生理がいつ来るか分からなくて、お出かけや旅行などの予定を入れるときに困ったことはありませんか?
学生の人は、試験日と生理が重ならないか心配になることもあるでしょう。
今回は、生理がいつ来るか管理する方法や毎月チェックできるサイン、生理予定日が乱れる原因について分かりやすく解説します。
生理周期が安定している人であれば、基礎体温や生理管理アプリを利用すると、次の月経予定日が分かりやすくなります。
女性の基礎体温は、生理周期に合わせて基礎体温が上下します。
基礎体温を記録すると、排卵日や生理のタイミングが予測しやすくなるのです。
次の生理が来る直前になると、基礎体温がグッと下がることが目安になります。
基礎体温とは、生きていく上で最小限必要なエネルギーを利用しているときの体温です。
基礎体温に一番近いのは、睡眠しているときであるため、基礎体温は起床時すぐに計るのがよいです。
月経が安定している女性の基礎体温は、月経開始から排卵するまでは低温期、排卵から次の生理が来る直前まで高温期になります。
28日周期の人であれば、低温期と高温期がそれぞれ2週間前後あります。
生理が順調に来ている人であれば、どのくらいの日数で生理が来ているか、生理周期をカウントする方法があります。
自分でも計算できますが、生理管理アプリを利用すると便利です。
現在はAI予測を搭載しているアプリが多いため、自分の生理に関するデータが集まると、より生理予測日が正確になります。
生理管理アプリは、生理周期の管理のほかに、基礎体温・体調・体重などが記録できるものもあります。
自分にとって使いやすいアプリを探すとよいでしょう。
生理周期が不安定な人でも、生理前に現れる体調変化をキャッチすると、次の生理日が来るタイミングをある程度予測できます。
生理前によくみられる具体的な症状は以下のとおりです。
次の生理が来る1週間前ごろから、眠気が現れやすくなります。
生理が来る前は、黄体ホルモンの分泌量が増えたことによる影響で、体温が高い状態が続くため、睡眠の質が下がってしまい、日中に眠気が起こりやすくなるのです。
日中も体温が高いことで、頭がボーッとしたり体がだるくなったりするため、眠気を感じやすくなります。
生理が来る1週間前あたりから、おりものの色や状態が変わることがあります。
よくみられる変化は以下のとおりです。
- 濁ったようになる
- 粘り気が強くなる
- 白色、黄色、薄茶色、ピンク色に変わる
- においが強くなる
生理が来る数日前になると胸が張り、ときには痛みを感じることがあります。
生理前は、黄体ホルモンが増えることによって、乳腺が刺激されたり体の水分量が増えてむくんだりすることで胸が張りやすくなるのです。
生理が来る数日前から、頭がズキズキと痛くなったり、体を動かすと頭が痛くなったりすることがあります。
頭痛がみられるのは、卵胞ホルモンの量が影響しています。
次の生理が来る直前は卵胞ホルモンの分泌が急に下がることにより、脳の血管が広がってしまうため、頭痛が起こりやすくなるのです。
生理が来る直前になると、それまで便秘していたのが解消することがあります。
基礎体温が黄体期に入ると、黄体ホルモンの分泌量が増えることによって、腸の動きが抑えられるため、便が固くなり便秘しやすくなります。
生理直前になると黄体ホルモンの分泌量が急に減るため、腸の動きがよくなり、お通じが改善されるのです。
生理が来るタイミングが安定しない原因はさまざまあります。
主な原因について確認していきましょう。
精神的な負担、疲労、睡眠不足などの強いストレスが続くと、生理周期が乱れやすくなります。
強いストレスがかかると、排卵を起こすシステムに影響が出て卵巣機能が低下することが理由です。
卵巣機能が低下すると、ホルモンバランスが崩れるため、生理不順を起こしやすくなります。
過度なダイエットは、生理不順の原因になります。
激しいダイエットを行うと、体に必要な栄養素が不足するため、脳が排卵を起こさないように命令を出すのです。
排卵が起こらないと卵巣の働きも悪くなり、ホルモン分泌が減ったり止まったりすることで、生理が来るタイミングがバラバラになります。
BMI値が25以上の肥満であると、生理不順が多くみられます。
太り過ぎたことにより、卵胞の成長が途中で止まる・卵巣の膜が厚くなり排卵できないなどの症状が起こるため、生理周期が乱れやすくなるのです。
多嚢胞性卵巣症候群、早期卵巣不全、頻発月経などの病気があると、ホルモンバランスが不安定になり、生理周期が乱れやすくなります。
子宮筋腫や子宮頸がんを発症すると、不正出血や生理痛がみられることもあります。
甲状腺機能低下症やバセドウ病など甲状腺の病気によって、生理不順になる可能性があります。
甲状腺ホルモンの分泌量が乱れると、卵胞が育たなかったり排卵を命令するしくみに影響を与えたりするため、生理が来るタイミングが乱れやすくなります。
生理不順を解消するには、ホルモン分泌を安定させることが必要です。ホルモンバランスを整えるために、日常生活で取り組めることを5つ紹介します。
ストレスを解消すると自律神経が安定して、ホルモンバランスが整いやすくなります。
読書・音楽・趣味などのリラックスする時間を作るようにしましょう。
栄養不足が続くと、体は生命を守るために生理が来ないように働きかけます。
食事は、1日3回規則正しく食べるようにしましょう。
栄養素が偏らないように、ごはんやパンなどの主食と、肉・魚・野菜などおかずをバランスよく摂ることも大切です。
睡眠不足は、ホルモンバランスが乱れる原因になります。
体の疲労を回復させる成長ホルモンは、寝始めてから3〜4時間の深い眠りの間に多く分泌されます。
そのため、毎日6時間以上は睡眠を取るように心がけましょう。
激しいスポーツを行うと、体に大きな負担がかかるため、排卵を起こす仕組みを止めてしまうことがあります。
ホルモンバランスを整えるには、ヨガやウォーキングなどの有酸素運動を1日30分程度、週3回以上行うのがおすすめです。
生活習慣を見直しても、生理周期が安定しないようなら、ホルモン分泌に影響を及ぼす病気が見つかる可能性があります。
生理不順を治療せず放置していると、将来不妊につながることもあるため、生理にかかわるトラブルがあるときは早めに婦人科クリニックで検査しましょう。
生理がいつ来るかは、基礎体温や生理管理アプリを利用したり、生理前にみられる症状をチェックしたりすることで、だいたいの予測ができます。
生理前にみられる症状は、眠気・おりものの変化・胸の張りなどです。
強いストレス・過度なダイエット・肥満などは、ホルモン分泌が不安定になり、生理周期が乱れる原因となります。
生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えることが大切です。
対策を行っても生理不順が続くときは、卵巣や甲状腺の病気が隠れている可能性があるため、婦人科クリニックを受診しましょう。
- 基礎体温や生理管理アプリの利用、生理前に出る症状のチェックで、生理予定日の予測は可能
- 生理前にみられる症状は、眠気・おりものの変化・胸の張り・頭痛・便通改善がある
- 生理周期が乱れる原因は、強いストレス・過度なダイエット・肥満・子宮や卵巣の病気・甲状腺の病気がある
- ホルモンバランスを整えるには、生活習慣の見直しが大切
- 生理不順が続くときは、婦人科クリニックを受診する
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