生理痛を和らげるツボ8選!手・腰・足裏・お腹など場所別に解説

女性にとって毎月辛い思いをする生理痛。

それを緩和するセルフケアとして注目されているのが、ツボ押しです。

ツボ押しは、東洋医学でいう心身を司るエネルギー「気血」の流れを良くして、不調を改善する治療法になります。

今回は数あるツボの中でも、とくに生理痛を和らげる効果が期待できるツボをご紹介。

生理痛をはじめ、さまざまな症状に悩む人はぜひ参考にしてみてください。

生理痛を和らげるツボ【お腹】

お腹周りには、婦人科系の症状や消化器症状に働きかけるツボが多くあります。

中でも、生理痛の緩和が期待できるおすすめのツボは以下の通りです。

関元(かんげん)

おへそから指4本分下の位置にあるのが、関元です。

下腹部の血流を改善し、体を温めてくれる効果が期待できます。

生理による腹痛は、冷えが関係していることも多いです。

そのため、関元の指圧とともにカイロで保温すると痛みの緩和に繋がります。

また、関元の近くには気海(きかい)というツボがあり、生理不順の改善効果も。

関元と合わせてケアするのがおすすめです。

帰来(きらい)

関元から、横に指3本分移動した位置にあるのが、帰来で左右両側にあります。

生理中はもちろん、月経予定日の一週間ぐらい前から押してほぐしておくと、生理痛の緩和が期待できるツボです。

ここも、関元同様にツボ押しとともに温めるとさらに症状の緩和が期待できます。

生理痛を和らげるツボ【腰・背中】

腰回りには、内臓に働きかけるツボが多くあります。

中でも生理痛および、腰痛緩和が期待できるおすすめのツボは以下の通りです。

腎癒(じんゆ)

ウエストのくびれラインと背骨が交わった点から、親指の幅1.5本分ほど外側が腎癒(じんゆ)です。

生理からくる腰痛の緩和が期待でき、また耳鳴り・めまいにも効果的とされています。

背面なので、場所がわかりにくい場合は両手をくびれに置いて、親指が届く場所を押してください。

大腸兪(だいちょうゆ)

骨盤の上のライン(一般的にベルトを締める高さのライン)で、背骨から指2本分外側にあるのが大腸兪です。

腎癒とも近い位置にあり、こちらも腰痛に効果的。

腰回りのツボを刺激するのであれば、大腸兪と腎癒のあたりをマッサージでほぐし、温めてあげると生理痛緩和が期待できます。

生理痛を和らげるツボ【手・腕】

手は、全身と繋がるツボやメンタル面を落ち着かせてくれるツボが集まっています。

中でも、生理痛や精神面の不安緩和が期待できるおすすめのツボは以下の通りです。

合谷(ごうこく)

合谷は手の甲のツボで、親指と人差し指のくぼみ付近にあります。

両指の骨が交わる部分を、人差し指側に押してください。

合谷は、ツボの中でも万能といわれており、生理痛はもちろん頭痛や肩こり緩和にも効果が期待できます。

さらにイライラ・憂うつといったメンタル面にも影響が出るタイプの人にも効果的です。

曲池(きょくち)

手の親指を上にして腕を伸ばし、肘を曲げます。

肘にできた横じわの先端部分にあるツボが曲池です。

このツボは、新陳代謝を促し首や肩の血行を良くしてくれます。

生理での頭痛がある人は、首や肩の血行が滞っている可能性があるため、このツボを押してみましょう。

また、生理による肌荒れやむくみの改善効果も期待できます。

生理痛を和らげるツボ【足】

足には、血の流れを改善するツボが多く集まっています。

中でも、血行不良や冷えからくる生理痛の緩和が期待できるおすすめのツボは、以下の通りです。

三陰交(さんいんこう)

くるぶしの一番高いところに小指をあて、真上に指4本分の場所にあるのが三陰交です。

主に婦人科系のトラブルに効果があるとされており、生理痛の緩和も期待できます。

また、三陰交は冷えを予防するともいわれているため、冷え性や冷える環境にいることが多い人は覚えておきたいツボです。

血海(けっかい)

膝の皿の内側から、指3本分ほど上にあるのが血海です。

名前の通り血の流れを整えるツボで、生理痛の緩和とともに経血量を整える効果も期待できます。

また、血行が良くなり、体の代謝も上がるため冷え対策にも。

血の滞りで生理の症状が出やすい人におすすめのツボです。

生理痛を和らげるツボを押すときの注意点

ツボ押しは、手軽にできる対処法ですが注意すべき点もあります。

間違った方法でおこなうと、効き目が減ってしまうだけではなく、体調の悪化や肌を傷つけてしまう恐れも。

以下の点に注意をして、安全にツボ押しをおこないましょう。

力加減は「痛きもちいい」にとどめる

ツボを押す際には力加減が大切です。

一番適切なのが「痛きもちいい」程度にとどめること。

痛いのを我慢して押したからといって、効果が上がるわけではありません。

むしろ力を入れすぎると痣ができてしまう可能性があります。

心地いい力で、リラックスを感じるのもツボ押しの効果を上げるコツです。

何度もやりすぎない

ツボ押しは、一度にたくさん押したからといって即効性を得るわけではありません。

やりすぎると、皮膚トラブルに繋がる恐れもあるので注意しましょう。

ツボ押しは、指の腹を使い約5秒間かけてゆっくりと押します。

爪の長さが気になる人は、ツボ押し用のアイテムをチェックしてみてください。

ツボは1箇所につきそれを3〜5回繰り返す方法がおすすめです。

1日に行う回数の上限などはありませんが、一度押した後はしばらく症状の様子を見て、気になるようであれば再度おこなってください。

食後・飲酒後のツボ押しは避ける

食後・飲酒後のツボ押しは避けましょう。

飲食後30分以内は、胃に血流が集中しています。

ツボ押しで血流を変えてしまうと、消化不良を起こす可能性があるため注意が必要です。

また飲酒後は、血流が良くなることによりアルコールが全身に回りやすくなるため、急な体調不良になる恐れも。

飲酒をしていない食事から1時間後以降が、ツボ押しする時間としてはおすすめです。

皮膚に痛み・炎症がある場合は押さない

皮膚に傷・痣・炎症などがあるとき、触れた場所に強い痛みがある場合、ツボ押しは控えましょう。

異常がある場所に触れたり、刺激を与えたりすると症状が悪化する恐れがあります。

ツボ押しは、押す場所の肌状態が健康なときにおこなってください。

生理痛で辛いときは無理せず体を休めてあげて!痛みがひどすぎる場合は医師に相談しよう

生理痛が酷いときは、体を休めるのが一番です。

動く余裕があれば、今回ご紹介したツボ押しもぜひ取り入れてみてください。

セルフケアや鎮痛薬などの使用でも痛みが酷い場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系疾患にかかっている可能性があります。

我慢はせずに、かならず専門医に相談しましょう。

この記事のまとめ
  • ツボ押しは生理痛の緩和に効果がある
  • 腹・手・足・背中・腰と至る場所にあるので押しやすい場所を探そう
  • 痛みを感じるような押し方はNG、痛きもちいいを意識して押す
  • セルフケアで痛みが改善しないほど酷い場合は専門医を受診する

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