、自律神経の働きに影響が出るため、強い疲労感を抱く人も。
疲れて動けない以外にも、ほてりや発汗、イライラ感などがあるなら、一度婦人科で相談することをおすすめします。
うつ病は、強い精神的・身体的ストレスが続くことで、脳が適切に働かなくなる状態です。
ただ疲れているだけでなく「気分がひどく落ち込む」「何に対してもやる気が起きない」「眠れない」といった症状が2週間以上続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
糖尿病は、血糖値をうまくコントロールできなくなる病気です。
インスリンの働きが低下することで、細胞がエネルギーを十分に作りにくくなり、休んでも取れない強いだるさや異常な疲れを感じやすくなることがあります。
帰宅後の疲労感で動けない状態を抜け出すには、自律神経を整える生活習慣を取り入れることが大切です。
ここからは、自分でできる疲労回復法を紹介します。
今日からできるものも多いため、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
心身を回復させるためのベースとなる睡眠を整えましょう。
朝起きてから日光を浴びると「セロトニン」の分泌が増え、夜になると睡眠の質を上げる「メラトニン」への変換が行われるとされています。
寝る直前までのスマホ操作を控えたり、心地よい寝具に新調したりするだけでも、眠りの質は高まるでしょう。
寝室の温度や湿度などの睡眠環境を整えることも、睡眠の質を上げるのに効果的です。
入浴の時間を確保することは、帰宅後に動けないほどの疲労感を改善するのに効果的です。
38℃〜40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、心身がリラックスしやすくなります。
血行が促進されたり、筋肉や関節が柔軟になったりすることも、疲労回復の助けになるでしょう。
お気に入りの入浴剤などを取り入れることで、心もリフレッシュしやすくなります。
たまったストレスを解消できる、自分なりのリラックス方法を見つけるのも大切です。
- 好きな香りのアロマをたく
- 大切な人と対話する時間をとる
- 運動でリフレッシュする
- ストレッチやマッサージをする
「これをやればリフレッシュできる」と感じる方法をたくさん見つけておきましょう。
「自分がもっと頑張ればいい」と抱え込まずに、職場や家族に環境改善について相談することも大切です。
仕事内容や担当範囲、残業時間など、1人ではどうにもならない負担が原因になっている場合は、上司や人事に現状を具体的に伝え、調整やサポートをお願いしてみましょう。
家事や育児との両立で限界を感じているときは、パートナーや家族と役割分担を見直したり、家事代行や時短家電などを利用したりすることも検討してくださいね。
帰宅後に疲れて動けないと悩むのは、自分の限界を超えてまで、毎日を一生懸命に頑張りすぎているサインかもしれません。
動けないほどの疲れの主な原因は、多忙な日々による生活習慣の乱れや、無意識のうちに溜め込んでいるストレス、何かしらの病気の可能性があります。
今日から少しだけ睡眠の質を高める工夫をしたり、リラックスする時間を作ったりと、自分を優しく労わる習慣を取り入れてみましょう。
どうしてもつらいときは決して無理をせず、周囲の人や医療機関に頼ることも検討してください。
- 帰宅後疲れて動けないのは、自律神経が乱れているかも
- 自律神経の乱れは、不規則な生活習慣やストレス、ホルモンバランスなどが原因
- 自律神経失調症やうつ病、更年期障害などが隠れていることも
- 睡眠や入浴などの生活習慣を整えるのが今日からできるセルフケア
- どうしてもつらい場合は、職場の上司や家族に相談してみて
