ピルを服用しているのにもかかわらず、不正出血が起こると不安になりますよね。
今回はピル服用中の不正出血について、以下のことを解説します。
- ピル服用中の不正出血はストレスと関係があるのか
- 不正出血を起こす原因
- ピル服用中の不正出血で悩んだときの対処法
ピル服用中の不正出血で悩んでいるときに、ぜひ参考にしてください。
ピルを服用していても、不正出血が起こったときはストレスが関係している可能性があります。
ただし、ピルを服用しているかどうかにかかわらず、ストレスは不正出血の原因になりやすいのです。
ストレスには、精神的なものだけではなく、睡眠不足や過労など身体的なものも含まれます。
ストレスが強くかかると、排卵をコントロールする仕組みに影響が出ることで、卵巣機能が低下します。
卵巣機能が低下すると、ホルモンバランスが乱れるため、不正出血が起こりやすくなるのです。
ストレスによって不正出血を起こさないように、日ごろからストレス対策を行うと良いです。
以下のポイントに気を配るようにしましょう。
- 睡眠時間は6時間以上を目安にする
- 栄養バランスのとれた食事を、1日3食規則正しく食べる
- ヨガやウォーキングなど軽い運動をする
- 映画鑑賞や読書などゆっくり過ごす時間を作る
- 38~40度のぬるめのお風呂に浸かる
ストレス対策をしていても、不正出血が続く場合は、ほかの原因が考えられます。
次から詳しくみていきましょう。
不正出血には、大きく分けて機能性出血と器質性出血の2種類があります。
機能性出血はホルモンバランスの乱れが原因で起こり、器質性出血は子宮や膣の病気がきっかけとなって起こります。
不正出血を起こす具体的な原因について、ひとつずつ確認していきましょう。
不正出血は、ピルの飲み始めによくみられる副作用です。
ピル服用開始後、1〜2ヶ月の間に不正出血がよくみられます。
ピルの服用によって女性ホルモン量が変わり、体が慣れていないため、不正出血が起こりやすくなるのです。
ほとんどの人がピルを継続服用することで、不正出血の症状が改善します。
また、ピルの飲み忘れがあると、ホルモンバランスが崩れやすく、不正出血が起こりやすくなります。
子宮や卵巣の病気がある場合、不正出血が起こりやすくなります。
子宮の病気には、子宮筋腫・子宮頸がん・子宮内膜症などがあり、卵巣の病気には、卵巣嚢腫・多嚢胞性卵巣症候群などがあります。
子宮や卵巣に病気があるときは、不正出血のみならず、激しい生理痛があったり、生理時の出血量が多かったりするなど、さまざまな月経トラブルがみられるのもひとつの目安です。
不正出血は、卵巣機能不全と呼ばれるホルモンバランスの乱れによっても起こります。
卵巣機能不全になる原因には、ストレス・ダイエット・肥満・過度な運動などが挙げられます。
卵巣機能不全になると、ホルモンの分泌量に影響が出たり、正しく排卵が行われなかったりして、子宮内膜がはがれやすくなるため、不正出血になりやすいのです。
クラミジア、淋菌、トリコモナスなどの性感染症にかかると、膣や子宮頸部が炎症を起こすことで出血することがあります。
不正出血のほかに性感染症では、おりものの量が増えた・外陰部のかゆみや痛みなどの症状もみられます。
一部の性感染症は、治療せず放置すると不妊症の原因につながるため、早めに診療・検査を受けることが大切です。
そのほか不正出血が起こる原因として、着床出血・子宮外妊娠・流産など妊娠に関連するものや、性交渉による外陰部や膣の裂傷が挙げられます。
また、ピルを服用中にほかのサプリメントや薬を服用し、飲み合わせが悪かった場合は、ピルの効果に影響が出て不正出血を起こすことがあります。
ピルを服用中に不正出血が起きた場合に、どのように対処したらよいか、3つのポイントでみていきましょう。
ピルを服用している期間が1〜2ヶ月であったり、ピルを飲み忘れたりして、不正出血が起きているときは、処方されたピルを医師の指示通り継続服用しましょう。
特にピルを初めて服用した1周期目は、30~40%の人に不正出血がみられます。
出血量が少ない場合は、継続服用することで体内のホルモン量が安定するため、不正出血の症状がおさまります。
ピルの飲み忘れを防ぐために、夕食後や寝る直前など自分にとって忘れにくい時間帯を選んで服用するとよいです。
ピルを継続服用しても不正出血が1週間以上続くようなら、一度婦人科を受診しましょう。
ピルを3ヶ月以上服用していても、たびたび不正出血がみられるようなら、ピルの種類を変更するのもひとつの方法です。
ピルに含まれているエストロゲン量が少ないほど、不正出血が起こりやすくなります。
体質にもよりますが、ピルの種類を変更することで、不正出血が止まる人もいるため、試してみたい場合は医師と相談しましょう。
ピルを長期服用しているにもかかわらず急に不正出血が起こったり、生理痛などの症状が改善しなかったりする場合は、婦人科系の病気や性感染症などが見つかる可能性があります。
子宮内膜症のようにピルの服用で症状が軽くなる病気もありますが、子宮がんや性感染症などはピルを続けて服用しても症状の改善はみられません。
ピルを正しく服用していても不正出血が続いたり、ひどい生理痛があったりする場合は、医療機関で検査を受けるようにしましょう。
ピル服用中の不正出血は、ストレスが影響することもありますが、ピルの服用に関係なく、ストレスは不正出血を起こす原因のひとつです。
睡眠を十分とったりリラックスする時間を作ったりするなど、日ごろからストレス対策を行いましょう。
ピルの服用期間が短かったり、ピルを飲み忘れたりすることも、不正出血の原因です。
ほかにも不正出血の原因として、子宮や卵巣の病気・ホルモンバランスの乱れ・性感染症などが挙げられます。
ピルの服用を続けていても、不正出血が長引いたり出血量が多かったりする場合は、婦人科を受診して検査を受けるようにしましょう。
- ピル服用中の不正出血は、ストレスが関係している可能性がある
- ストレスはピルの服用にかかわらず、不正出血を起こす原因のひとつ
- ピルの服用期間が短かったり、ピルを飲み忘れたりすると不正出血が起こりやすい
- 不正出血の原因には、子宮や卵巣の病気・ホルモンバランスの乱れ・性感染症などがある
- 不正出血が長引いたり、出血量が多かったりする場合は、婦人科を受診すること
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