生理の終わりかけになると、経血の色や量が変わって戸惑った経験のある方も多いのではないでしょうか。
茶色い出血がだらだら続くと、これは生理なのか別の出血なのか判断に迷うものです。
生理の後半に経血の色や量が変わるのは、子宮のなかで起きている変化が関わっています。
この記事では、生理の終わりかけとはいつからを指すのか、経血が茶色くなる理由や過ごし方をわかりやすく解説します。
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生理の終わりかけという言葉には、医学的な定義があるわけではありません。
一般的には、経血の量が減って色が茶色っぽく変わってから、完全に止まるまでの時期を指して使われます。
日本産科婦人科学会では、正常な月経の持続日数を3〜7日と定義しています。
日本女性心身医学会でも、通常の月経は持続期間が3〜7日、経血量は37〜43mlが正常とされていると説明されています。
統計的には5日前後で終わる方が多いといわれています。
この範囲におさまっていれば、多少の前後であれば一般的な経過の範囲内と考えられます。
生理は初日から2日目にかけて量が多く、その後は徐々に減っていきます。
色も鮮やかな赤から、茶色っぽい色へと変わっていきます。
つまり終わりかけとは、生理の後半にあたる3日目以降から止まるまでの数日間を指すことになります。
人によっては、この茶色い出血が2日ほど続くこともあります。
| 時期 | 経血の量 | 経血の色 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | もっとも多い | 鮮やかな赤 |
| 3〜4日目 | 減りはじめる | 赤から暗い赤へ |
| 終わりかけ(5日目前後〜) | わずかになる | 茶色っぽく変わる |
終わりかけの時期は経血が減るぶん、体調も落ち着いてくると思われがちです。
ところが、この時期特有の不調を感じる方は少なくありません。
女性ホルモンの分泌が生理の後半から次の周期へ切り替わっていく時期にあたるためです。
| 起こりやすい変化 | この時期に感じやすい理由 |
|---|---|
| 下腹部のチクチクした痛み | 子宮の収縮が続いていることに関わるとされる |
| お腹がゆるくなる | ホルモンの変動が腸の動きに関わるとされる |
| だるさ・眠気 | 出血によって鉄が失われたことに関わるとされる |
| 気分の落ち込み・イライラ | 女性ホルモンの分泌が切り替わる時期にあたる |
| 茶色いおりもののような出血 | 経血が体外に出るまでに時間がかかっている |
いずれも一時的なもので、生理が終われば数日で落ち着いていくケースが多いとされています。
終わりかけの腹痛についてはくわしく解説した記事がありますので、下記記事をご覧ください。
終わりかけに茶色い出血が出ると、病気ではないかと不安になる方もいます。
ただし、これは生理の自然な経過の一部です。
経血に含まれる血液は、空気に触れる時間が長くなると酸化して色が濃くなっていきます。
終わりかけは経血の量が少ないため、体外に出るまでに時間がかかります。
その結果、鮮やかな赤ではなく茶色っぽい色になって出てくることになります。
生理の最初のほうに少量の茶色い出血が出るのも、同じ理由によります。
一方で、茶色い出血がいつまでも続く場合は確認が必要です。
生理が終わったあとも1週間以上続く、生理とは無関係な時期に出ているといった場合は、不正出血にあたることがあります。
においが強い、かゆみをともなうといった変化がある場合も、婦人科で相談してみてください。
茶色い出血が続くときの考え方については下記記事をご覧ください。
終わりかけがだらだら続くと、早く終わらせたいと考える方もいます。
インターネット上では膣内洗浄という方法が紹介されていますが、誤解が生まれやすい点があります。
膣内洗浄は、膣のなかにたまった経血を洗い流すためのものです。
経血が減ったように見えても、子宮のなかで起きている子宮内膜の剥落そのものが早まるわけではありません。
つまり、生理の期間そのものを短くする方法ではないという点を押さえておきましょう。
一時的に不快感が軽くなることはあっても、生理が早く終わることを期待するものではありません。
大切な予定と生理が重なりそうな場合は、月経移動という選択肢があります。
ピルを使って生理の時期をずらす方法で、婦人科で相談することができます。
自己判断で市販薬を使うものではないため、必ず医療機関で相談しましょう。
生理を早く終わらせる方法について知りたい方は下記記事をご覧ください。
この記事を作るとき、編集部で意見が分かれた点があります。「生理を早く終わらせる方法」を検索する方が多いため、その情報を前に出すべきかという点でした。ただ、上位に並ぶ記事を読むと膣内洗浄をすすめるものが目立ち、それで生理が早く終わると受け取れる書き方が少なくありませんでした。期待して試した方が落胆しないよう、できることとできないことを先に書くという結論になりました。
終わりかけは量が少ないぶん、かえって扱いに迷う時期です。
ここでは3つの場面に分けて紹介します。
量が減る時期は、普通用のナプキンだと蒸れやすくなります。
おりものシートや軽い日用に切り替えると、肌への負担を抑えられます。
吸水ショーツを終わりかけだけ使うという方も増えています。
量が少なくても、こまめに取り替えることは変わらず大切です。
吸水ショーツについては下記記事をご覧ください。
終わりかけで量が少なくなっていれば、湯船に入ること自体は差し支えないとされることが多いです。
体を温めることで、下腹部の重さや不快感がやわらぐと感じる方もいます。
ただし、公衆浴場や温泉は周囲への配慮が必要になります。
入浴前にシャワーで洗い流してから入るようにしましょう。
終わりかけであっても、子宮口が開いた状態が続いていることがあります。
この時期は細菌が入りやすく、感染のリスクに注意が必要とされています。
完全に生理が終わってからのほうが安心です。
避妊についても、生理中や終わりかけであれば妊娠しないというわけではありません。
生理が終わったあと、数日してまた出血することがあります。
この場合、生理の延長ではなく不正出血にあたる可能性があります。
要因としてはホルモンの変動によるものが多いとされていますが、子宮の疾患が背景にあることもあります。
また、排卵期に少量の出血が起こる中間期出血や、妊娠による出血の可能性も考えられます。
くり返し起こる場合や量が多い場合は、自己判断せず婦人科で相談してください。
生理が8日以上続く状態は、過長月経と呼ばれています。
日本産科婦人科学会の定義する正常な持続日数である3〜7日を超えている状態です。
ホルモンバランスの変動によるものが多いとされますが、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどが背景にある場合もあります。
10日以上続く、経血量が多い、40代以降で出血が増えたといったときは受診の目安になります。
出血が長引くときの考え方については下記記事をご覧ください。
終わりかけの変化の多くは、自然な経過のなかで起こります。
ただし、次のような場合は婦人科で相談してみてください。
- 生理が8日以上続いている、または10日を超えた
- 生理が終わったあとも茶色い出血が1週間以上続いている
- 生理とは無関係な時期の出血がくり返し起こる
- 経血量が急に増えた、レバー状の塊が続けて出る
- においが強い、かゆみや痛みをともなう
- 日常生活に支障が出るほど下腹部の痛みが強い
数か月分の記録があると、医師に状況を伝えやすくなります。
気になる症状がある場合は自己判断せず、医療機関へご相談ください。
終わりかけの茶色い出血について、病気ではないかと不安に感じる方は多いようです。後半に色が変わるのは自然な流れですが、続く長さだけは意識しておいてください。
終わりかけの茶色い出血は何日くらい続きますか?
終わりかけなのにお腹が痛いのは普通ですか?
終わりかけにプールや温泉に入ってもいいですか?
生理の終わりかけとは、経血の量が減って色が茶色に変わってから止まるまでの時期を指します。
日本産科婦人科学会が定義する正常な持続日数は3〜7日で、統計的には5日前後で終わる方が多いとされています。
茶色い経血は体外に出るまでに時間がかかったことによるもので、自然な経過の一部です。
膣内洗浄は膣内の経血を洗い流すもので、生理そのものを早く終わらせる方法ではありません。
8日以上続く場合や、終わったあとも出血がくり返す場合は、婦人科へご相談ください。
いつでもオイテルは、そんなあなたの「自分らしいからだのケア」をいつも応援しています。
- 終わりかけは量が減り色が茶色に変わる時期
- 正常な生理の持続日数は3〜7日
- 茶色い経血は時間がかかって出てきたもの
- 膣内洗浄で生理そのものは早く終わらない
- 8日以上続くときは婦人科で相談する

