毎月のように生理前はお腹が張ることで悩んでいませんか。
お腹がパンパンに張って苦しくなる人もいるでしょう。
本記事では、生理前にお腹が張る原因・考えられる病気・妊娠の可能性について解説します。
生理前にお腹が張ったときの解消法も紹介するので、症状がつらいときに実践してみてください。
生理前にお腹が張る理由は、黄体ホルモンが影響しているためです。
排卵日を過ぎて、生理周期の後半になると、黄体ホルモンの分泌量が増えます。
黄体ホルモンには、子宮内膜をやわらかくして妊娠に備える作用のほかに、胃腸の働きを抑える作用もあります。
胃腸の働きが悪くなることで、ガスが溜まったり便秘になったりしてお腹が張るのです。
生理前だけお腹が張って、生理が始まると症状が解消する場合は、PMS(月経前症候群)の可能性があります。
生理前のお腹の張りは、黄体ホルモンの分泌量が増える黄体期に現れます。
具体的には、生理予定日の3日~10日前に症状がみられるでしょう。
生理直前から黄体ホルモンの分泌量が減り、胃腸が活発に働くようになるため、生理が始まるとお腹の張りは解消することが多いです。
生理前にお腹が張るときに、すぐ取り組めるセルフケアの方法を5つ紹介します。
生理前のお腹の張りで苦しいときは、ドラッグストアなどで販売されている胃腸薬を服用すると良いでしょう。
消化酵素や消泡剤の含まれている胃腸薬は、食べ物の消化を助けたり、ガスが発生したりするのを防ぐ効果があります。
生理前だけではなく、日ごろから整腸剤を服用することもおすすめです。
腸内環境を整えることで、生理前の便秘予防につながります。
生理前の胃痛はなぜ起こる?原因や吐き気・痛みがひどい時の対処法も解説生理前のお腹の張りを軽くするには、食事の栄養バランスが偏らないようにすることが大切です。
タンパク質を摂りすぎると、消化酵素で分解しきれなかった分が、腸内の悪玉菌のエサになり、悪玉菌が増えてしまいます。
腸内の悪玉菌が増えると腸内環境が乱れて、ガスが溜まりお腹が張りやすくなる原因に。
18歳以上の成人女性は、1日あたりのタンパク質摂取量は50g程度とされているため、摂りすぎに注意しましょう。
生理前は、カフェインやアルコールをできるだけ控えるようにしましょう。
カフェインやアルコールには、利尿作用があり、体から水分を排出させやすくします。
体の水分が不足すると便が硬くなり、便秘の原因になることも。
便秘になると、お腹が張りやすくなるため、生理前はカフェインの入っていないハーブティーや麦茶などで水分補給することをおすすめします。
生理前にお腹が張るときは、軽い運動をすると良いでしょう。
運動をすると、血液の巡りが良くなったり腸が刺激されたりすることで、胃腸の働きが改善し、お腹の張りが和らぎます。
生理前におすすめするのは、有酸素運動。
ストレッチ・ヨガ・ラジオ体操など、お腹をひねる動きが入っていると効果的です。
便秘によって、生理前にお腹の張りがあるときは、お腹のマッサージもおすすめです。
おへその下から、右下→右上→おへその上→左上→左下と、ひらがなの「の」の字を描くように手のひら全体で撫でるようにします。
ゆっくりとしたスピードで、5回〜10回行いましょう。
マッサージによって腸が刺激され、お通じの改善が期待できます。
お腹のガス抜きに即効性のある方法は?張りを解消するツボ・マッサージのやり方を解説生理前にお腹が張って、痛みもあるときは以下の病気が考えられます。
痛みも伴うときは、放っておかずに早めに婦人科クリニックを受診しましょう。
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
30代から閉経後まで、幅広い年齢の女性に発症します。
よくみられる症状は、経血量の増加・お腹の痛み・貧血です。
筋腫が大きくなるにつれて、お腹の張りも現れるようになります。
卵巣腫瘍は、子宮の左右に1つずつある卵巣に発生した腫瘍です。
腫瘍の内側が液体で満たされた「卵巣のう腫」という良性のものと、腫瘍内が塊になっている「充実性腫瘍」という悪性のものがあります。
腫瘍が小さいうちは目立った症状はありませんが、大きくなるとお腹の張り・腹痛・頻尿がみられるでしょう。
月経困難症は、生理直前から生理中に、生理痛・腰痛・頭痛・吐き気・だるさなどのつらい症状が現れる病気で、人によっては、お腹の張りがみられることも。
月経困難症には、ホルモンバランスの乱れで生じる機能性月経困難症と、子宮や卵巣などの病気がきっかけで生じる器質性月経困難症の2種類があります。
【医師監修】月経困難症とはどういう症状がある?原因や治療方法など詳しく解説結論から言うと、生理前にお腹が張るという症状のみで、妊娠しているか判断はできません。
お腹の張り以外に、以下の妊娠初期症状もあるかチェックしてください。
- 生理予定日を1週間以上過ぎても、生理が来ない
- おりものが増える
- 強い眠気を感じる
- 37度前半の微熱が続く
- 吐き気や胃のむかつきがある
特に、生理が1週間以上遅れている場合は、妊娠の可能性が考えられます。
妊娠検査薬を使って、妊娠の有無を確認しましょう。
生理前にお腹が張るのは、生理周期の後半に黄体ホルモンの分泌量が増えることが原因です。
黄体ホルモンの影響によって、胃腸の働きが抑えられるため、ガスが溜まったり便秘になったりして、お腹が張りやすくなります。
生理前のお腹の張りで苦しいときは、市販の胃腸薬を服用したり、軽い運動をしたりすると症状が楽になるでしょう。
生理前のお腹の張り以外に、痛みを伴うときは子宮筋腫・卵巣腫瘍・月経困難症などの病気が考えられます。
また、生理が1週間以上遅れている場合は、妊娠の可能性も。
お腹の張り以外の症状を伴うときは、早めに医師に相談しましょう。
- 生理前にお腹が張るのは、黄体ホルモンの分泌量が影響している
- 生理前のお腹の張りは、胃腸薬の服用や軽い運動で症状がやわらぐ
- 腹痛を伴うときは、子宮や卵巣の病気がある可能性
- お腹の張りに加えて、月経が遅れているときは妊娠の可能性
- 生理前にお腹の張り以外の症状が伴うときは、早めに婦人科を受診する
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