ホルモンバランスを整えるとされる漢方薬|おすすめのセルフケアと市販薬を紹介

ホルモンバランスを整えるとされる漢方薬|おすすめのセルフケアと市販薬を紹介

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「最近イライラしやすい」「生理前になると気分が落ち込む…」といった不調を感じていませんか?

女性の身体はデリケートで、少しの疲れやストレスでも、ホルモンバランスが揺らぎやすくなっています。

ホルモンバランスの影響による不調を何とかしたいと思ったとき、漢方薬の服用を検討する人も多いでしょう。

この記事では、ホルモンバランスを整えるといわれている漢方薬はあるのか、女性特有の悩みに使われる漢方薬、セルフケアなどについて解説します。

ホルモンバランスを整えるといわれている漢方薬は?

現在、ホルモンバランスそのものを整えるといわれている漢方薬はありません。

しかし、生理のトラブルや更年期症状など、ホルモンバランスの乱れによる不調には、さまざまな漢方薬でのアプローチが可能です。

お悩みの症状や体調にあわせた漢方薬で、改善をはかることも選択肢の一つといえるでしょう。

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ホルモンバランスと漢方薬の関係性は?

ホルモンバランスを直接整える漢方薬はないものの「漢方薬でホルモンバランスが整うといわれているのはなぜ?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

漢方医学には、西洋医学とは違う独自の考え方があります。

ここからは、漢方医学の視点からホルモンバランスとの関係性をみていきましょう。

漢方薬は「気・血・水(きけつすい)」のバランスを整える

漢方医学では、私たちの身体は「気(エネルギー)」「血(栄養・ホルモン)」「水(潤い)」の3つの要素で成り立っていると考えます。

これらが体内をスムーズに巡り、過不足なくバランスが取れている状態が理想です。

しかし、さまざまな理由でバランスが崩れると、さまざまな不調として表れてしまいます。

漢方薬は「気・血・水」のどれが足りないのか、あるいは滞っているのかを見極め、本来のバランスを取り戻す手助けをしてくれるものです。

ホルモンバランスの乱れは「気」の乱れと考える

女性のホルモンバランスに深く関わっているのが「気」と「血」です。

「気」は目に見えない生命エネルギーのようなもので「血」を身体中に運んだり、身体を温めたりする大切な役割を持ちます。

ストレスなどで「気」が滞ると、連動して「血」の巡りも悪くなり、結果としてホルモンの働きが乱れやすくなると考えられているのです。

漢方薬の服用で「気」の巡りをスムーズにすることは、ホルモンバランスを整えるサポートにつながります。

ホルモンバランスの乱れによる不調に使われる漢方薬は?

女性の身体は、年齢や月経の周期によって大きく変化します。

ここからは、更年期の不調や生理不順など、ホルモンバランスの乱れからくる症状に対して、医療機関でよく処方される漢方薬の代表例をみていきましょう。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

加味逍遙散は、ホルモンバランスや自律神経の乱れから来る精神症状によく使われます。

「気」が滞って熱が上半身にこもってしまうことで起こる、イライラや気分の落ち込み、不安感などが対象となるでしょう。

更年期障害やPMS(月経前症候群)などで、感情の波が激しくなりがちな人によく処方される漢方薬です。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は「血」の巡りが滞ってしまう「瘀血(おけつ)」という状態にアプローチする漢方薬です。

血の巡りをよくし、重い生理痛や生理不順、更年期にともなう頭痛や肩こりなどの症状に使われます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は「血」が不足し、さらに「水」の巡りも悪くなっている状態に働きかける漢方薬です。

体力がなく、冷え症や貧血気味で、めまいやむくみが気になりやすい女性によく用いられます。

月経困難症や更年期障害のつらい症状の緩和を目的として処方される漢方薬です。

ホルモンバランスを整える漢方薬は市販で買える?

「病院に行く時間がないから、まずは自分で試してみたい」と考える人も多いでしょう。

ここからは、漢方薬はドラッグストアや薬局など、身近な場所でも手に入れられるのかや、市販で購入する際の注意点などを紹介します。

ツムラやクラシエの商品がドラッグストアや薬局で販売されている

加味逍遙散や桂枝茯苓丸、当帰芍薬散は、市販薬(第2類医薬品など)として、ドラッグストアや薬局でも販売されています。

ツムラやクラシエといったなじみのあるメーカーから、エキス顆粒や錠剤など飲みやすい形で出ているため、忙しい人でも手軽に購入して試せますよ。

体質に合うかどうか薬剤師に相談するのがおすすめ

漢方薬を購入する際は、必ず薬剤師や登録販売者に現在の症状や体質を伝えて、相談しながら選んでください。

漢方薬は、自分の体質(証)に合っているかどうかが重要だからです。

たとえば、同じ「生理痛」という症状でも、体質によって選ぶべき漢方薬は異なります。

合わない生薬が入っている漢方薬を飲むと、効果を感じにくいだけでなく、思わぬ不調を招くことも。

市販薬が効かないなら婦人科で治療を受けよう

市販の漢方薬を試しても効果が得られない場合は、婦人科で医師の診察を受けるのがおすすめです。

更年期障害と診断されたら、漢方療法のほかに、ホルモン補充療法などの治療がおこなわれます。

生理痛や月経不順など、生理に関するトラブルは、低用量ピルの服用も選択肢になるでしょう。

漢方薬以外にホルモンバランスを整えるおすすめのセルフケアは?

漢方薬は、ホルモンバランス関連の不調において心強いサポートになりますが、それだけに頼るのではなく、日々の生活習慣を見直すことも大切です。

ここからは、今日からできるおすすめのセルフケアを紹介します。

ストレス発散法を見つける

ホルモンバランスを整えるためには、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

ストレスは、ホルモンバランスを乱す大きな原因になります。

  • 好きな音楽を聴く
  • 温かいハーブティーをゆっくり飲む
  • 趣味の時間を少しでも持つ

自分が心からリラックスできる小さな習慣を見つけて、こまめに心を休ませてあげましょう。

食事内容を見直す

旬の食材を取り入れた、栄養バランスのとれた食生活を意識しましょう。

食事は、漢方医学での「気・血・水」の源です。

漢方薬を服用しても、食生活が乱れていたら不調は消えません。

また、ホルモンバランスの乱れに悩む女性が積極的に摂取したいのは、大豆製品です。

大豆イソフラボンを摂ると、腸内細菌によってエクオールという成分になり、腸から吸収されて女性ホルモン作用を発揮します。

ただし成分の生産には、個人差が生じることもあります。

質のよい睡眠を取る

睡眠中は、身体を修復しホルモンバランスを整えるための大切な時間です。

寝る前のスマホを控えたり、心地よい寝具を揃えたりして、質のよい睡眠を取りましょう。

運動習慣をつける

適度な運動は「気・血・水」の巡りをよくするといわれているため、積極的に取り入れましょう。

1日15分のウォーキングや、お風呂上がりの軽いストレッチ、階段を使うようにするなど、無理なく続けられる範囲で身体を動かす習慣をつけてくださいね。

身体を温める

身体を温めることも、ホルモンバランスの乱れにともなう不調へのアプローチの1つです。

冷えは「血」「水」の循環を滞らせるため、さまざまな不調を引き起こします。

  • 「首」とつく部位を冷やさない
  • 冷たい飲み物を控える
  • ショウガやにんにく、根菜類などの身体を温める食材を取り入れる

こうした工夫で、巡りのよい身体作りを意識しましょう。

ホルモンバランスを整える漢方薬は医師や薬剤師の指示を仰いで!生活習慣の見直しも取り入れよう

女性のライフステージにともなうホルモンバランスの揺らぎによって、さまざまな症状に悩まされます。

ホルモンバランスを直接整える漢方薬はないものの、つらい症状の緩和をサポートするために使われるものは多いです。

市販でも購入できる漢方薬は多いですが、自分の体質に合ったものを選ぶことが何より大切なため、自己判断せず、必ず医師や薬剤師に相談してくださいね。

漢方薬でのケアと並行して、食事や睡眠、ストレスケアといった毎日の生活習慣を少しずつ見直しましょう。

この記事のまとめ
  • ホルモンバランスを整える漢方薬はない
  • 漢方薬は「気・血・水」のバランスを整えることで、心身の不調にアプローチする薬
  • 女性の不調には、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散がよく用いられる
  • ドラッグストアでも買えるが、自分の体質に合うか薬剤師に相談することが大切
  • 漢方薬に頼るだけでなく、睡眠や食事、ストレスケアなど生活習慣も見直そう