旅行やスポーツ、試験など大切なイベントと生理が重なると、気持ちが滅入ってしまいますよね。
生理を遅らせて、気にせずにイベントの日を迎えたいと思う人もいるでしょう。
今回は、生理を遅らせる方法について、ピルの服用方法や気をつける点、ピル服用以外で生理を遅らせる方法があるのかも解説します。
生理を遅らせるときには、女性ホルモン剤を使用します。
主に使用されているのは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類を配合した「中用量ピル」です。
ほかには、黄体ホルモンのみが配合された「ミニピル」もあります。
月経移動ピルは市販されていないため、医療機関への受診が必要です。
年齢・体質・既往歴によって、医師から適切な薬が処方されます。
生理を遅らせたい場合、生理予定日の5日〜7日前からピルの服用を始めましょう。
ピルを服用している間は生理が来ないため、生理が来るのを避けたい日まで続けて服用します。
ピルの服用を止めると、数日後に生理が始まります。
ただし、生理を遅らせることができるのは1週間〜10日程度です。
2週間以上にわたって、生理を延ばすことはできません。
ピルで月経をずらすには早める方法もありますが、遅らせる方法のメリットは以下の2つです。
- 生理日の5日~7日前に急な予定が入っても対応可能
- 正しく服用すると成功率が非常に高い
一方、デメリットは次のとおりです。
- ピルの副作用で、イベント中に吐き気や頭痛などが起こる可能性がある
- 海外旅行中は、時差に気をつけてピルを服用する必要がある
結論から先に言うと、ピル以外に生理を遅らせる方法はありません。
インターネット上には、さまざまな噂が出回っていますが、医学的に証明されているものはほとんどなく、注意が必要です。
食べ物や飲み物で、生理を遅らせるものはありません。
納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品には、女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」が多く含まれているため、生理を調整できると考える人がいるようです。
確かに、適切な量であれば、更年期・骨粗しょう症の対策や肌の調子を整えるのに役立ちます。
しかし過剰摂取すると、ホルモンバランスが乱れて生理周期が乱れるなど、体調不良につながる可能性があります。
チョコレートを食べても、生理を遅らせることはできません。
チョコレートに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールに、血管を広げて血行を促す働きはありますが、生理日をずらすという医学的な根拠はないため注意しましょう。
生理日をずらす効果のあるツボは存在しません。
三陰交(さんいんこう)や血海(けっかい)など、血行を促して生理痛をやわらげるツボはありますが、生理周期に影響を及ぼすとは考えにくいです。
生理移動に使用するピルで、よくみられる副作用として、吐き気・頭痛・胸の張り・むくみなどがあります。
吐き気や頭痛の副作用が心配なときは、ピル処方と一緒に吐き気止めや鎮痛剤を処方してもらうと良いでしょう。
発症するのはまれですが、重大な副作用に血栓症があります。
血栓症は、血液の塊が作られて血管を塞いでしまう病気です。
ピルを服用中に以下の症状があらわれたときは、すぐに服用を中止して医療機関で診察を受けてください。
- ふくらはぎ片側の痛みやむくみ
- 締め付けられるような胸の痛みや息切れ
- 激しい頭痛やめまい
- 手足のしびれや舌のもつれ
生理を遅らせる方法で、よくある悩みごとをQ&A方式で解説します。
生理日まで2日〜3日しかない場合は、生理を遅らせることは出来ません。
ピルを服用する期間が短すぎると、効果が十分発揮されないため、月経コントロールが難しくなります。
オンライン診療でピルを処方してもらう場合は、特に注意が必要です。
遅くとも生理予定5日前からピルを服用できるように、早めの診療を受けましょう。
低用量ピルを日ごろから服用している場合でも、生理を遅らせることは可能です。
ただし、生理日移動させる方法が、1相性ピルか3相性ピルかによって異なります。
また、偽薬を服用している期間もしくは休薬期間に入ると、月経を遅らせることができないため、早めに医師へ相談しましょう。
生理を遅らせる期間が、10日程度であれば体への負担は心配いりません。
しかし、生理の移動を頻繁に行うと、ホルモンバランスが乱れやすくなるため注意しましょう。
<h3>生理を遅らせた翌月の生理はいつ?</h3>
月経移動ピルが生理を遅らせるのは一時的であるため、服用を中止すれば生理周期はもとに戻ります。
たとえば、通常の生理周期が28日であれば、ピル服用後に来た生理の初日から28日後に次の生理が来ます。
生理を確実に遅らせる唯一の方法は、ピルの服用です。
食べ物やツボ押しでは、生理をずらすことはできません。
月経移動には主に中用量ピルが使用され、生理を遅らせたいときは予定日の5日〜7日前から服用を始めて、月経が来るのを避けたい日まで飲み続けます。
ピルを正しく服用すれば、生理を遅らせる成功率はとても高いです。
しかし、ピルの副作用により、生理を止めている期間中に吐き気や頭痛、むくみなどの症状が起こることもあります。
生理が始まるまで3日以内の場合は、ピルを服用できる期間が短いため、生理を遅らせることはできません。
イベントがあり生理を遅らせたいときは、早めに婦人科を受診して医師へ相談しましょう。
- 生理を確実に遅らせる方法は、ピル服用のみ
- 使用する薬は、主に中用量ピル
- 生理を遅らせる場合は、生理予定日5日~7日前からピルを服用開始する
- 月経移動ピルの主な副作用には、吐き気・頭痛・むくみがある
- 生理が始まる直前に遅らせることはできない
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