冷房の冷え対策10選!夏の寒いオフィスを乗り切るための生活習慣3つ

オフィスや自宅でも冷房環境が整っている現代では、暑い日なのに冷えを感じる「夏冷え」に悩む人が少なくありません。

手足の冷えやだるさを感じるだけでなく、頭痛や腰痛、肩こりなどの体調不良を引き起こす場合も。

この記事では、暑い夏こそ注意したい冷房の冷え対策や寒いオフィスを乗り切るためのポイントを紹介します。

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冷房の冷え対策|オフィス編

オフィスなどの共有スペースでは、エアコンの温度を自由に調整することが難しいですよね。

特に、オフィスワークがメインの場合、自分の体調に合わない環境で過ごすのは辛いでしょう。

こちらでは、オフィスでできる冷房の冷え対策を紹介します。

オフィス内での冷えに悩んでいる人は、こちらを参考に対策していきましょう。

定期的に軽く身体を動かす

パソコン作業などで長時間同じ姿勢でいると血流が悪化し、冷えを感じやすいです。

椅子に座った状態のまま足を前に伸ばしたり、小休憩に屈伸したりなど軽い運動を取り入れましょう。

また、運動で筋肉量がアップすると、体温や代謝も上昇します。

特に下半身には大きな筋肉がいくつかあるので、なるべく階段を利用したり、歩く習慣をつけたりするだけでも冷え対策になりますよ。

常温 or 温かい飲み物をこまめに飲む

飲み物を飲む際は、常温か温かいものを選びましょう。

身体が冷えた状態で冷たい飲み物を飲むと、身体の熱を奪いさらに冷えを感じることに。

保温性のマグなどを活用して、常温や温かい飲み物をこまめに飲むようにしましょう。

また、ウーロン茶や紅茶、生姜湯は身体を温める作用があります。

冷えを感じる時は、身体を温める作用のある飲み物を選ぶといいでしょう。

ストール・ひざ掛けを使う

室温調整が難しいオフィスなどでは、ストールやひざ掛け、カーディガンなどを準備しておくと安心です。

特に、冷たい空気は足元にと留まるので、ストールは常備しておきましょう。

また、首には大きな血管が通っており、冷房の風が首元に当たると全身が冷えてしまいます。

エアコンの風が直接当たる位置で作業する人は、ネックウォーマーやストールなどを活用しましょう。

腰やお腹にカイロを貼る

同じ姿勢でいることが多いオフィスでは、カイロや腹巻などの冷え対策グッズを活用しましょう。

身体全体を温めたいときは、腰やお腹を温めるのがおすすめ。

お腹や腰には様々なツボがあるので、症状に合わせて温める場所を変えてみましょう。

胃腸の調子が悪い人は胃のあたり、子宮系の不調がある人は下腹部、むくみ対策には腎臓あたりがおすすめ。

また、おヘソの真裏のあたりには「命門(めいもん)」と呼ばれるツボがあるので、腰全体を温めることで全身の冷え対策になりますよ。

冷房の冷え対策|電車編

通勤や通学などで、電車やバスといった公共機関を利用する人もいるでしょう。

外気温と電車内の寒暖差や、汗が乾く際に体温を奪うことが原因で、急激に冷えを感じる「汗冷え」を引き起こす可能性があります。

ここでは電車などの公共機関で発生しやすい汗冷え対策を紹介するので、通勤・通学で電車を利用する人はぜひ参考にしてくださいね。

弱冷房車を利用する

冷え対策で手軽にできるのが「弱冷房車」を利用するという方法。

弱冷房車は他の車両と比べておよそ1℃〜2℃ほど設定温度が高いので、汗冷えなども引き起こしにくいです。

公式サイトなどで弱冷房車の位置が確認できる運行会社もあるので、いつも利用する公共機関のサイトを一度チェックしてみましょう。

吸汗速乾インナーを着ておく

電車内で起きやすい汗冷えを対策するなら「吸汗速乾インナー」がおすすめ。

汗が乾くタイミングで身体の熱を奪われやすいので、湿った状態のインナーを着用し続けると冷えを加速させてしまいます。

吸汗速乾インナーを着用しておけば、汗を素早く吸収し乾燥してくれるので、汗冷えを防ぎやすいでしょう。

電車内で上着を取り出したり羽織ったりするのが難しいという人にも、手軽にできる対策としておすすめです。

カーディガンを持ち歩く

サッと羽織れるカーディガンを持ち歩くようにしておけば、寒いと感じた際にすぐに対策できますよ。

冷風が直接肌に当たると、外側から急激に体温が下がってしまいます。

カーディガンやスカーフなどで肌の露出をカバーすることで、体温が一気に下がるのを防げるでしょう。

最近では、持ち歩きしやすいようコンパクトに収納できるカーディガンなども販売されているので、冷え対策としてカバンに忍ばせておくと安心です。

冷房の冷え対策|自宅編

倦怠感や頭痛、肩こりなどの夏の体調不良には、冷房による冷えが影響している場合も。

日頃から冷房の冷え対策をしておけば、夏冷えによる不調も防げますよ。

自宅でできる冷房の冷え対策を紹介するので、冷房を使うシーズンに入ったら、しっかりと対策して冷えによる体調不良を予防しましょう。

エアコンの温度設定を25℃~28℃にしておく

エアコンの温度設定は25℃〜28℃がおすすめです。

室内と外の温度差が大きいと汗冷えを引き起こし、自律神経を乱してしまうことも。

暑いからといって25℃よりも温度を下げてしまうと、冷えすぎて不調を引き起こす原因になりかねません。

また、寝ている間に身体が冷えると睡眠の質が低下する可能性があるので、睡眠時は特に28℃に設定するといいでしょう。

設定温度を下げるのではなく、湿度を調節したり寝具を見直したりすることで、寝苦しくないよう工夫してくださいね。

サーキュレーターを上手に使う

自宅でエアコンを使う際は、サーキュレーターの併用がおすすめです。

健康にいいとされているのは、頭が冷えて足元が温かい「頭寒足熱」の状態。

しかし、エアコンで冷やされた空気は下に溜まりやすく、足元から冷えてしまいがちです。

サーキュレーターをエアコンの対角となる壁あたりに上向きに設置することで、空気が撹拌され室内の温度差がなくなります。

静音性の高いサーキュレーターなら、睡眠中でも音が気にならずに使えるのでおすすめです。

ルームシューズやレギンスを履く

冷房をつけた部屋に長時間いる場合は、ルームシューズやレギンスなどを履いて足元や足首を冷やさないようにしましょう。

足元の冷えは、むくみの原因のひとつでもあります。

身体が冷え切る前に、ルームシューズやレギンスを履いて冷え対策をしましょう。

薄手で肌に優しい素材のレギンスなら、蒸れが気にならず快適に着用できますよ。

夏の冷え症を防ぐ対策・習慣

夏の冷え性には、ストールやひざ掛けといった一時的な対策はもちろん大切ですが、冷えにくい身体づくりも重要です。

こちらでは、冷房の冷えを乗り切るために、おすすめの対策や習慣を紹介します。

外側からも内側からもアプローチして、夏の冷え対策を始めましょう。

毎日湯船に浸かる

夏の冷え性を防ぐためには、毎日湯船に浸かることが大切です。

38°C〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、自律神経のバランスが整い血行も良くなります。

また、湯船に浸かることで体温調節機能が整い、熱中症予防になるという話も。

暑い夏はシャワーでサッとすませがちですが、半身浴でも良いので湯船に浸かるようにしてくださいね。

冷たい食べ物を避け生姜・根菜を取り入れる

冷え性を予防するためには、冷たい食べ物や飲み物を避けることが大切。

冷たい食べ物や飲み物は内臓を冷やし、冷え性を悪化させてしまう危険性があります。

また、生姜やニンニク・ネギ・唐辛子などは内側から身体を温めてくれるので、夏の間も積極的に摂るようにしましょう。

他にも、カボチャやサツマイモなどの根菜類に含まれるミネラル・ビタミンは、体内で熱を作り出しやすくしてくれますよ。

筋肉をつけて冷えにくい体を作る

筋力アップのトレーニングや有酸素運動を取り入れることで、冷えにくい身体を目指せます。

筋肉の衰えは、代謝の低下、血行不良などの冷えを招く要因になりがち。

全身を動かす体操や筋トレで筋肉量をアップして、冷えにくい体を作りましょう。

特に、下半身には大きな筋肉群が集まっているので、簡単なスクワットや階段を1段飛ばしで上がるなど、日頃から意識的に動かしてみると効果的です。

夏も冷え対策グッズを使って快適に!生活習慣の見直しも忘れずに

夏の暑い時期なのに冷える…という人は「夏冷え」を引き起こしている可能性があります。

頭痛や肩こりなどあらゆる体調不良を招く可能性があるので、放置せず対策することが大切です。

最近では、あらゆる夏の冷え対策グッズが販売されているので、環境や体調に合わせて活用してくださいね。

また、冷たい飲み物を避ける、生姜や根菜など体を温める食事を心がけるなど生活習慣の見直しも大切です。

ただの冷え性と甘く見ずしっかりと対策して、夏冷えや汗冷えを予防しましょう。

この記事のまとめ
  • 温度調整の難しいオフィスではストールやひざ掛けを上手く活用しよう
  • 吸汗速乾インナーを着て電車で起きがちな汗冷えを対策しよう
  • 足元に留まりがちな冷たい空気はサーキュレーターで対策しよう
  • 夏の冷え性に負けない体づくりには食事や生活習慣の見直しも大切