
福田 頌子 医師
プロフィール
愛知県尾張旭市「あさひの森 内科消化器クリニック」の院長で医学博士、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、抗加齢医学会所属。クリニックでは美容皮膚科、美容内科の一環として「ダイエット外来」や「腸内細菌外来」も開設し日々診療を行っている。
https://sunrise-woods-clinic.com/
生理前になると止まらない食欲に悩まされる女性は少なくありません。普段は我慢できる甘いものやしっかりとした食事を、ついつい食べすぎてしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、生理前の食欲が増える理由や、その食欲を上手にコントロールする方法を詳しく解説します。
様々な方法を知って、うまく自分の体と付き合っていきましょう。
\アンケート実施中/
まずは、生理前に乱れがちな食欲をどう向き合っていくか、その大切さについて確認しましょう。
生理前はホルモンバランスが変動しやすいため、イライラや眠気など様々な不調を感じやすい時期です。その中でも、つらいのが「止まらない食欲」。一度食べ始めるとセーブが効かなくなりがちで、自己嫌悪に陥ることもあります。
しかし、ほとんどの場合は自然な体の働きであり、無理に抑え込もうとすると逆効果になることも少なくありません。自分の体や心を責めるより、適切な方法で対処することがポイントです。
具体的な方法をいくつか知っておくと、必要以上に落ち込まずに済みます。生理前の食欲との付き合い方を理解し、食べすぎが気になるときでも気持ちをうまくコントロールできるようにしましょう。
生理前に過剰な食欲を感じると、自分だけなのかと不安になりがちです。しかし、実は多くの女性に起こりうる集中しづらい症状のひとつです。
生理前は心理的な揺れが大きくなるタイミングでもあります。普段なら気にならない悩みが強く感じられたり、ちょっとしたストレスがきっかけで暴食につながってしまったりしがちです。周囲の人から「何でそんなに食べるの?」と聞かれると、余計に落ち込むこともあるでしょう。
ですが、これは多くの人にとって決して珍しいことではありません。女性ホルモンの影響が顕著に表れる黄体期には、身体がエネルギーを欲しやすい状態にあります。周囲にはあまり言えず、ひとりで抱え込んでしまう人も多いですが、まずは「自分だけではない」という点を理解することから始めましょう。
今はインターネットやSNSを通じて、同じく生理前の食欲に悩む人の声を目にする機会も増えています。先人のアドバイスや対処法を取り入れながら、自分なりの方法を見つけてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
生理前の食欲が特に高まるのは、排卵後から生理が始まるまでの黄体期と呼ばれる期間です。個人差はありますが、多くの人は生理予定日の3〜10日前あたりから「食べても食べても空腹に感じる」といった症状を抱えやすくなります。
これはプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が盛んになることで、体に栄養を蓄積しようとする働きが強まるためです。生理前は短期間に急速な体調変化が起こるため、食欲以外にもむくみや肌荒れなどの不快症状が一緒に出ることもあります。
こうした変化は決しておかしなものではなく、むしろ体の正常な反応のひとつと言えます。期間の目安を把握しておくと、この時期特有の食欲増加をいたずらに恐れず、対策を立てやすくなります。
生理前は、食欲が増えるのと同時に体に水分を溜め込みやすくなるため、体重が増加しやすい傾向にあります。特に塩分の多い食事を摂ると、更にむくみが強まり、いつもより体重計の数値が高くなりがちです。
焦ってダイエットを急激に行うよりも、生理が終わった後の体重変化を長期的に観察する方法がおすすめです。水分やホルモン変動による体重の増減は、一時的なものに過ぎないケースも多いからです。
生理サイクルを見越して「この時期は体重が1~2kg増える」ということを知っておくだけでも、精神的な負担は大きく軽減できます。トータルでの健康や体型管理を意識しながら、過度に体重変化へ振り回されないようにしましょう。
生理前特有のホルモンバランスの変化は、体の外にもさまざまな症状として現れます。食欲増加の背景を知ることで、自分自身の体と向き合いやすくなります。
生理前の食欲増加は、体が自然に行う防御反応のようなものです。妊娠や出産に備えて、体はできるだけ栄養を蓄えようとします。そのため、普段は我慢できるスイーツや高カロリー食品への欲求が急上昇することも珍しくありません。
また、ホルモンバランスの急激な変化によって気分が揺れやすくなり、ストレスを食で解消しようとする傾向も出てきます。甘いものや脂質の多い食品は、短時間で脳を満足させるため、生理前にはさらに魅力的に感じられるのです。
こうした心理的・生理的な要因が重なり合って食欲が刺激されるため、一概に「自分の意思が弱い」と自己否定するのはよくありません。むしろ、食欲の高まりは体からのサインでもあります。きちんと理由を理解したうえで、上手に付き合うようにしましょう。
黄体期は、排卵後から次の生理開始までを指します。この時期に多く分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は、体内に栄養を貯め込もうとする働きを強め、自然と食欲をかき立てます。
加えて、エストロゲンが減少することで心身のバランスが崩れやすくなり、不調を感じやすいのもこの時期です。こうしたホルモンの変化が複雑に絡み合って、食欲が増大する背景を形成しています。
ホルモンバランスは私たちのコントロールを超えたところで働いているため、意志の強さだけでは工夫しにくい部分があると理解しておきましょう。
生理前は、血糖値のコントロールに影響を及ぼすホルモンが乱れやすく、食後の血糖値が急に上がったり下がったりしがちです。この乱高下が激しいと、特に甘いものを欲する気持ちが強まります。
甘いものを食べると脳が一時的に満足感を得やすい一方、血糖値が急に上がったあと反動で下がりやすいという欠点もあります。その結果、また新たな空腹感に襲われてしまう負のループに陥りがちです。
こうした現象を防ぐためには、食事のバランスや食べるタイミングを整えることが重要です。血糖値を緩やかに上げる食べ方を意識することで、過度な甘いものへの依存をある程度抑えることができます。
睡眠不足や過度なストレスは、生理前の体調不良を悪化させる大きな要因です。自律神経が乱れるとメンタル面だけでなく、食欲をコントロールするサインも狂いやすくなります。
とりわけ、疲れを感じると脳はエネルギーを素早く補給できる糖分を求めがちです。そのため、無性に甘いものやこってりした食事が欲しくなり、食欲を抑えきれない状態に陥りやすくなります。
質の高い睡眠や適度なストレス発散は、ホルモンバランスを整え、結果的に過度な食欲を抑える助けになるでしょう。
生理前の不調があまりにもひどい場合、PMS(生理前症候群)やPMDD(生理前不快気分障害)の可能性を疑う必要があります。これらは単なる食欲増加という枠を超えて、集中力の低下や気分の落ち込みなどの症状を伴うことがあります。
もし、強烈なイライラや欝々とした状態が日常生活に支障をきたすようであれば、専門医へ早めに相談しましょう。生理前の食欲だけでなく、精神面・身体面を総合的にケアできる治療法が見つかるケースも多いです。
何らかの治療を受けることで、ホルモンバランスや食欲コントロールがしやすくなったという例も珍しくありません。深刻な症状を無理に我慢せず、専門家の意見を取り入れることも選択肢のひとつです。
対策を知ることで、どうしても止まらない食欲と上手に付き合えるようになります。以下の方法を参考に、できるものから実践してみましょう。
生理前の食欲に振り回されると、罪悪感を抱えたり、ストレスがさらに増幅したりすることがあります。そんなときは、あらかじめできる対策をいくつか用意しておくと、心当たりのあるタイミングで冷静に対処しやすくなります。
重要なのは、食欲を「完全に抑圧する」ことではなく、「うまくコントロールする」という姿勢です。一時的な我慢では長続きしないため、長期的に取り組める生活習慣の改善が望ましいでしょう。
具体的な方法は人によって合う合わないがありますが、いくつか試行錯誤を繰り返してみる中で、自分に合った対策が見つかることが多いです。無理せず少しずつ取り入れ、意識を高めていくことがポイントです。
一日に食べる回数を増やして、その分一回の食事量を少なめにすると、血糖値の急激な上下を抑えられます。小まめに栄養を摂取するため、空腹によるストレスが軽減され、結果的に過食を予防しやすくなります。
特に生理前は空腹を感じるタイミングが増えがちなので、軽めの間食を挟むことで大きな食欲の爆発を防ぐことができます。朝昼晩の三食に固執せず、自分のライフスタイルに合わせた食事回数を取り入れましょう。
ただし、回数を増やしたせいでトータルの摂取カロリーが大幅に上がらないように注意が必要です。食事内容の質も同時に考慮すると、より効果的なコントロールが期待できます。
朝食の時間を一定にするなど、規則正しい食生活を心がけると、空腹を感じるタイミングもある程度安定します。決まった時間に食べる癖がつくと、むやみにお腹が空かなくなるため、過剰な食欲を感じにくくなります。
一方で仕事や生活リズムの都合上、決まった時間に食事が取りにくい人も多いでしょう。その場合は、簡単に食べられるバナナやヨーグルトなどを常備しておき、空腹を感じたら小分けに食べるのも手です。
生理前はどうしてもストレスや疲れを抱えやすいため、食べる時間がズレてしまうこと自体がさらにストレスになる場合もあります。自分に合った範囲で続けられるかどうかを見極めながら調整してみましょう。
PFCバランスとは、タンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の割合を適切に保つことを指します。日常の食事でこれを意識するだけでも、食べた後の満足感や空腹感の出方が大きく変わります。
例えば、炭水化物だけを大量に摂取してしまうと、血糖値が急上昇したあと急降下し、また空腹を感じる原因になります。一方で、タンパク質や脂質を適度に組み合わせることで、エネルギーの吸収が緩やかになり、腹持ちも良くなります。
生理前は特に炭水化物や甘いものを欲しがちなので、意識してタンパク質源を加えたり、良質な脂質を選んだりするだけでも、過度な食欲をある程度抑えることが期待できます。
甘いものがどうしても食べたくなったら、ケーキやチョコレートの代わりにフルーツを選んでみましょう。果糖は糖質の一種ですが、ビタミンやミネラル、食物繊維を同時に摂取できるため、栄養面でのメリットも大きいです。
果糖の吸収はブドウ糖に比べて比較的緩やかな場合が多く、急激な血糖値の変動を起こしにくいとされています。生理前に特に不足しがちな栄養素を補いながら、体に優しい甘さを楽しむことができます。
ただし、フルーツでも食べ過ぎれば糖分の摂りすぎにつながることは忘れずに。バランスを取りながら上手に取り入れるのがポイントです。
昔から「よく噛んで食べると太りにくい」と言われるように、しっかり咀嚼することは食欲コントロールにとって大切な要素です。噛むたびに満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感を得やすくなります。
生理前の空腹感は心理的な部分から来ていることが多く、ただ早食いをすると脳が「まだ食べられる」と勘違いしてしまう恐れがあります。ゆっくり味わうことで「もう十分だ」という満足感を得やすくなるわけです。
また、噛む回数を意識的に増やすと、食べるペースが落ち着き、結果的にカロリー摂取の抑制にも寄与してくれます。
忙しい人や料理が苦手な人は、コンビニを上手に活用する方法を覚えておくと便利です。例えば、サラダチキンや豆腐、野菜スープなどは手軽に低カロリー・高タンパクの食事が摂れる代表例です。
カット野菜やヨーグルト、ゆで卵なども組み合わせやすいので、比較的ヘルシーな食事を簡単に選べます。生理前の食欲がどうしても強くなったら、コンビニのおにぎりやパンだけで済ませず、タンパク質や野菜を追加するよう意識しましょう。
ただし、冷凍食品やお菓子コーナーには高カロリー・高脂質の誘惑が並んでいます。なるべく主食・主菜・副菜のバランスをイメージして購入することで、過剰な食欲に流されにくくなります。
食欲が強くなったときは、あえて体を少し動かしてみるのも手です。ストレッチや軽めの運動は血行を良くし、脳にも程よい刺激を与えるため、気分をリフレッシュしながら食欲を和らげる効果が期待できます。
特にデスクワーク中心の生活だと、同じ姿勢で体がこわばり血行も滞りがちです。短い休憩時間でも軽く伸びをしたり、肩を回したりするだけで全身が温まり、頭の中の「食べたい!」という気持ちを切り替えやすくなります。
体を動かすことでエンドルフィンというホルモンが分泌され、心地よい気分になりやすいのもメリットです。気分転換の一環として、ストレッチを習慣にしてみましょう。
睡眠はホルモンバランスに深い関わりがあります。生理前に眠りが浅くなったり、寝付きが悪くなったりすると、余計に食欲がコントロールしにくくなる場合が少なくありません。
質の良い睡眠が取れるように、就寝前のスマートフォンの使用を控えたり、リラックスできる環境を整えたりしてみましょう。十分な休息が確保できると、満腹感を正常にキャッチできるようになります。
また、睡眠不足が続くと疲労感から甘いものや高カロリー食品を欲する傾向が強まります。生理前ほど意識的に早寝を心がけて、体調を整えることが大切です。
生理周期や食欲の状態をアプリやノートに記録しておくと、自分の体調パターンが見えてきます。どのタイミングで食欲が増すのか分かれば、事前に対策を打ちやすくなるでしょう。
例えば、生理前になると特定の食べ物が無性に欲しくなる傾向がある場合は、健康的な代替品を用意しておくなどの準備が可能になります。
記録は数週間から数ヶ月続けるとより正確な傾向がつかめます。日々のメモを通じて、自分に合った食事管理の方法を見つけていきましょう。
生理前は体も心も不安定になりやすいため、ある程度の食欲増加は自然であることを受け止めることも大切です。我慢を続けすぎるとストレスが増え、逆にドカ食いしてしまうリスクが高まります。
最初から完璧を目指さず、「今日はちょっと食べ過ぎても明日調整すればいい」といった柔軟な考え方を持つことが大切です。長期的な視点で見れば、一時的な食欲増加はそれほど大きな問題にならない場合も多いです。
自分を責める気持ちが強くなると精神的な負担が倍増し、結果的に体のコンディションも悪化しやすくなります。適度に自分を甘やかす日を作りながら、健康的な生活を続けることを心がけましょう。
生理前に限らず、日頃の食事で意識的に取り入れると満足度が上がりやすい食品を紹介します。
生理前の暴食を防ぐには、あらかじめ栄養が豊富で満足度の高い食べ物を知っておくと便利です。次に挙げる食品はどれもタンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂れ、空腹を和らげやすいものばかりです。
例えば、低カロリーの豆腐や高タンパクの鶏むね肉は、特にダイエット中にも嬉しい食材です。甘いものを食べたいときには、さつまいもや乳製品を活用すると砂糖を過剰に摂取せずに済みます。
いずれにしても、こうした食品ばかりを食べればいいというわけではありませんが、選択肢として知っておくと生理前の食欲に惑わされにくくなります。時と場合に合わせて上手に利用してみましょう。
豆腐は大豆から作られており、良質なたんぱく質が豊富です。低カロリーで消化吸収も良いため、食欲が増えやすい時期でも負担なく食べやすいのが特徴です。
味付けや調理法のバリエーションも多く、冷奴にしてポン酢やしょうがを添えたり、野菜と一緒にお味噌汁に入れたりと簡単にアレンジできます。
満足度を高めたいときは、少しだけ温めたり電子レンジで加熱してアツアツの状態で食べると、体が温まり長くお腹に残るため、さらに過食を防ぎやすくなります。
さつまいもは自然の甘みが強く、食物繊維やビタミンCを豊富に含むヘルシー食材です。おやつや軽食の代わりとして取り入れることで、空腹感を紛らわせながら栄養も補給できます。
血糖値が急激に上がりにくい低GI食品とされており、生理前の激しい食欲をうまくコントロールしやすくなるのもメリットです。
焼き芋や蒸し芋など、調理もシンプルで失敗しにくいので、忙しい時期の味方にもなります。甘さを楽しみながら満足度を高められるため、一度試してみる価値はあります。
ナッツは適量ならば良質な脂質や食物繊維が摂取でき、噛みごたえがあるため少量でも満腹感が得やすい特徴があります。アーモンドやくるみ、カシューナッツなど、自分の好みで選びましょう。
ただし、脂質が多いためカロリーは高めです。大量に食べるとダイエット効果が半減するので、一日に食べる量を小分けにしておくと便利です。
塩や油を過度に使用していない素焼きタイプを選べば、より健康的にナッツの栄養を取り入れられます。
鶏むね肉は高タンパク・低脂質で、筋肉作りやダイエットにも適した食材です。脂っこい部位よりも胃に負担をかけにくく、生理前でも食べやすいのが利点です。
最近ではサラダチキンなど、あらかじめ調理済みの商品も多く出回っています。仕事帰りやコンビニでも簡単に手に入るため、忙しいときでも手軽に取り入れられるのが嬉しいポイントです。
塩分が高い商品も中にはあるので、栄養成分表を確認しながら選ぶと良いでしょう。飽きないように味付けを変えて楽しむと、長続きしやすくなります。
乳製品はカルシウムとたんぱく質を同時に補給できる貴重な食材です。生理前は甘みへの欲求が高まるため、フルーツ入りのヨーグルトやプレーンヨーグルトにハチミツを少し加えるだけでも、デザート感覚で楽しめます。
チーズも手軽に食べられ、少量で満足感を得やすい食品です。ただし、塩分や脂質が多めの種類もあるので、摂りすぎには要注意です。
食欲がどうしても収まらないときは、低脂肪タイプやカロリーオフの商品を選ぶのも一案です。
なぜか無性に食べたくなる甘いものや辛いもの、ジャンキーな食べ物。生理前ほど欲求のコントロールが難しくなる理由と対処法について見ていきましょう。
この時期はホルモンバランスの影響から味覚や嗜好が変わりやすく、普段以上に刺激的なものや甘いものを求めがちです。食欲爆発の原因が精神的ストレスからくる場合も多く、手軽に気分転換できる食べ物に手を伸ばしてしまいがちです。
対策としては、どうしても我慢しきれないときの逃げ道を用意しておくことが挙げられます。例えば、甘いものが欲しいときには低糖質スイーツを選ぶ、辛いものを食べるときは量や辛さをコントロールするなど、小さな工夫が大きな違いを生みます。
食欲を自分の心や体が発するサインと考えつつ、体調を壊さない範囲でうまく楽しむのが理想的です。生理前は特に自己管理が難しい時期だからこそ、無理せず、かつ適度にコントロールする意識を持ちましょう。
ケーキやチョコレートは、炭水化物と糖質を多く含む代表的なスイーツです。食べると瞬間的に幸福感を得られますが、その後の血糖値の急降下によって再度空腹感に襲われやすくなります。
生理前は特にこの血糖値の変動が大きくなるため、甘いものを一度食べ始めるとなかなか止まらないという負のループに陥りやすいです。
とはいえ、無理に絶つとストレスが余計に高まることもあるため、食べる量やタイミングに工夫を施しながら、上手に付き合っていくのが現実的な方法です。
スイーツを完全に断つのは難しいという人には、小さいサイズを選ぶなどが効果的です。少量でも意外と満足できることは多いので、心身への負担が軽くなります。
他にも、食事と一緒に食べて血糖値の上昇を緩やかにする方法もあります。食後のデザートとして少しだけ甘いものを楽しむと、空腹時にスイーツを摂るよりは過食を防ぎやすいです。
最近では低糖質・低カロリーのスイーツも増えており、味も改善されてきています。甘いもの好きでも健康を意識できる時代なので、自分に合った商品を探してみると良いでしょう。
キムチチゲやスンドゥブなどの韓国料理は、辛味によって食欲が増進しやすい一方、ストレス解消にもつながることがあります。刺激的な味は、脳を活性化させ、一時的に気分をリフレッシュできるのがメリットです。
しかし辛味の感じ方は個人差があり、胃や腸への負担も大きくなりがちなので、食べすぎると体調を崩す可能性があります。特に生理前は消化機能がデリケートになりやすいので注意が必要です。
どうしても辛いものが食べたくなったら、辛味をマイルドにする工夫をしたり、量を少なめにしたりして、自分の体の反応を見ながら調整しましょう。
激辛料理は胃腸を刺激しやすく、下痢や腹痛などを引き起こすことがあります。生理前は普段よりも体が敏感になっていることを考慮に入れる必要があります。
辛いものを食べると発汗量が増えるので、こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。水分不足になりやすい時期には特に注意が必要です。
辛味を抑えるには、乳製品や豆乳などを一緒に摂ると比較的マイルドになります。チゲに豆腐やチーズを入れるなど、工夫次第で体への負担を軽減できます。
ファストフードやスナック菓子など、高カロリー・高脂質の食べ物は瞬間的に強い満足感を得られるため、生理前のストレスや食欲の爆発を紛らわせたいときに手が伸びがちです。
ただ、栄養バランスは偏りやすく、摂りすぎると体重増加や肌トラブルなどのリスクが高まる点は見逃せません。
無性に食べたくなる衝動がある場合でも、まずは量や頻度をコントロールし、完全に禁止しなくても体調を崩さない範囲で付き合う工夫をしましょう。
どうしても食べたいときは、一度にたくさん食べずに少量をゆっくり味わうようにしてみてください。味わう時間を長くすることで満足感を高められます。
サラダやスープなど、比較的ヘルシーなメニューと組み合わせることで栄養バランスを補うのも大切です。ジャンクフードのみで食事を済ませると、後々不足した栄養素を補おうと体が過剰にカロリーを求めることもあります。
生理前は特に衝動的になりやすいため、あらかじめ購入の際に少ないサイズやカロリー控えめなオプションを選ぶなどの工夫をしておくと安心です。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物は即効性のエネルギー源ですが、大量に摂取すると血糖値が急上昇しやすく、その後の急降下による再度の空腹感を招きやすいです。
生理前はとにかく手軽で満足感の高い炭水化物を欲する傾向が強いため、食べる場合は適量に気をつけつつ、タンパク質や野菜も合わせて取り入れましょう。
完全に炭水化物をカットすると栄養バランスを崩す原因にもなります。必要なエネルギーを確保しつつ、過剰摂取を避ける意識がポイントです。
白米や食パンだけでなく、雑穀米や全粒粉パンなど、食物繊維が豊富なものを選ぶと腹持ちが良く、血糖値の緩やかな上昇が期待できます。
パンの場合はサンドイッチに野菜や卵、チキンを挟んだり、ご飯なら野菜を加えたスープと一緒に食べたりすることでバランスを取りやすくなります。
炭水化物は脳のエネルギー源として必要なので、生理前にもきちんと摂りたい栄養素です。食べ方を工夫して、上手に取り入れましょう。
食欲の乱れがどうしても改善せず、生活がままならない場合は、専門家に相談することで解決策が見つかることもあります。
生理前の食欲増加は、基本的には自然な生理現象の一部ですが、あまりにも頻度や症状が重い場合、別の問題が隠れている可能性もあります。特にイライラや憂うつ感など、精神的な症状が強く出るなら注意が必要です。
実際に婦人科を受診すると、生理周期はもちろんのことホルモン状態も含めて総合的にチェックしてもらえるため、思わぬ体調不良が見つかることもあります。早めの受診が、長年悩んでいた不調を軽減するきっかけになることも珍しくありません。
セルフケアが思うように効果を発揮しない場合は、専門的な視点で対処法を探るのも選択肢のひとつです。恥ずかしがらずに相談し、必要に応じて適切な治療を受けましょう。
生理前の食欲増加だけでなく、日常生活に支障が出るほどのイライラや落ち込み、あるいは睡眠障害などが重なっている場合は要注意です。自律神経が大きく乱れている可能性があり、早めに医師の診察を受けることを検討しましょう。
また、体重の増加が著しく、食事や運動の工夫ではどうにもならないときも専門家の意見が役立つかもしれません。ホルモンバランス以外の要因が隠れているケースも考えられるからです。
これまで感じていた症状が年々酷くなっているようなら、放置せずに医療機関を受診するのが安心です。
婦人科では、生理不順やPMS・PMDDなど、生理に関わる様々なトラブルを相談できます。月経周期を問診するだけでなく、ホルモン検査や超音波検査などで正確に状態を把握することが可能です。
専門医から客観的なアドバイスをもらうことで、必要以上に自分を責めずに済むというメリットもあります。対処法や日常生活の注意点について具体的に教えてくれる場合がほとんどです。
気になる症状をメモしておくと、診察時にスムーズに話ができるので、受診を考えている人は事前に記録しておくと良いでしょう。
低用量ピルは、ホルモンバランスを一定に保つことでPMSやPMDDの症状を軽減させる効果が期待されます。生理前の食欲増加が特に顕著な人にも、有効な場合があります。
ただし、ピルには副作用のリスクもあるため、医師とじっくり相談してから使用を決めるのが基本です。問診や検査を経て自分に合った薬を探すことが大切です。
ピルに限らず、生活習慣の改善や漢方薬など、個々の体質や症状に合った治療方法を提案してもらえる可能性があるので、自己判断だけでなく専門家の意見を参考にしましょう。
生理前の食欲増加は、ホルモンバランスの変化から起こる自然な反応です。自分を責めず、時には好きなものを上手に取り入れてストレスを軽減しましょう。
生理前は、多くの女性が普段以上の空腹感や食欲の高まりを経験します。これは体が女性ホルモンの変化に適応するために起こる、ある意味で自然なプロセスです。
どうしても食べたい衝動を完全に抑え込もうとすると、かえってストレスや反動の過食を招くこともあります。罪悪感を過剰に抱え込まず、食事を楽しみながらバランスを取る工夫を心がけてみましょう。
長期的な健康管理を見据え、過度な食欲を感じても、少し余裕を持った行動を取ることが大切です。自分の体を大切にしながら、時には甘やかすことも必要なケアだと考えてみてはいかがでしょうか。
- 生理前に食欲が増加するのは「黄体ホルモン」の影響
- ジャンクフードや甘いものが食べたくなる女性が多い
- 食欲を抑えるには、よく噛んでこまめに食べるのがおすすめ
- 低カロリーで高タンパクなものは罪悪感なしで食べられる
- ストレスをためないように自分を甘やかす時間も大切

