生理が予定日より何日も遅れて、不安になったことはありませんか?
なかには妊娠したのではないかと、気になって仕方ない人もいるでしょう。
今回は、生理が何日か遅れたら妊娠の可能性があるのかを解説します。
さらに、妊娠初期症状や検査薬を使うタイミングも一緒に確認しましょう。
女性のホルモン分泌は、ストレスや寝不足などのちょっとした条件に左右されやすく、月経が規則正しい人でも何日か遅れることがあります。
日本産婦人科医会が定めた目安で、正常な生理周期の変動は6日以内です。
そのため、生理周期が順調な人で、月経予定日から7日以上遅れても生理が来ないときは、妊娠の可能性があるかもしれません。
もともと生理不順のある人は、妊娠なのか生理が遅れているだけなのか、日数だけでは判断できないため、病院を受診しましょう。
月経が遅れること以外に、妊娠の可能性があるときの症状はさまざまあります。
代表的な初期症状は以下のとおりです。
- 37度前後の微熱が続く
- 吐き気や胃のむかつきがある
- 胸が張る
- 眠気が強い
- おりものが増える
- 体のだるさがある
- めまいや立ちくらみがある
妊娠すると生理予定日を過ぎても、基礎体温の高温期が続くため、日ごろから基礎体温をつけてチェックしておくと良いでしょう。
生理が予定日から7日以上経っても来ない場合、または、直前の性行為から3週間以上経っても生理が来ない場合は、市販の妊娠検査薬を使って、妊娠の有無を確認しましょう。
妊娠検査薬は、妊娠によって体内で作られるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に反応する仕組みになっています。
妊娠が成立して間もないころは、hCGの量が十分ではないため、検査薬を使うタイミングが早すぎると、正しい妊娠反応が出ないことがあるため注意が必要です。
妊娠ではないのに生理が何日も遅れる原因は、以下のような生活習慣や婦人科の病気かもしれません。
放置しないで、早めに婦人科を受診しましょう。
やせ過ぎや肥満が、生理が遅れたり止まったりする原因になることも。
体格の程度を知る指数にはBMI値があり「BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算できます。
やせ過ぎはBMI:18.5未満、肥満はBMI:25以上です。
やせ過ぎでは卵巣の働きが悪くなり、肥満になると排卵が起こりにくくなるため、生理不順や無月経を引き起こします。
忙しくて食事を抜いたり、睡眠不足になったりすると、ホルモン分泌を調整する体内時計がずれてしまい、女性ホルモンにも影響を及ぼします。
不規則な生活が続いてストレスが溜まることも、ホルモンの分泌量が乱れる一因となるのです。
ホルモンバランスが悪くなると、月経周期が乱れて、生理が遅れる原因につながります。
高プロラクチン血症になると、脳の下垂体から分泌される「プロラクチン」の量が増えて、排卵が起こらなくなり無月経になります。
プロラクチンには、母乳の分泌を促す作用と卵巣の機能を抑える作用があり、通常は授乳中に分泌量が多くなるものです。
授乳中以外でプロラクチンの分泌量が増える原因として、下垂体の腫瘍や、服用している薬の影響、甲状腺の病気があります。
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵されないままの卵胞が、卵巣内にとどまる病気です。
排卵が起こらないため、無月経や生理不順になり、不妊症の原因となることも。
多のう胞性卵巣症候群では、肥満・ニキビ・多毛などの症状が伴うこともあります。
40歳未満で閉経を迎えることを、早期閉経といいます。
閉経が近くなると、ホルモン分泌量が減るため、生理不順になることが多いです。
個人差はありますが、生理が数ヶ月に1回のペースになったり、ほてりや動悸などの更年期症状が現れたりします。
妊娠ではないのに、生理が何日も遅れているときの対処法を3つ紹介します。
<h3>適正体重にする</h3>
やせ過ぎも肥満も、生理不順の引き金となります。
栄養バランスのとれた食事と、定期的な運動習慣を心がけて、適正な体重にコントロールしましょう。
適正体重のBMI値は22で、計算式は「適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22」です。
たとえば、身長158cmの人の適正体重は、BMI値から割り出すと約54.9kgになります。
睡眠不足になると、ホルモンバランスが乱れて、生理不順を起こしやすくなります。
厚生労働省が定めた「健康づくりのための睡眠ガイド2023」のなかで、成人は1日6時間〜8時間の睡眠をとるように推奨されています。
睡眠は、時間の長さだけではなく、質も大切です。
深い睡眠が得られるように、寝る前のスマートフォン操作やカフェイン摂取を控えるようにしましょう。
生理不順の治療で、低用量ピルが処方されることがあります。
生理が何日も遅れている場合は、まず産婦人科を受診しましょう。
病院では、ホルモン検査や超音波検査などを行い、生理が遅れている原因を調べます。
生理不順が、卵巣の働きが低下して起きていると診断され、避妊希望もあるときなどは、低用量ピルによる治療が一般的です。
生理が次の予定日より7日以上遅れているときは、妊娠している可能性が考えられます。
妊娠していると、生理の遅れ以外に、微熱・吐き気・眠気などの症状もあるでしょう。
市販の妊娠検査薬は、月経予定日から1週間以上経ってから使用してください。
妊娠のほかに生理が遅れる原因は、やせ過ぎ・不規則な生活・婦人科の病気があります。
生理が何日も遅れているときは、放置しないで早めに婦人科を受診しましょう。
- 生理が1週間以上遅れているときは、妊娠の可能性がある
- 妊娠すると、生理の遅れのほかに、微熱・吐き気・眠気なども伴う
- 妊娠検査薬は、生理予定日を1週間以上過ぎてから使用する
- 妊娠のほかに生理が遅れる原因は、やせ過ぎ・不摂生・婦人科の病気などがある
- 生理が何日も遅れるときは、早めに婦人科を受診する
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