緊急避妊でアフターピルを飲んだけれども「性行為はいつから可能なのか」「服用後に気をつけることはあるのか」と心配する人もいるでしょう。
アフターピル服用後の過ごし方や症状によっては、クリニック受診が必要になるかもしれません。
今回は、アフターピルを飲んだ後の性行為や、服用後の体調変化についてわかりやすく解説します。
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アフターピルを飲んだ後に性行為をしてしまい、「妊娠していないだろうか」「もう一度薬が必要なのか」と強い不安を感じている方は少なくありません。
ネット上の体験談や断定的な情報を見て、さらに混乱してしまうこともあるでしょう。
この記事では、アフターピル服用後に性行為をしてしまった場合の妊娠リスクの考え方や、今すぐ受診すべきか、様子を見てよいかの判断目安を、医学的なガイドラインをもとにやさしく解説します。
一人で抱え込まず、落ち着いて状況を整理するための参考にしてください。
アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した1回の性行為に対して妊娠を防ぐ目的で服用する薬です。
WHOや日本産科婦人科学会では、主に以下の仕組みで妊娠を防ぐと説明されています。
- 排卵を遅らせる、または抑える
- 子宮内膜が厚くなるのを抑え、受精卵が着床しにくい状態にする
重要なのは、服用後の性行為すべてを避妊できる薬ではないという点です。
効果は「服用前に起きた性行為」に対して期待されるものであり、その後の性行為には別途避妊が必要になります。
排卵前にアフターピルを服用できた場合、排卵を遅らせる効果が期待できます。
排卵が起きなければ、精子と卵子が出会うことがないため、妊娠の可能性は低くなります。
一般的には、性行為からできるだけ早く服用するほど効果が高いとされています。
ただし、排卵の正確なタイミングは自覚しにくいため、「排卵前だったかどうか分からない」という不安を感じる方も多いでしょう。
すでに排卵が起きていた場合、アフターピルによる排卵抑制の効果は期待できません。
この場合、妊娠を完全に防げるとは限らないため、生理や妊娠検査薬で結果を確認することが重要になります。
ガイドラインでも、排卵後の服用については「効果に個人差がある」とされており、不安が強い場合は早めに婦人科で相談することがすすめられています。
アフターピルを飲んだ後の性行為は、妊娠検査薬や婦人科の検査結果で陰性(妊娠していない)であることや、次の生理が確認できるまでは控えましょう。
アフターピルの作用は、排卵を抑えることと子宮内膜が増えないようにして受精卵の着床を防ぐことです。
アフターピルを服用した後は排卵を抑える作用により、通常の月経周期より排卵するタイミングが遅くなります。
妊娠していないことを確認できる前に性交渉を行うと、緊急避妊薬を飲んだことで遅れた排卵のタイミングと重なってしまい、妊娠する可能性があります。
妊娠していないことが判明するまで性行為を控えられない場合は、コンドームの使用など着実な避妊法を行いましょう。
ただしコンドームの破損や脱落があると、再び避妊に失敗して妊娠する可能性もあります。
アフターピルは状況により連続服用することができますが、ホルモンバランスや生理周期が大きく乱れて体に負担がかかります。
避妊成功したことがわかるまでは性行為を控えた方が確実です。
避妊なしの性行為は、次の生理が来て妊娠していないことが確認できるまで控えるのが基本です。
アフターピル服用後は排卵のタイミングがずれることがあり、予想外のタイミングで排卵と重なる可能性があります。
「少し日が空いたから大丈夫」と自己判断せず、生理や検査結果で確認するまでは避妊なしの性行為は控えるようにしましょう。
どうしても性行為を控えられない場合は、コンドームなど確実な避妊を行ったうえで行うことが前提となります。
ただし、コンドームは破損や装着ミスによる失敗も起こり得ます。
ガイドラインでは、妊娠が否定できるまでは性行為自体を控えることが最も確実とされています。
避妊ありでも「リスクがゼロではない」ことを理解しておきましょう。
アフターピル服用後に起こる出血には、消退出血と生理の2種類があります。
- 消退出血:ホルモンの変化によって起こる一時的な出血
- 生理:排卵と妊娠が起きなかった結果として起こる出血
消退出血は妊娠していなくても起こりますが、出血があった=必ず避妊成功とは限らない点に注意が必要です。
一般的には、次の生理が通常量で来れば妊娠の可能性は低いと考えられます。
ただし、生理が軽かったり、出血が少量の場合は判断が難しいこともあります。
服用後21日以上経過しても生理が来ない場合は、妊娠検査薬や婦人科受診で確認することがすすめられています。
妊娠していないことが判明するまで性行為を控えられない場合は、コンドームの使用など着実な避妊法を行いましょう。
ただしコンドームの破損や脱落があると、再び避妊に失敗して妊娠する可能性もあります。
アフターピルは状況により連続服用することができますが、ホルモンバランスや生理周期が大きく乱れて体に負担がかかります。
避妊成功したことがわかるまでは性行為を控えた方が確実です。
コンドームは有効な避妊法ですが、一般的に数%程度の失敗率があるとされています。
特に装着ミス、途中で外れる、破れるといったケースでは妊娠リスクが高まります。
「コンドームを使ったから絶対に大丈夫」と思い込まず、不安が残る場合は早めに相談することが大切です。
性行為中にコンドームが外れたり破れたりした場合は、再度アフターピルが必要になる可能性があります。
服用の可否やタイミングは状況によって異なるため、自己判断せず、処方を受けた医療機関やオンライン診療に相談しましょう。
低用量ピルを飲み忘れた状態で性行為があり、その後アフターピルを使用したケースもあります。
この場合、いつから低用量ピルを再開するか、追加避妊が必要かなどを医師に確認することが重要です。
以下のような場合は、再度アフターピルが検討されることがあります。
- 服用後に避妊なし性行為があった
- コンドームが外れた・破れた
- 服用後すぐに嘔吐してしまった
体への負担も考慮し、必ず医師に相談しましょう。
性行為のタイミングによって、妊娠リスクの考え方は異なります。
以下はあくまで一般的な目安です。
適切なタイミングで服用できていれば、妊娠の可能性は低くなるとされています。
コンドームを正しく使用していればリスクは下がりますが、ゼロではありません。
妊娠リスクが高まる可能性があるため、早めの相談や検査が重要です。
排卵日付近は妊娠しやすい時期です。
不安がある場合は、自己判断せず医療機関に相談しましょう。
性行為から時間が経つほど、効果は下がるとされています。
排卵後では効果が十分に発揮されないことがあります。
成分が十分に吸収されない可能性があります。
一部の薬との併用や体質により、効果に差が出ることがあります。
アフターピルを飲んだ後はどのようなことに気をつけるのか、症状や行動について解説します。
体質によっては、アフターピルの副作用で吐き気や嘔吐が生じることがあります。
アフターピルを服用してから2時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分が十分に吸収されないため、妊娠阻止率が下がる可能性があります。
緊急避妊薬の飲み直しが必要になることがあるため、嘔吐したときには早急に薬を処方してもらったクリニックへ問い合わせてください。
アフターピルは、避妊できなかった性交渉の後に望まない妊娠を避けるため、緊急避妊の目的で服用する薬です。
アフターピル服用後の性行為に対して避妊効果はありません。
「アフターピルを飲んでいるから大丈夫だろう」という考え方は誤りです。
薬の作用によって排卵のタイミングが通常の月経周期と変わるため、妊娠していないことを確認する前に性交渉があると妊娠率が高くなります。
日常的な避妊薬は、経口避妊薬や子宮内避妊システムが適しています。
婦人科クリニックで避妊相談をしましょう。
アフターピルを服用した後、次の生理(消退出血)は早い人であれば服用後1週間以内に起こります。
生理予定日から1週間以上過ぎても生理が来なかったり、緊急避妊薬服用後21日以上経っても生理が来なかったりした場合は、妊娠している確率が高いです。
生理の出血が少ないときは不正出血の可能性があり、避妊成功の判断が難しいケースがあります。
生理が来ても心配なときは、市販の妊娠検査薬を使って妊娠していないかどうか確認すると良いでしょう。
アフターピルに避妊効果はありますが、性感染症を予防する効果はありません。
コンドームを使わなかったり破れてしまったりした場合は、性感染症を発症するリスクがあります。
下腹部が痛い・おりものが増えた・性器周りに痛みやかゆみがあるなどの症状があれば、早めに婦人科を受診しましょう。
自覚症状があまり出ない感染症もあるため、機会をみて検査を受けることをおすすめします。
一般的には、性行為から2~3週間後が目安です。
早すぎる検査は正確な結果が出ないことがあります。
21日以上出血がない場合や、不安が強い場合は受診を検討しましょう。
吐き気、頭痛、不正出血などが起こることがあります。
多くは一時的ですが、強い症状が続く場合は受診が必要です。
アフターピルを飲んだ後の性行為は、次の生理が来て妊娠していないことが判明するまでは控えましょう。
妊娠していないことが判明するまで性行為を控えられないときは、コンドームなどの避妊具を使用して適切な避妊方法を行ってください。
アフターピルは、服用後の性行為に対して避妊効果はありません。
日常的な避妊薬には、経口避妊薬や子宮内避妊システムがあります。
緊急避妊薬服用後21日以上経っても次の生理が来ない場合は、妊娠した可能性があるため妊娠検査をしましょう。
アフターピルに性感染症の予防効果はないため、適切な機会に検査を受けることをおすすめします。
緊急避妊を繰り返さないためにも、日常的な避妊方法を見直すことが大切です。
毎日決まった時間に服用することで、高い避妊効果が期待できます。
装着タイミングやサイズ選びも重要です。
対面が不安な場合は、オンライン診療を活用するのも一つの選択肢です。
- アフターピルを飲んだ後の性行為は次の生理が来るまで控える
- アフターピルは服用後の性行為に対する避妊効果はない
- 日常的な避妊薬には、経口避妊薬や子宮内避妊システムがある
- アフターピル服用後21日以上経っても次の生理が来ない場合は妊娠検査を受ける
- アフターピルに性感染症の予防効果はない
出典:日本産科婦人科学会:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」/CDC(米国疾病対策センター):Emergency Contraception/WHO(世界保健機関):Emergency Contraception Fact Sheet

