毎回同じようには訪れない生理。
「仕事中に急に生理が始まってしまった」「血液量がいつもよりも多く漏れてしまった」など、ナプキンの漏れに関する悩みを抱えている方は多いと思います。
誰でも経験があるとはいえ、できればこんな経験はしたくないものです。
今回は、ナプキンの漏れない付け方や生理用品の選び方について紹介します。
経血漏れは、学校や職場で起きてしまったら大変です。
「着替えを持ち合わせていなかった」「生理用品を用意していなかった」ということもあるでしょう。
どんな時に経血漏れの経験があるのか、みんなのエピソードを見てみましょう。
「授業中、生理が来たことに気付かず座っていたら、椅子についてしまうくらい漏れていました」
「授業中に漏れてしまいましたが、男性の先生だったのでなかなか言い出せず。気がついた友人が腰にジャージを巻いて、保健室に連れて行ってくれました」
「仕事中に、長時間トイレに行けずにいたら漏れてしまいました。色が濃いパンツを履いていたので目立ちませんでしたが、着替えがなかったのでトップスでなんとか隠してしのぎました」
「夜用のナプキンを装着していたにもかかわらず漏れてしまい、シーツまで汚してしまったことがあります」
「寝返りをうつときに、漏れてしまったことがあります」
「もうすぐ生理が終わりそうと思ってナプキンからおりものシートに替えたら、急にたくさん出血して漏れてしまいました」
「白いパンツをはいている日に漏れてしまったので、すごく恥ずかしかったです」
「電車で違和感を覚え、気付いたら漏れていました。すぐに立ち上がったので幸い座席は汚れずに済みました」
「小学4年生くらいの時に、ナプキンの付け方がよくわからないまま使っていました。ナプキンが経血を全然吸収してくれないので、生理になるたびに漏れないかすごく心配でした」
「なんの疑いもなくナプキンのシール側を皮膚に貼って使用し、剥がすたびに痛い思いをしていました。母との会話から、ナプキンを裏表逆につけていたことを知りました」
紹介したさまざまなエピソードの中には、共感できるものもあったのではないでしょうか。
経血漏れはできるだけ避けたいので、漏れないナプキンを正しく選びたいですね。
ナプキンを正しく選択するために、まず経血がどうして漏れてしまうのか原因を知っておきましょう。
ナプキンから経血が漏れてしまう場合、装着しているナプキンの吸水量よりも経血量の方が多いのかもしれません。
ナプキンは、製品によりサイズや吸水量に違いがあるので、パッケージに表示されている使用目安を確認しましょう。
また急にたくさんの出血があった時は、一時的にナプキンが血液を吸水しきれずに、漏れてしまうことも。
経血量が多いことが予測できる場合には、吸水力が高い「多い日用」などを選ぶようにしましょう。
ナプキンではなく、ショーツのサイズが合っていないケースも考えられます。
ショーツには、ナプキンを肌にフィットさせる役割があります。
ショーツのサイズが大きすぎると、ナプキンがデリケートゾーンに密着せずに血液が肌を伝って漏れやすくなるのです。
生理中は、締め付けの少ないゆったりしたショーツを履きたくなりますが、大きすぎるものではなく、程よくフィットするサイズを選びましょう。
外出時間が長いなどの理由で、なかなかナプキンを交換できない時も注意が必要です。
ナプキンは部分的に吸水できる量を超えた場合、漏れてしまう可能性があります。
膣口がナプキンの同じ位置に長時間当たっていると、徐々に吸水しにくくなり、漏れにつながってしまうのです。
月経過多(過多月経)とは、経血量が異常なほど多いことをいいます。
一般的な経血量は、約20~140ml程度。
これ以上出血が多い場合、月経過多とされますが、出血量を測るのは困難です。
そのため、以下のような症状が見られたら、婦人科に相談しましょう。
- 日中でも夜用のナプキンを使わないといけないほど経血量が多い日が3日以上続く
- 普通のナプキンでは1時間ももたない
- 月経期間中の2日以上レバー状の塊が出る
- 日常生活に支障が生じる
月経過多は気が付かないケースも多いため、気になる方は早めに受診してみてください。
それでは、漏れない商品の選び方や付け方をチェックしてみましょう。
仕事や学校などで長時間トイレに行けない日には、吸水量の多いタイプのナプキンを選ぶようにしましょう。
昼間だからといって必ずしも日中用を使用するのではなく、夜用を使うのもおすすめです。
また普段羽なしのナプキンを使用している場合には、羽つきのナプキンを使うのも良いでしょう。
羽つきのナプキンなら、ショーツに固定しやすいためズレにくく、横漏れを防げます。
就寝中は吸水力が高い夜用ナプキンがおすすめですが、寝相が悪くよくズレてしまう人はショーツタイプのナプキンをチョイスしてみましょう。
履くタイプなら、ナプキンのズレを予防し、横漏れや前後の漏れにもしっかり対応してくれます。
友だちとのお泊まり会や旅行など、どうしても漏れたくない時にも安心ですね。
活発に動く日には、スポーツタイプを使うのも良いでしょう。
スポーツタイプのナプキンは、体にフィットしやすい形状で動いても形が崩れにくいのが特徴です。
羽やショーツと密着させるためのテープ面積が広くなっているため、ズレにくいのもメリットです。
また経血を吸収する部分である吸収体が立体的になっているので、動いてもしっかり経血をキャッチしてくれます。
普段何気なく装着しているかもしれませんが、ナプキンは製品により吸収体がたくさん含まれている位置に違いがあります。
そのため膣口が当たる位置に、吸収体を多く含む部分が来るように装着すると漏れにくいでしょう。
しかし姿勢や体型によっては、正しい位置に装着しても前漏れや後ろ漏れをしてしまうことも。
まずはパッケージに表示されている方法で装着し、それでも漏れてしまう場合は、ナプキンを交換する際に経血が付着している位置を確認して微調整してみましょう。
ナプキンを変えてみたり、正しい位置に装着したりしてみても漏れてしまうという方は、他のアイテムと併用してみるのもおすすめです。
月経カップやタンポンは、ナプキンと同様に経血をキャッチするための生理用品です。
膣内に挿入し経血をキャッチするため、体の外に経血が漏れにくい仕組みになっています。
しかし、月経カップやタンポンでも使い方によっては漏れる場合があるので、説明書をよく読み正しく使用しましょう。
下着の上からスパッツなどを着用するのも漏れ対策に有効です。
スパッツなどを履くと下着のズレを予防し、ナプキンが体にしっかりフィットして経血の漏れを防いでくれるのです。
中には、サニタリースパッツという防水機能付きのタイプも。
サニタリースパッツなら、万が一漏れてしまっても経血が衣類までしみないように防いでくれるので、安心ですね。
いろいろな対策をしたにもかかわらず「経血が漏れてしまった」ということもあるでしょう。
いざという時に慌てないために、どんな対策を立てておくと良いでしょうか。
生理期間中は、色が濃い服を選んでおくと安心です。
経血が漏れてしまった場合でも、色が濃い服装であれば目立ちにくくなります。
特にボトムスは、デニムにしたり、ブラックやネイビーなど濃い色のものを選んだりすると良いでしょう。
急に生理が始まってしまったり、思いがけない出血量だったりする場合、下着を汚してしまうことがあるでしょう。
最初は洋服まで影響していなくても、汚れた下着のまま過ごしていると徐々に血液が移ってしまうこともあります。
そのため、いつでも着替えられるように予備の下着を用意しておくと安心でしょう。
寝ている時に漏れてしまうとシーツまで交換をしなければならず、洗濯が大変です。
生理中に寝る時は、ベッドや布団にバスタオルを一枚敷いておくだけでも、万が一漏れてしまった時に洗濯の手間が省け、安心して眠れます。
ナプキンの付け方は、誰かに教えてもらう機会がなかなかないため、正しい方法を知らなかった方もいるのではないでしょうか。
正しい付け方をするだけでも、生理中の経血漏れの不安が軽減できそうです。
ナプキンを購入する際にも、その日の経血量や活動内容に合わせたものを選ぶと良いでしょう。
ナプキンを装着する時や選ぶ時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 経血漏れを経験している女性は多い
- 経血量やサイズに合っていないナプキンは漏れやすい
- 交換できない時は多い日用や夜用ナプキン、よく動く日はスポーツ用ナプキンがおすすめ
- 生理期間中は濃い色の服を着たり、下着を持ち歩いたりすると安心
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