クラミジアに感染してしまうと、パートナーへの伝え方に悩みますよね。
「浮気を疑われるのではないか」と考え、パートナーに言えない人も多いです。
今のパートナーとしか性交渉をしていないのに、クラミジアになることはあるのでしょうか。
感染をパートナーに伝えずに、自分だけ治療してもよいのかも気になりますよね。
今回は、クラミジアになる原因や、感染してしまったときのパートナーへの伝え方、感染予防法を解説します。
クラミジア感染症とは、クラミジア・トラコマティスを病原体とする性感染症です。
性感染症の中でも、感染者数が最も多いとされています。
なかには、クラミジアの感染経路に心当たりがなくとまどう人も。
今の彼氏や旦那としか性交渉していないのに、感染することはあるのでしょうか。
ここからは、クラミジアになる原因をみていきましょう。
性器クラミジアの感染経路は、感染者との性交渉です。
性病の中でも特に感染率が高く、コンドームを使用せずに性交渉すると、約50%の確率で感染します。
女性が感染したときの症状は、おりものの量や色、匂いの変化です。
残尿感や排尿回数などの膀胱炎の症状や、不正出血がみられる場合も。
しかし、多くの場合は症状が軽く、感染が見過ごされてしまうのです。
性器クラミジアを放置すると、子宮頸管炎や卵管炎まで発展し、症状が進行すれば不妊症や子宮外妊娠の原因になります。
また、最近はオーラルセックスで喉に感染する咽頭クラミジアもあり、ディープキスなども感染経路になることも。
彼氏や旦那としか性交渉していなくても、クラミジアにかかることも。
以前に彼氏や旦那が感染しており、知らない間にうつされていた場合は、ほかの人と性交渉の機会がなくとも感染するリスクがあります。
クラミジアに感染しても、男性では約50%、女性では約80%は無症状で、感染が見過ごされることが多いです。
そのため、パートナー間で何度もうつし合うピンポン感染に発展する場合もあります。
過去のパートナーからクラミジアをうつされたことに、今まで気づかなかったケースもあります。
症状が軽いと感染を自覚できず、長い間見逃されてしまうことも。
また、咽頭クラミジアでは、約90%で症状が出ないといわれています。
咽頭痛や発熱などの症状が出ても、風邪と区別がつきにくいので、発見が遅れがちです。
感染経路に心当たりがない人は、過去に感染して気づかなかったケースが多いですよ。
検査で陽性反応が出た時点で、クラミジア感染をパートナーに伝えましょう。
「お互いにうつし合わないために、検査や治療を受けてほしい」と話してください。
「浮気を疑われて、パートナーとの関係性に悪影響があるのではないか」と気になり、クラミジアを隠してしまう人がいます。
しかし、感染に気づいていない今のパートナーがあなたにうつしたり、過去のパートナーから感染したりしたのが突然発覚することも。
クラミジアは、特定の相手しかいなくても感染するリスクがあることを、パートナーにしっかり伝えてください。
また、クラミジアは感染しても免疫を獲得せず、パートナーからの再感染が多い性感染症です。
パートナーのどちらかが感染していれば、相手に感染させるリスクがあり、ピンポン感染を引き起こす可能性があると伝えることも大切です。
自分でうまく伝えられる自信がないなら、診察時に医師に伝え方を相談してくださいね。
クラミジアに感染したことがわかっても「自分だけ治療すればよいのではないか」と考えて、パートナーに秘密にする人も。
しかし、パートナーが感染していた場合に治療せずに放置すると、あなたが再感染するリスクがあります。
クラミジアは自然治癒せず、無治療では菌が体内に残ったままです。
お互いの健康のために、パートナーの感染の有無や治療の必要性を確認してもらいましょう。
ここからは、クラミジアの検査や治療について解説します。
もしパートナーに症状がなくても、必ずクラミジアを含む性病検査を受けてもらいましょう。
男性がクラミジアに感染すると、尿道分泌物や排尿時痛がみられることもありますが、無症状のケースも多いです。
「無症状だから大丈夫」と検査を受けないと、感染が見逃されてしまうおそれがあります。
男性は、尿検査でクラミジア感染の有無を確認できます。
症状がなくとも感染している可能性があることを伝えて、泌尿器科を受診してもらいましょう。
もし2人ともクラミジア感染がわかったら、同じ時期に抗菌薬による治療を受けましょう。
もし自分だけ治療したとしても、パートナーの体内に原因菌が残っているなら、再び感染してしまいます。
パートナーの分の薬を一緒にもらうことはできないため、女性は婦人科、男性は泌尿器科をそれぞれ受診し、抗菌薬を処方してもらってください。
治療後に再検査を受け、2人とも完治したとわかるまでは、性交渉は控えましょう。
また、飲み忘れや自己判断での中断は耐性菌の原因になり、1回の治療で完治しないケースが出てきます。
症状が消失しても、医師に処方された薬は飲み切ってくださいね。
クラミジアは何度も感染するリスクがあるため、完治後も感染予防が必要です。
ここからは、クラミジア感染を防ぐ方法について解説します。
パートナーと一緒に感染予防に取り組みましょう。
コンドームは、クラミジアをはじめとした性感染症を予防するのに効果的です。
避妊目的でピルを服用していても、性病を防ぐためにコンドームを使用しましょう。
ただし、オーラルセックスでも感染するため、挿入時以外でも粘膜が接触する際はコンドームをつけてくださいね。
性交渉をもつ相手をひとりに絞り、不特定多数との性交渉を控えましょう。
不特定多数との性交渉をもつと、知らないうちにクラミジアをうつされるおそれがあります。
また、自分がクラミジアの感染源になる可能性もあるので、注意が必要です。
感染予防をしていても、年に1回性感染症検査を受けて、定期的に感染の有無を確認しましょう。
クラミジアは、男女ともに不妊の原因になりえます。
また、クラミジア感染に気づかずに女性が妊娠すると、子宮外妊娠や流産、早産を引き起こしたり、出産時に母子感染したりするおそれも。
これから妊活を始める人や将来妊娠を考えている人は特に、クラミジアをはじめとした性感染症予防・早期発見のために、定期的に検査を受けてください。
クラミジアに感染している人の20~30%は、淋菌感染症を併発するといわれているため、クラミジアと淋菌感染症を同時に検査しましょう。
クラミジアに感染すると「彼氏や旦那に浮気を疑われて、別れを切り出されるのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、クラミジアは特定の人としか性交渉をしていないのに感染することがあります。
クラミジアの感染経路や感染源を見つけるのは困難です。
それよりも、お互いにうつすリスクをなくすために、パートナーにも検査や治療を受けてもらいましょう。
また、クラミジアは何度も感染するリスクがあるため、完治してもコンドームの使用や定期的な検査などで感染予防を徹底してくださいね。
- クラミジアは特定のパートナーしかいなくても感染が見つかるケースがある
- お互いの体のためにクラミジアに感染していることを伝えよう
- 無症状でも感染している可能性があるため、症状がなくとも検査や治療を受けてもらう
- 2人同時に治療をおこない、お互いに完治がわかるまでは性交渉を控える
- 再感染のおそれがあるため、完治後も感染予防を徹底しよう
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