生理を自力で早める方法はある?ツボ押し・食事などで早められるのか解説

旅行や試験、仕事などの予定が生理日と重なりそうで、生理を早める方法を知りたい人は、とても多いものです。

できれば薬を使わずに、自力で早めたいと考える人もいるでしょう。

今回は、生理を自力で早める方法の有無や、ピルによる月経移動のやり方、注意点を解説します。

ピル以外に生理周期を整える方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

生理を自力で早める方法はある?

結論、生理日を自力で早める方法はありません。

生理には女性ホルモンが関係していて、ホルモンバランスを自力でコントロールすることはできないからです。

生理周期に個人差はあるものの、おおむね日数が固定されているため、薬を使わずに自力で早めることは不可能です。

ここからは、生理を自力で早める方法として噂される情報について、詳しく解説します。

生理を早める方法でツボ押しは効果がある?

生理を早める方法として、ツボ押しが紹介されることがあります。

しかし、これには医学的根拠はありません。

血流をよくすることで生理周期を安定に保つ効果は期待できるため、生理が遅れている人にはおすすめです。

生理を早める食べ物はある?

「チョコレートや豆乳を飲むと、生理が早まる」という情報もありますが、こちらも医学的根拠はなく、生理日を早める食べ物は存在しません。

むしろ、砂糖や脂肪が多いチョコレートを過剰摂取すると、身体を冷やしたり生理痛を悪化させたりする可能性があります。

チョコレートに含まれる「チラミン」が子宮を収縮させ、生理痛が強まるおそれがあるため、できるだけ控えるべきでしょう。

生理を早めるにはどうする?

生理を早めるには、ピルの服用が確実です。

ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種の女性ホルモンが配合された薬のこと。

ここからは、中用量ピルによる生理移動のやり方や、低用量ピルによる生理周期の調整について解説します。

中用量ピルによる生理移動

生理移動とは、予定と生理日が重ならないように、生理日をずらすことをさします。

一般的に月経移動に使用されるのは、中用量ピルです。

ここからは、生理移動のやり方や当日に生理を来させることの可否について解説します。

生理移動のやり方は?

生理を早めるには、その前の生理開始日から5日目までに中用量ピルを飲み始めて、10日以上連続して服用します。

生理が来てほしい日の2日〜3日前に服用を止めると、2日〜4日で生理が起こりますよ。

生理を当日に来させることは可能?

生理日を早める方法としてピルは有効ですが、生理を当日に来させるのは不可能です。

受験や旅行など生理が来てほしくない日が決まったら、できるだけ早く婦人科を受診し、生理移動ピルを処方してもらいましょう。

遅くとも、ずらしたい生理の前の生理期間中の5日目までに婦人科で相談してくださいね。

低用量ピルによる生理周期の調整

普段から生理不順があり生理を早くこさせたいと思う人や、生理痛や月経血が多いことに悩んでいる人は、低用量ピルの服用を検討しましょう。

低用量ピルは、中用量ピルよりも卵胞ホルモンが含まれる量が少なく、副作用が軽減されている薬です。

低用量ピルを服用すると、子宮内膜が厚くなるのを抑えられるため、月経血の減少が起こります。

月経血が減ると子宮の過剰な収縮を抑えられて、生理痛の緩和も期待できるでしょう。

ホルモンバランスの乱れが改善して、生理周期も整っていくのもメリットです。

低用量ピルの服用中も、月経移動はできます。

詳しくはピル処方医に相談してください。

ピルの服用で注意すべき点

ピルによる生理日移動そのものは、特に大きな問題がありません。

ピルの服用を止めれば数日で消退出血が起こり、次の生理もこれまでの月経周期どおりに来るからです。

ただし、ピルの服用中は副作用が出ることがあります。

ピルが服用できないケースもあるのを知っておきましょう。

副作用

月経移動ピルに用いる中用量ピルは、女性ホルモンを含む量が低用量ピルよりも多いため、副作用を感じる頻度が高いです。

低用量ピルの飲み始めも、以下に示す副作用が出やすいため注意しましょう。

  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛
  • 胸の張り
  • 体重増加・むくみ
  • 肌荒れ

血栓症という重大な副作用が起こることもあります。

  • 激しい頭痛やめまい
  • 手足のしびれやふくらはぎの痛み
  • 胸の痛みや息切れ
  • 目のかすみ

これらは血栓症の初期症状の可能性があるため、すぐに病院を受診してください。

ピルを服用できないケース

持病や生活習慣によっては、ピルによる生理移動がおこなえないことがあります。

  • 血栓症になったことがある
  • 高血圧がある
  • 乳がんの治療中である
  • 妊娠の可能性がある
  • 授乳中
  • 35歳以上で1日15本以上煙草を吸う

ピルを服用できるかどうか不安な人は、できるだけ早めに婦人科で相談してください。

ピル以外に生理周期を整える方法

「生理予定日になっても生理がきそうでこない」など生理不順に悩んでいる人は、月経周期を整える方法を取り入れるのがおすすめです。

ここからは、日々の生活で意識したいことを紹介します。

ツボを押す

生理周期を整えるには、以下のツボを押すとよいでしょう。

  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上の部分
  • 勇泉(ゆうせん):足の指を曲げた時にできるくぼみの部分
  • 隠白(いんぱく):足の親指の外側にある爪の付け根の部分
  • 血海(けっかい):膝の皿の内側から指3本上にある部分

これらには、血流を改善したりホルモンバランスや自律神経を整えたりする効果が期待できます。

ツボを押す時は、息を吐きながら5秒かけてゆっくり押し、息を吸いながら5秒かけてゆっくり力を抜きましょう。

痛みを感じるほど強かったり速すぎたりする刺激では、交感神経を働かせて逆効果になることがあります。

少し痛いけれど気持ちよいと感じる力加減で、じんわりと押してください。

食生活を整える

生理を早める単一の食べ物はありません。

ホルモンバランスを整えるためには、必要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。

  • 血流をスムーズにし、ホルモンバランスを整えるビタミンE
  • 女性ホルモンのもとになるたんぱく質
  • 卵胞ホルモンと同じような作用をもつイソフラボンを含む大豆製品

また、太りすぎや痩せすぎはホルモンバランスを乱し、生理不順を招く可能性があります。

栄養バランスのとれた食事をしっかり摂り、適正体重を維持してください。

運動を取り入れる

運動には、全身の血行を改善したり、自律神経やホルモンバランスを整えたりする効果が期待できます。

  • ヨガ
  • ウォーキング
  • ランニング
  • ストレッチ
  • ピラティス

これらはストレス発散にもつながるため、生理周期を整える習慣として取り入れましょう。

生活習慣を見直す

生理不順がある人は、生活習慣を見直してください。

  • 身体を温める
  • 良質な睡眠をとる
  • 揚げ物やファーストフードを控える
  • 欠食や偏食をしない

ストレスが溜まると自律神経が乱れ、ホルモンバランスにも悪影響をおよぼします。

生理がこないと不安になることもありますが、リラックスして過ごしましょう。

生理を自力で早める方法はない!ピルによる月経移動を検討するとともに生理周期を整える生活を

ツボ押しや食事などの、生理を自力で早める方法はありません。

すでに予定が決まっていて生理を早めたい人は、婦人科で月経移動ピルを処方してもらいましょう。

ただし、ピルを服用しても、当日に生理を来させることは不可能な点に注意してください。

生理不順でなかなか生理が来ない人は、日頃の生活習慣を見直し生理周期を整えましょう。

この記事のまとめ
  • ホルモンバランスはコントロールできないため、生理を自力で早める方法はない
  • 生理を早めるツボ押しや食べ物には医学的根拠はない
  • 生理を早めたい場合は、中用量ピルによる生理移動を検討しよう
  • ピルによる月経移動そのものに問題はないが、吐き気や頭痛、血栓症の副作用に注意して
  • 生理不順がある人は、食生活やストレスの発散など、生活習慣を整えよう

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