生理中にチョコを食べたくなるのはなぜ?生理時の体に良い食べ物も解説

生理前から生理中は、チョコレートなどの甘い物が欲しくなりますよね。

生理中にチョコを大量に食べてしまった後に「生理中にチョコはダメ」という情報を見てしまって、不安になった人もいるでしょう。

なぜ、生理中にはチョコを食べたくなるのでしょうか。

また、生理中の身体に悪影響があるのかも気になりますよね。

今回は、生理中にチョコを食べたくなる理由や、生理時の身体に良い食べ物を解説します。

生理でチョコを食べたくなるのはなぜ?

生理前や生理中は、女性ホルモンの影響で血糖値が低下しやすく、下がった血糖値を上げようと甘い物が食べたくなりやすいです。

特に生理前は、血糖値を下げる作用のあるインスリンの作用が弱まると考えられています。

また、眠気や甘い物が欲しくなるなどの症状は、PMS(月経前症候群)の可能性も。

ホルモンバランスの乱れによって生じるイライラや、情緒不安定を一時的に緩和するために、チョコに手が伸びることもあります。

生理中にチョコを食べるとどうなる?

「生理中にチョコを食べると経血量が増える」「チョコは生理を遅らせる」といった情報が散見されるため「生理中にチョコを食べてしまったのはだめだった?」と不安になる人もいますよね。

また、生理中にチョコを食べた時の効果や、生理痛への影響も気になるかもしれません。

ここからは、生理中にチョコを食べた時に起こりうることを解説します。

リラックス作用のある成分や鉄分を摂取できる

カカオチョコレートには「テオブロミン」という成分や、生理中に不足しがちな鉄分が含まれています。

テオブロミンとは、セロトニンを増加させたり、食欲を抑制したり、リラックスさせたりする作用があるといわれている成分です。

生理中のホルモンバランスの変化や、経血の排出によって不足する成分を補おうとして、チョコレートを欲する人もいるかもしれません。

生理痛が悪化する

チョコに含まれる砂糖やカフェインには、身体を冷やす作用があるため、生理中にチョコを摂りすぎると、血流が滞って生理痛が悪化する可能性があります。

また、チョコレートには血管や子宮を収縮させる「チラミン」という物質が含まれているため、痛みを強めるおそれも。

ただし、生理痛が悪化するのは、チョコなどの甘い物を食べたからではなく、子宮内膜症や子宮腺筋症、卵巣チョコレート嚢胞などの、病気が原因の可能性もあります。

月経痛以外に生理不順があったり、生理の度に痛みが悪化したりする場合は、婦人科を受診して治療を受けるのがおすすめです。

また「生理中にチョコを食べると経血量が増える」「チョコは生理を遅らせる」といわれていますが、医学的根拠はありません。

生理中にチョコ以外で摂取してもよい甘い物はある?

生理前や生理中にチョコなどの砂糖を含む物ばかり食べていると、急上昇した血糖値が急激に低下してしまいます。

そうすると、食欲やイライラが増して、さらに甘い物が欲しくなるという悪循環に陥ってしまうかもしれません。

この期間は、いつも以上に食事に意識を向けるのをおすすめします。

ここからは、どうしても甘い物を食べたい時におすすめの食べ物をみていきましょう。

また、生理中に避けたい食品もあわせてチェックしてくださいね。

生理痛を和らげる食べ物については、以下の記事で詳しく解説しています。

生理痛を和らげる食べ物は?栄養素別に食材を紹介

生理中におすすめの食品

生理前から生理中は、以下に挙げる食品の摂取がおすすめです。

  • ホルモンバランスを整える豆乳や大豆スナック
  • 鉄分を含むプルーン
  • リラックス効果や、ストレス軽減が期待できるピュアココア
  • 自然な甘さと噛み応えがある干し芋やドライフルーツ
  • 体を温める黒糖やショウガ、シナモン
  • 満腹感をもたらす食物繊維を含むこんにゃくゼリーや寒天、バナナ

「チョコなどの甘い物が欲しい」という気持ちを無理に抑え込むのではなく、摂取する食品を選ぶのが大切です。

生理中に避けたい食品

生理中は、以下に示す飲食物の摂りすぎに注意しましょう。

  • 砂糖を多く含む飲食物
  • 身体を冷やす冷たい飲食物
  • 血管収縮作用があるカフェインが含まれるコーヒーや紅茶
  • アルコール

生理前~生理中は、いつも以上に食事内容に気を配るべきです。

しかし、あまり気にしすぎるとストレスが溜まり、食欲増進や生理痛の悪化を引き起こす可能性があります。

チョコなどの甘い物を食べたくなったら、摂りすぎに注意して乗り切ってくださいね。

生理中にチョコを食べたいのは血糖値の低下やイライラが原因!いつも以上に飲食物に気を配ろう

生理中にチョコなどの甘い物を欲するのは、女性ホルモンの変動によって、血糖値が低下しているからかもしれません。

生理前から生理中にかけては、イライラしたり情緒不安定になったりして、チョコに手が伸びることも多いはず。

チョコからは、テオブロミンや鉄分が摂取できる一方、生理痛が悪化する可能性があるため、摂りすぎには注意が必要です。

生理前~生理中は、いつも以上に食事内容に気を配りつつ、この記事で紹介した甘い飲食物をうまく活用してくださいね。

この記事のまとめ
  • 生理前や生理中は、血糖値の低下やイライラによってチョコを欲しやすい
  • チョコに含まれる砂糖やカフェインによって身体が冷えて、生理痛が悪化することも
  • 生理痛が悪化するのは、子宮内膜症や子宮腺筋症などの病気が原因の可能性も
  • 「生理中にチョコを食べると経血量が増える」「チョコは生理を遅らせる」という情報に医学的根拠はない
  • 「チョコを食べたい」という気持ちを無理に抑え込まず、摂取する食品を選ぼう

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