PR/この記事は一部プロモーションを含みます
更年期に入ってから、めまいや吐き気に悩まされる女性は多いです。
ふわふわと漂ったり、視界がぐるぐる回ったりする感覚がつらく、日常生活に支障が出ることも。
今回は、更年期に起こるめまい・吐き気の原因や特徴、更年期障害以外の病気について解説します。
めまいや吐き気を感じた時の対処法や、おすすめな市販薬・漢方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
みんなの回答がわかる!
アンケート実施中
40代後半〜50代後半の更年期には、さまざまな不調を感じる人が多いもの。
めまいや吐き気は、更年期に出やすい症状です。
ここからは、更年期にめまいや吐き気が起こる原因や症状の特徴や、30代後半頃から始まる「プレ更年期」にも起こるのかどうかについて解説します。
更年期になると、卵巣機能の低下によって、女性ホルモンの分泌量が急激に減ったり、変化に波が生まれたりします。
女性ホルモンの1つである「エストロゲン」には、血管を広げて血流を促す作用がありますが、エストロゲンが減少することで脳への血流が不安定になり、めまいが発生しやすくなるのです。
さらに、エストロゲンの減少にともなって自律神経も乱れてしまうことも、めまいや吐き気の原因の1つ。
自律神経が乱れると、リラックス時に働く「副交感神経」の働きが鈍り、交感神経が優位な状態が続くため、吐き気を引き起こします。
更年期めまいの症状は、以下のとおりです。
- 回転性めまい:天井や壁がぐるぐる回っている、吐き気をともなうことも
- 浮動性めまい:身体が宙に浮いている感覚や、身体が沈んでいく感覚になる
どちらのめまいも、吐き気をともなうことが多いです。
自律神経の乱れで起こりやすいのは、浮動性めまいでしょう。
更年期障害によるめまいや吐き気は、ホットフラッシュや発汗、イライラなどのほかの更年期症状と併発することが多いです。
ホルモンバランスやストレスの影響を受け、日や時間帯によって症状が異なるのも特徴。
ストレスや疲労、睡眠障害で症状が悪化することもあるでしょう。
30代後半〜40代前半に心身の変化が訪れるプレ更年期から、めまいや吐き気に悩まされる人がいます。
この頃から、女性ホルモンの分泌量が低下し始めて自律神経が乱れるため、さまざまな不調が現れるのです。
浮動性めまい、回転性めまいのいずれかを感じる人が多いでしょう。
プレ更年期には、吐き気をともなう頭痛がみられることも。
更年期障害によるめまいや吐き気だと思っていたら、別の病気が隠れている可能性も。
自己判断で見過ごすのは危険なため、できるだけ早めに病院を受診するのをおすすめします。
ここからは、更年期障害以外にめまいや吐き気を引き起こす病気についてみていきましょう。
良性発作性頭位めまい症は、頭を動かした時に視界が回ったり、揺れたりする回転性めまいや、それにともなう吐き気が特徴の耳の病気です。
閉経後の女性や、長時間のデスクワーク作業をしている人にみられます。
メニエール病は、激しいめまいや吐き気がくり返し起こる病気です。
めまいや吐き気に、耳鳴りや難聴を伴います。
30代〜50代に多く、過労や睡眠不足、ストレスなどが引き金で症状が現れることが多いです。
ふわふわと身体が傾く感覚がしたり、静止している物が動いて見えたりします。
発作時には自律神経の働きが乱れるため、吐き気が現れることもあるでしょう。
血圧が高いと、めまいや吐き気が現れることがあります。
更年期に入ってエストロゲンが減少すると、動脈硬化が進むため高血圧になりやすいです。
自覚症状がないケースも多いですが、定期的に血圧を測定し、重大な病気につながる前に医療機関で相談すべきでしょう。
めまいは、脳の血管が破れたり詰まったりする「脳出血」や「脳梗塞」などが原因でも起こるため、注意が必要です。
- 呂律が回らず、話しにくいと感じる
- 手足のしびれや顔の歪みが出ている
- 激しい頭痛がある
こうした症状がみられた場合は、夜間でもすぐに病院を受診しましょう。
更年期のめまいや吐き気を感じた時の対処法を知っておくと、少しは気持ちが楽になるでしょう。
ここからは、症状が出た時の対処法や、日々の生活で気をつけるべきことを紹介します。
めまいや吐き気が出た場合は、すぐに安静にして深呼吸をくり返しながら、症状が落ち着くまで待ちましょう。
転んでけがをすることがあるため、無理に動かずにしゃがんだり、壁にもたれかかったりして休むことが大切です。
家にいるなら、横になって楽な体勢をとることをおすすめします。
症状が落ち着かない場合は、医療機関を受診してください。
自律神経の乱れが原因の浮動性めまいは、日常生活を見直すことで改善する場合があります。
- 7時間~8時間の十分な睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事を選ぶ
- 適度な運動をする
- リラックスタイムを設ける
- 毎日湯船に浸かる
ウォーキングや水泳などの有酸素運動には、血行を促してめまいの原因となる脳への血流不足を防ぐ効果が期待できます。
ストレスによって症状が悪化することもあるため、心身をリフレッシュさせるのも大切です。
めまいや吐き気がある場合は、自分を労わる生活習慣に整えましょう。
更年期のめまいや吐き気を、市販薬で改善したいと考える人は多いでしょう。
これらの症状を予防するには、身体のバランスを整える効果が期待できる漢方薬も効果的です。
ここからは、更年期のめまいや吐き気に効果的な市販薬や漢方を紹介します。
ただし漢方が体質に合わない場合、症状が改善しないばかりか、悪化するおそれもあるため、服用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。

命の母A
小林製薬株式会社
命の母Aは、血行を促して身体を温めることで、ホルモンバランスや自律神経の乱れから起こる症状の改善が期待できる薬です。
13種類の生薬とビタミン、カルシウムなどが配合されています。
更年期障害によるめまいにも使える薬ですよ。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
メーカー各社
当帰芍薬散は、虚弱体質の冷え性で貧血の傾向がある人のめまいや動悸などに用いられる漢方です。
女性の悩みによく使われる漢方で、全身に栄養を与えて血行をよくすると同時に、水分代謝を整える効果が期待できます。

苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)
メーカー各社
苓桂朮甘湯は、周りがぐるぐる回る感覚があったり、ふらふらしてまっすぐ歩けなかったりする人におすすめの漢方です。
ストレスを溜めやすい人にもすすめられます。
体力があまりなく、めまいやふらつき、のぼせや動悸がある場合に使用される薬です。
更年期のめまいや吐き気で日常生活に支障が出ているなら、婦人科を受診しましょう。
閉経前後に減少するエストロゲンを薬を使って補う「ホルモン補充療法」や、症状や体質に合った漢方で対応します。
耳鼻科や脳神経外科への受診が必要な場合は、医師から説明がありますよ。
更年期は、ホルモンバランスが大きく変化するため、自律神経が乱れやすく、めまいや吐き気に悩まされる女性が多いです。
天井がぐるぐる回るような回転性めまいや、身体が宙に浮くような浮動性めまいと、それに伴う吐き気は、ホットフラッシュや発汗、イライラなど、ほかの更年期症状と併発することも少なくありません。
更年期障害だけでなく、メニエール病や高血圧などの病気でも、めまいや吐き気は起こるため、原因を自己判断するのは危険です。
婦人科を受診し、正しい診断や治療を受けましょう。
- ホルモンバランスと自律神経の乱れが原因で、更年期のめまいや吐き気が起こる
- 30代後半~40代前半のプレ更年期から、めまいや吐き気に悩まされる人も
- めまいと吐き気を更年期が原因と自己判断せず、できるだけ早めに病院を受診するのをおすすめ
- 生活習慣を見直すことで、自律神経が整い、めまいや吐き気が改善することも
- 更年期のめまいや吐き気には、身体のバランスを整える漢方が効果を発揮する