「生理になった時に周りの人に伝えるのが恥ずかしい」「仕事を休みたいけれど、男性の上司には言いにくい」と感じている女性は多いでしょう。
生理そのものは、自然な身体現象であり、恥ずかしいものではありません。
しかし「生理と言わずに済む、かわいい言い換えが知りたい」「ビジネスで使える言い方はないだろうか」と思う人も多いです。
今回は、生理の言い換えについて、かわいい言い方やビジネスで使える表現などを解説します。
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生理とは「月経」とも呼ばれ、女性ホルモンの変化によって生じる生理周期の中で、経血が排出される期間をさします。
女性特有の身体機能のため、男性に伝えるのが恥ずかしいと感じる人は多いでしょう。
あるいは「もう少しかわいい表現がいい」と思う人もいるかもしれません。
生理の言い換え表現の例は、以下のとおり。
- 女の子の日
- レディースディ
- 月のもの
- 月のリズム
- あの日
- ブルーディ
- シンデレラウィーク
- プリンセスウィーク
上記の婉曲表現を使えば、日常会話で取り入れる際に、恥ずかしさも軽減されるはずですよ。
生理2日目~3日目は特に生理痛(月経痛)などの症状が強いため、仕事や学校を休みたいと思うこともあるでしょう。
「今は生理のため、休みます」とはっきり伝えると、誤解を招くおそれはなくなります。
しかし、相手が男性の上司や教員だと、気まずい空気になるのが嫌だと感じる人も少なくありません。
ここからは、ビジネスや学校を休む時に使える表現や、仕事を休む場合に活用できる生理休暇について解説します。
生理で休みたいときには、次のような工夫がおすすめです。
- 「毎月の体調の変化」と伝える
- 生理痛と伝えるのではなく、腰痛や腹痛などの症状に言い換える
- 女性の上司や保健室の先生を通して伝える
生理痛で仕事を休む時の上手な伝え方は、以下の記事でくわしく解説しているので、参考にしてください。

生理休暇制度は、働く女性の権利として正式に定められているものです。
労働基準法第68条では「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない」と書かれています。
しかし「男性上司に言いにくい」「周りが使っていないため、自分も活用できない」と悩んでいる人が多いことが、厚生労働省の調査によってわかっているのです。
鹿児島の銀行では、生理休暇を「ウェルネス休暇」と変え、男女ともに利用できる休暇として、不妊治療や健康診断などでも活用できるような工夫をしています。
参考:厚生労働省「働く女性と生理休暇について」
生理とまっすぐに伝えられず、言い換えたくなるのは「生理は恥ずかしいもの」という意識があるからかもしれません。
トイレに行く際に生理用品を隠したり、生理不順による体調不良をごまかしたりする人も多いでしょう。
昔は「生理は穢れたもの」と考えられてきたことや、オープンにしにくい性に関することが原因の可能性が考えられます。
ただし、以前よりも生理に関する情報も増えてきているうえ、恥ずかしいことではないと考える女性も増えてきていますよ。
男性でも、生理によるつらい症状を理解したいと考える人も多いため、生理について話し合うのもよいでしょう。
男性でも生理について理解できる記事は、以下のとおりです。

生理を言い換える時は、女の子の日や月のものなどの表現が使われます。
かわいい婉曲表現では、シンデレラウィークやプリンセスウィークも使われるようになってきました。
ビジネスシーンでは「生理による不調です」とはっきりと伝えるほうが誤解を招かずに済みますが、言いにくい場合は症状を伝えるのもよいでしょう。
しかし、生理は恥ずかしいものではなく、言い換えない人も増えています。
周りの人に生理のつらさを知ってほしいと思うとき、勇気を出してストレートに伝えてみるのはいかがでしょうか。
- 生理の言い換え表現は、女の子の日や月のもの、ブルーディなど
- ビジネスシーンでは、体調不良に焦点を当てた伝え方がおすすめ
- 生理休暇制度は、労働基準法で定められているが、使いにくいと感じる人が多い
- 生理は恥ずかしいものではなく「生理」という言葉を使う人も増えてきている