生理期間中に足がだるくなることで悩んでいませんか。
足がパンパンにむくんだり痛みを伴ったりして、病気なのかと不安を感じる人もいるでしょう。
今回は、生理中に足がだるくなる原因や、症状がつらいときの対処法などについて解説します。
生理中に足がだるくなる原因は、病気や生活習慣などさまざまあります。
足のだるさが起こりやすい、主な病気を3つ紹介します。
月経前症候群(PMS)では、生理が始まる3日~10日前からホルモンバランスが大きく変化することで、足のだるさを感じやすくなります。
PMSで足がだるくなる理由は、生理前になると黄体ホルモンの量が増えて、体の水分が溜まり足がむくみやすくなるためです。
生理が終わると、ホルモンバランスが元に戻り、足のだるさやむくみは解消します。
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下肢静脈瘤は、足の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁が壊れて、足の血管がこぶ状に腫れる病気です。
初期症状に足のだるさやむくみ、こむら返りなどがあります。
症状が進行すると、血管がボコボコと浮き上がったようになったり、血管が紫色のこぶ状に膨れ上がったりします。
早期のうちであれば、運動や弾性ストッキングの着用などで、静脈瘤を改善することが可能です。
甲状腺機能低下症は、甲状腺の働きが低下し、血液中の甲状腺ホルモンが不足した状態を表す病気です。
甲状腺ホルモンはさまざまな代謝活動にかかわっているため、甲状腺機能低下症を発症すると代謝が低下して、足のだるさやむくみ、体重増加、寒がりなどの症状が現れます。
また、甲状腺ホルモンは女性ホルモンの分泌にも関係しており、不足すると月経不順や不妊を引き起こすことがあるのです。
甲状腺機能低下症は、一時的である場合と、生涯にわたり治療が必要な場合があります。
生理中に足がだるくなる理由の中には、生活習慣や体質によるものもあります。
足のだるさが生じやすい人の特徴は以下のとおりです。
- 運動不足
- 塩分の多い食事をとる
- アルコールをよく飲む
- デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢で過ごす
- 冷え性
運動不足により筋肉を動かさないでいると血液が滞るため、足に溜まった水分や老廃物が溜まり、だるさやむくみが起こりやすくなります。
塩分やアルコールをとり過ぎは、水分が溜まったり血流が悪くなったりして、足のだるさを生じさせます。
長時間同じ姿勢で過ごしたり冷え性だったりすると、足の筋肉や関節が硬くなり老廃物が排出されず、足がだるくなりやすいのです。
生理中に足がだるいときは、余計な水分が溜まらないようにしたり、血行を促したりすることが大切です。
足のだるさを予防するセルフケアを3つ紹介します。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動を行い、足の筋肉を動かすようにしましょう。
特に、ふくらはぎの筋肉を動かすとポンプのような働きをして、血液やリンパ液の流れが改善し、足に溜まった水分や老廃物を排出します。
余計な水分や老廃物がなくなると、足のだるさやむくみが改善します。
運動ができないときは、ふくらはぎや太もものマッサージを行い、血行を促すようにしましょう。
塩分の多いものを控え、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
野菜や果物には、過剰な塩分や水分を排出するカリウムが多く含まれているため、積極的に食べると足のむくみの解消につながります。
アルコールの量は控え目にして、飲酒中にお酒と同じ量の水分を摂取することで、足のむくみを予防できます。
湯船に浸かると体が温まることで、足の筋肉の緊張がほぐれて血行が改善します。
血行が改善すると、体の余分な水分や老廃物が排出されるため、足のだるさが緩和されます。
38〜40度の湯温で15分ほど浸かると、副交感神経が優位になりリラックス状態になるため、足の疲労回復につながるのです。
生理中に足がだるくて困ったときには、ツボ押しもおすすめです。
ツボ押しの基本は「痛気持ちいい」と感じる程度の強さで、1ヶ所につき2回〜3回が目安となります。
息を吐きながらゆっくり押し、力を抜くときに息を吸うようにしましょう。
生理中の足のだるさを解消する3つのツボを紹介します。
三陰交は、足の内くるぶしから指4本分ほど上にあるツボです。
血行を促して水分の滞りを改善させるため、足のむくみを解消します。
三陰交は、月経痛・月経不順・冷え性などの女性特有の悩みや、胃腸のトラブルにも効果があります。
足三里は、ひざの皿の下にある外側のくぼみから指4本分ほど下にあるツボです。
刺激すると血流を改善し、体の老廃物の排出を促すことで、足のむくみ解消につながります。
足三里は、消化器の不調や溜まった疲れの改善にも効果があります。
湧泉は、土踏まずの近くで、足の指をすべて曲げたときに凹むところにあるツボです。
刺激すると腎臓の働きが良くなり水分代謝を促すことで、足のむくみをやわらげます。
湧泉は、血行不良・冷え性・倦怠感・不眠症の改善にも効果があります。
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セルフケアを行っても足のだるさが改善しない場合や、生理日以外も足がだるくて日常生活に支障がある場合は、早めに婦人科や血管外科などの医療機関を受診しましょう。
足のだるさとともに以下の症状もあれば、閉塞性動脈硬化症などの病気が隠れている可能性があります。
- むくみ・痛み・しびれを伴う
- 長時間歩くのがつらい
- 左右で足の温かさが違う
- 足の色が変わってきた
- 寝ているときも足が痛い
生理中に足がだるくなる主な病気は、月経前症候群(PMS)・下肢静脈瘤・甲状腺機能低下症です。
ほかに、運動不足や塩分のとり過ぎなどの生活習慣や、冷え性などの体質によっても、生理中に足がだるくなることがあります。
生理中に足がだるいときは、軽い運動を行う・食生活に気をつける・湯船で体を温めるなど生活習慣の改善で症状がやわらぎます。
足のだるさやむくみを解消する、ツボ押しもおすすめです。
セルフケアを行っても症状が改善しないときや、足のだるさ以外の症状を伴うときは早めに医療機関を受診しましょう。
- 生理中に足がだるくなる病気は、月経前症候群(PMS)・下肢静脈瘤・甲状腺機能低下症などがある
- 生活習慣や体質によっても生理中に足がだるくなる
- 生理中に足がだるいときは、軽い運動や食生活改善などのセルフケアを行う
- 症状が改善しないときや足のだるさ以外の症状があるときは病院を受診する
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