PR/この記事は一部プロモーションを含みます
清水 拓哉 医師
プロフィール
日本産婦人科学会専門医、日本産婦人科内視鏡学会技術認定医。2023年9月に原宿で産婦人科クリニックを開業。子宮内膜ポリープ、子宮頸部異形成にたいする日帰り手術や子宮頸がんの精密検査であるコルポスコピー検査などを行っています。
https://www.ladies-clinic-harajuku.com/
体を洗っている時や、トイレに行った時にデリケートゾーンの違和感に気付いたことはありませんか?
「いつの間にか陰部にできものができていた!」と、驚く女性は少なくありません。
人に相談するのも恥ずかしいし、病院へ行くべきかも悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、デリケートゾーンのできもの用市販薬の選び方やおすすめと共に、病院に行く目安をご紹介します。
女性のデリケートゾーンは、ムレやすいため清潔な状態を保ち続けることが難しく、感染症にかかりやすい部分です。
そのため「しこり」や「できもの」といった症状も出やすくなってしまいます。
「しこり」や「できもの」の原因はさまざまですが、主に炎症や感染で以下のようなものが挙げられます。
- 外陰毛嚢炎
- ニキビ
- バルトリン腺嚢胞
- 尖圭コンジローマ
- 梅毒
- 粉瘤
- 性器ヘルペス
- 性器伝染性軟属腫(水いぼ)
- 汗腺炎
- ベーチェット病
- 急性外陰潰瘍
- 悪性腫瘍
中には、性感染症からくるものもあるので、病院での診断・治療薬が必要です。
市販薬を使ってみても、改善が見られない場合は速やかに病院を受診してください。
さまざまな原因で起こるデリケートゾーンのできものですが、市販薬で対応完治できるものはとても少ないのです。
主に次の2種類のできものは市販薬を試してみてもいいでしょう。
できものが何かわからない時や、市販薬が効かない時は医師の受診が必要となるため注意しましょう。
デリケートゾーンは、体の中でも毛穴の多い場所です。
そのため、アクネ菌といった雑菌が毛穴に入り込みやすくニキビもできやすくなってしまいます。
ニキビは中央に膿をもった赤いできもので、触ると軽い痛みやかゆみを感じるのが特徴です。
毛嚢炎・毛包炎は、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分(毛包、毛嚢)に起こる炎症です。
原因は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌といった雑菌が毛穴に入り込むことで起こります。
症状はニキビと似ていて、赤みを帯びた発疹や膿をもった発疹ができ、触ると痛みやかゆみを感じるのが特徴です。
デリケートゾーン用の市販薬は、ドラッグストアや薬局で購入できます。
しかし、さまざまなメーカーから数多く発売されているため、どれを選んだらいいかと迷う人もいるでしょう。
ここでは、できもの用の市販薬を買う場合の、チェックポイントを紹介します。
デリケートゾーン用の市販薬には、鎮痒薬・抗菌薬(抗生物質)・ステロイド剤・抗炎症薬・殺菌薬といった有効成分が含まれています。
どれもかゆみや腫れを治すには必要な成分ですが、痛みがあるできものの時には自己判断でステロイドを使うのは避けましょう。
使いやすさも購入時のチェックポイントです。
市販のできもの専用薬は軟膏が多いのですが、1日に塗る回数に違いがあります。
使用方法をよく読み、効果的な使用頻度をチェックしておきましょう。
できものには、膿をもっている・腫れている・皮膚がただれているとさまざまな症状があります。
自分のできものの状態がわかれば、効果が近いものを選ぶようにしましょう。
市販薬のパッケージには、具体的な症状も記載されているので、しっかりチェックしてから購入するのが重要です。
自分のできものが何かわからない方は、病院を受診してみてもらいましょう。
前項で解説した、購入時のチェックポイントを踏まえ、特におすすめな市販薬5選を紹介します。
どれを購入するか迷った人は、まずはコチラの製品をチェックしてみてください。
2種の抗生物質(オキシテトラサイクリン塩酸塩、ポリミキシンB硫酸塩)の配合により、広い抗菌力のある軟膏です。
毛嚢炎といった深い炎症にも届き、湿疹・発赤・痒みを軽減していきます。
テラマイシン軟膏a
第2類医薬品
「膿」と「腫れ」のそれぞれにアプローチする「スルファジアジン(抗菌剤)」と「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」を配合。
ステロイド成分は非配合で、軽いクリーム状で、少ない量でもしっかり伸びて塗りやすくなっています。
オデキュアEX
第2類医薬品
「スルファジアジン」「酸化亜鉛」「アラントイン」の3つの成分が、化膿したじゅくじゅく皮膚炎に効果的。
中でも「酸化亜鉛」はおむつかぶれにも使う優しい成分で、肌への刺激を抑えながら患部のみに効いていきます。
メディケア®シリーズ オノフェF
第2類医薬品
幅広い菌に、効果がある軟膏です。
クロマイ-N軟膏
第2類医薬品
市販薬を使っていても、以下のような場合はかならず病院を受診してください。
ここでは、病院に行くべきなのはどのような状態の場合かを紹介します。
市販薬を使い、改善が見られない場合は病院の受診が必要です。
目安としては、使用期間は1週間ほどとし、この間に変化がないまたは使い始めても悪化するようであれば早急に病院へ行きましょう。
最初はしこりだけだったはずなのに、痛みやかゆみ、またはしこりが大きくなった場合にも病院の受診が必要です。
とくに痛みが強く、腫れが大きくなったり、ぶつぶつがたくさんできている場合は、放置するほど症状が酷くなっていきます。
または、市販薬が肌に合っていない可能性もあるため、病院で相談しましょう。
市販薬で治療中に、新たなできものが増えた場合にも病院の受診が必要です。
しっかりした医師の診断と専用の薬で治療しないと、どんどん広がる恐れがあるので注意しましょう。
デリケートゾーンにできものができた場合は、婦人科か産婦人科で受診するのが一般的です。
外陰部だけでなく膣内の診察も可能なため、より正確な診断が受けられます。
もし近場に婦人科か産婦人科がなく、急いで診察を受けたい場合は、皮膚科や泌尿器科でも相談することが可能です。
ただ、皮膚科の医師が男性の場合だと、診察が受けられない場合もありますので注意してください。
デリケートゾーンにできる「できもの」は、市販薬で改善するものもありますが、医師から処方される専用の薬でないと治療が難しい場合があります。
症状が軽い場合は市販薬を試し、1週間ほどで改善しない場合は速やかに病院を受診しましょう。
そのまま市販薬を使い続けたり、放置したりすると治るまで長い期間を要することになるので、注意が必要です。
- 市販薬で改善できるデリケートゾーンのできものは少ない
- 市販薬を使用して異常が出たり、改善が見られない場合は速やかに病院へ
- どれを買えばいいか迷った時は恥ずかしがらずに薬剤師さんに相談を
- ひどくなるまで我慢せず、気づいたときに早めの対処を
- デリケートゾーンのできものは婦人科か産婦人科を受診する
OiTr adsへ広告出稿をご検討いただける企業様は、お気軽に下記窓口へお問い合わせください。
- MAIL:sp@oitr.co.jp
- TEL:03-6778-4254 (平日10時~17時)
- お問い合わせフォームはこちら
上記バナーよりアプリインストールと簡単なユーザー登録で、個室トイレに設置されているOiTr(オイテル)がすぐに無料でお使いいただけます。オイテルの設置場所はこちら