初潮とは?生理が来るサインや準備しておくべきことを解説

子どもが初潮を迎えることは、大人へ成長している証拠。

思春期の子どもは、体や心の変化が大きく、実際に初潮を迎えたときに不安や戸惑いがあるかもしれません。

保護者が初潮への備えをしっかりしておけば、いざという時に落ち着いて対応できるでしょう。

今回は初潮について、生理が来るサインや準備しておくことなどを解説します。

よくある質問についてもまとめたので、疑問があるときに参考にしてください。

初潮とは

女の子が初めて月経を迎えることを、初潮(しょちょう)または初経(しょけい)と呼びます。

多くの女の子が、小学校高学年から中学生の間に初潮を迎えるでしょう。

ただし、初潮が来る年齢には個人差があり、一般的に体格の良い子ほど早く初潮が来る傾向にあります。

日本人が初潮を迎える平均年齢は?

日本人が初潮を迎える平均年齢は12歳ごろで、ほとんどの女の子は10歳〜14歳までに初潮が来るとされています。

10歳未満で初潮が来たり、高校生になっても初潮が来なかったりする場合は、病気が隠れている可能性があるため、一度婦人科を受診しましょう。

小学生で生理(初潮)が来るサイン

初潮を迎える1年くらい前から、以下のような体の変化が現れるでしょう。

  • 胸がふくらむ
  • 陰毛やわき毛が生えてくる
  • おりものが出てくる
  • にきびができやすくなる

日ごろから子どもと一緒にお風呂に入っていると、変化に気づきやすいかもしれません。

難しい場合は、小学校2年生〜3年生ごろから、家庭で初潮教育を始めることをおすすめします。

初潮が来る前に親が準備しておくこと

子どもの体に変化が現れたり、年齢的にも初潮を迎える可能性があったりするときは、いつ生理が来ても大丈夫なように保護者が次の4点を準備しましょう。

生理アプリ

初潮を迎えたときから、生理周期や体調を記録できるアプリがあると便利。

おすすめする生理アプリは「OiTrアプリ」です。

毎回の生理周期と一緒に、その日の体調や気分も詳しく記録できて、あとで見直すこともできます。

思春期のころは生理周期が安定しないため、外出先で急に生理が来てしまうことも。

そのようなときにOiTrアプリがあれば、OiTrが設置されているトイレで無料でナプキンを取り出すことが可能です。

さらに、アプリ内のコラムで生理にまつわる悩みを解決できるでしょう。

生理用ナプキン

生理用ナプキンは、大きさや形など種類がさまざまありますが、まず昼用と夜用の2種類を用意しましょう。

皮膚の弱い子どもの場合は、ナプキン表面に天然素材を使用している製品や通気性に優れた製品を用意すると安心です。

ナプキンの使い方や処分するときのマナーを、前もって子どもに教えておくと良いですね。

生理用ナプキンの種類と特徴は?素材や吸収力に肌触りなどナプキンの選び方も紹介!

サニタリーショーツ

ナプキンと一緒に、生理専用のサニタリーショーツを3枚~4枚用意しましょう。

サニタリーショーツは、クロッチと呼ばれる股の部分に撥水性の高い素材を使用。

万が一、ナプキンが上手に使えず経血がはみ出しても、もれにくく安心感があります。

サニタリーショーツには、ナプキンを入れるポケット付きのものやスポーツタイプなど、さまざまな種類があるため、子どもの生活スタイルに合わせて選びましょう。

吸水ショーツおすすめ5選!【2024年版】人気ブランドのアイテムを厳選紹介

ナプキンやショーツを入れるポーチ

初潮を迎える年齢が近づいたら、ナプキンと生理用ショーツを入れるポーチも準備しましょう。

いつ初めての生理が来ても慌てないように、鞄やバッグに入れて持ち歩くようにします。

長時間の外出に備えて、昼用ナプキンが3枚程度入る大きさのものがおすすめです。

子どもと一緒にお気に入りのポーチを探すと、月経に対して前向きな気持ちになれるかもしれません。

ナプキンポーチの選び方!サニタリーポーチのサイズや素材に見た目など失敗しないポイントも紹介

初潮に関するQ&A

初潮に関してよくある質問を以下にまとめました。

不安になったり困ったりしたときに、ぜひ参考にしてください。

初潮は何日続く?

初潮のときは個人差がありますが、一般的な月経期間は3日間〜7日間です。

初潮を迎えた後の次の生理は、25日~38日ほどのサイクルで来ることが多いでしょう。

しかし、初潮を迎えてから数年間は女性ホルモンの分泌が安定せず、生理周期が一定にならないこともあります。

初潮は1日だけで終わることはある?

結論から言うと、初潮が1日だけで終わる可能性はあるでしょう。

初めての生理では経血がたくさん出ない人も多く、茶色のおりものや血の混ざったおりものが少し出る程度で終わる人もいます。

初潮が来ないとき、年齢が何歳を過ぎたら受診する?

15歳を過ぎても初潮が来ないときは、一度婦人科を受診しましょう。

ホルモン分泌異常や膣・子宮の奇形など、何らかの病気が隠れている可能性があります。

また、13歳になっても、第二次成長期の特徴(乳房の発育・身長の急激な伸びなど)がみられないときも、早めに病院を受診すると良いでしょう。

初潮が来たらお祝いした方が良い?

初潮を迎えることは、子どもが大人へ成長している証で、お祝いしてあげたいという親心があるかもしれませんが、本人の気持ちが大切です。

なかには父親や兄弟・姉妹に知られたくないなど、初潮のお祝いを嫌がる子も。

子どもは初潮を迎えて、戸惑ったり不安だったりしている可能性もあるため、お祝いしてほしいかどうか本人の意思を聞きましょう。

普段から「生理は恥ずかしいことではないから、隠さないで何でも相談してほしい」という親の気持ちを伝えておくことも重要です。

初潮を迎えるのは10歳~14歳ごろ。体の変化が見られたら生理の準備をしよう

初潮は、初めて生理が来ることをいいます。

日本人が初潮を迎える平均年齢は12歳ごろで、10歳〜14歳までの間に初潮を迎えることが多いです。

10歳未満で生理が始まったり、15歳を過ぎても初潮が来なかったりする場合は、病気が潜んでいる可能性があるため、一度婦人科を受診しましょう。

初めての生理が来るサインとして、初潮が来る1年ほど前から、胸がふくらむ・陰毛が生える・おりものが出るなど、体の変化がみられます。

子どもに体のサインが現れ始めたら、生理アプリ・生理用ナプキンやショーツなどを準備して、いつ初潮が来ても慌てないようにしましょう。

この記事のまとめ
  • 初潮とは、初めての生理のこと
  • 10歳~14歳までの間に初潮を迎える人が多い
  • 初潮が来るサインに、胸がふくらむ・陰毛が生える・おりものが出るなど体の変化がみられる
  • 体の変化が始まったら、生理アプリや生理用品などを準備して初潮に備える

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