生理用ナプキンを買う時、メーカーをチェックして選んでいますか?
「生理用品なんてどれも同じじゃない?」と思うかもしれませんが、それぞれのメーカー独自で特徴がある商品を開発しています。
自分に合った生理用品を選ぶためには、メーカーにも注目してみましょう。
この記事では、生理用ナプキンの主要メーカーや日本のシェアと、メーカー別の特徴を解説しています。
- 花王
「ロリエ」で有名な花王は、洗剤やトイレタリーなどでおなじみの日用品メーカーです。 - 大王製紙
生理用ナプキンの「エリス」他、ティッシュペーパーなどの家庭用品ブランド「エリエール」で有名な企業です。 - ユニ・チャーム
「ソフィ」をはじめとした生理用品や紙おむつ等、衛生用品の大手メーカー。 - G-Place
フェミニンケアのブランドNaturaMoon(ナチュラムーン)などを、広く展開している企業です。 - コットン・ラボ
「オーガニックコットンナプキン」など、コットンを原料にした商品の企業。 - 第一衛材
大人用紙おむつなどのメーカーで、オーガニックコットンの生理用ナプキン等を生産しています。
日本の生理用ナプキンメーカーの主なシェアは、ユニ・チャーム、花王、大王製紙です。
2005年に資生堂から生理用品事業を譲り受けたユニ・チャームは、主力事業であるナプキンなどの生理用品が、日本国内のトップシェア。
花王は2021年12月の売上高が1兆4,187億円と、他の日用品メーカーに比べて大きいですが、特に生理用品などの「ハイジーン&リビングケア事業」の売上が高いです。
女性を対象とした昼用の生理用ナプキンの調査では「ユニ・チャーム ソフィ ボディフィット」が利用率・リピート率第1位でした。
そして「大王製紙エリス素肌のきもち」が、価格満足度・吸収力満足度・総合満足度の全てで第1位を獲得しています。
続いては、主な生理用ナプキンの特徴をメーカー別に紹介します。
それぞれのメーカーのコンセプトや製品の特徴を知って、自分の体調やライフスタイルに合った生理用品を選ぶ参考にしてみましょう。
独自の瞬間吸収で、生理日をゆっくり過ごしたい人にもアクティブに過ごしたい人にもマッチするナプキン「ロリエ」のメーカーです。
吸収力を高めて快適な着け心地の「しあわせ素肌」シリーズは、@cosmeの生理用品ランキングでベストコスメ殿堂入りしました。
また、ショーツタイプのナプキン「ロリエ 朝までブロック 安心ショーツ」は、ギャザーがついていて横モレしにくく、寝返りの多い人でも安心です。
独自のフルスピード吸引シートで、逆戻りの嫌な感じがしにくい「肌きれいガード」は、デスクワーク中に経血がジワっとするのが気になる人におすすめのナプキンです。
大王製紙のナプキン「エリス」は、「朝まで超安心」「素肌のきもち」「素肌感」などの人気シリーズがあるブランドです。
新うるさらシートで肌の負担を軽減した「エリス素肌のきもち」は、足まわりに優しいギャザーにより、以前よりさらに使い心地が良くなりました。
スリムタイプの「エリス コンパクトガード」、シンプルなデザインで高級感がある「エリス素肌のきもち超スリム シンプルデザイン」は、コンパクトで見た目もおしゃれです。
夜用の「エリス朝まで超安心360」は、着脱がしやすい上にずれにくく、通常の夜用ナプキンの2倍の吸水力があるので、経血量が多い夜でも安心です。
あらゆる生理の悩みに対応する「はだおもい」「ボディフィット」「超熟睡」など、種類が豊富な生理用品「ソフィ」のメーカーです。
特にショーツタイプのナプキン「ソフィ 超熟睡ガード 特に多い夜用」は、優れた吸水力とふんわりしたはき心地で、寝返りが多い人でも漏れにくいなどの口コミが多数。
フィット感を高めた「ソフィ超熟睡極上フィット」や、せき止めクッション付きの「ソフィ超熟睡ガード」なども人気で、安心感のある夜用ナプキンが揃っています。
昼用では、「ソフィはだおもい 極うすスリム」が人気で、スリムタイプなのに吸水力が高くてムレにくいからと愛用者が多いです。
日本初の、トップシートに天然コットン100%を使用した、肌に優しいナプキン「NaturaMoon(ナチュラムーン)」のメーカーです。
ナプキンやおりものシートの化学繊維によって、皮膚トラブルを起こしやすい人の間で注目されている自然派ナプキンで、布ナプキン派の人にも人気が高いブランドです。
水分を吸収して固める吸収ポリマーを使っていないので、経血を吸収した後のポリマーによる冷えを感じにくく、冷えによる体調不良が軽減されます。
コットンを使用したナプキンの中では、比較的手が出しやすい価格帯です。
無農薬有機栽培された綿花のみを使用したオーガニックコットンを、100%使用した「オーガニックコットンナプキン」のメーカーです。
通気性が良く表面がさらっとしてムレが軽減する上、ガーゼのようなふかふかの手触りなので肌への負担を感じにくいでしょう。
経血を吸収する吸水ポリマーを使用していないので、ポリマーが冷たくなって冷えを感じる心配もありません。
羽つきタイプは、羽の曲がる部分が肌に当たって刺激を与えないような形に工夫されているので、足まわりも快適です。
ナプキンのセンターシートに、吸水ポリマーの代わりにオーガニックコットンを使用した「シェリコット オーガニックコットン」のメーカーです。
ムレにくくて肌に優しいので敏感肌の人でも安心して使えますし、一般的な紙ナプキンだと冷えを感じる人にもおすすめのナプキンです。
また、布ナプキン派の人の間でも気軽に使えるノンポリマーナプキンとして注目を集めています。
コットン100%のナプキン「フリーネ」シリーズの「コットン100% 多い日の夜用羽なし」は、装着が簡単で吸水力があり漏れにくいと高評価。
化学素材のナプキンと比べると、価格は若干高めですが愛用者の多いブランドです。
生理用ナプキンは、各メーカーからいろいろなタイプが販売されているので、選ぶのが難しいですよね。
しかし、自分に合った生理用品を使えば、ブルーデーを快適に過ごせるようになったり、体調の悪さが軽減できたりするので、ナプキン選びは慎重に行いたいもの。
最後に、自分にぴったりの生理用ナプキンの選び方を紹介します。
ほとんどのナプキンメーカーから、昼用ナプキンと夜用ナプキンが販売されています。
昼用はサイズが小さめで、立ったり座ったりする動きに適しており、夜用はサイズが大きめで、寝返りをうっても経血を漏らさない工夫がされています。
特に多い日なら、ショーツタイプもおすすめです。
昼用なら、大王製紙の「エリス素肌のきもち」シリーズは、吸水力が高くナプキンの表面の肌触りがさらさらで、人気があります。
夜用では、ユニ・チャームの「ソフィ超熟睡」ショーツタイプや、花王の「ロリエ」ショーツタイプが、多い日でも安心感があると評価されています。
多くのナプキンには「普通の日用」の他に、生理の初日や終わりかけの日、または軽い日に使う「軽い日用」、経血が多い日や夜に使う「多い日用」があります。
メーカーによって「普通から多い日用」「特に多い日用」など、細かい設定がされているものもあるので、自分の経血の量や使用する時間に合わせて使い分けましょう。
大王製紙の「エリス 新・素肌感Style+(スタイルプラス)多い昼用」は、従来品の3分の2の薄さなのに、高い吸収力で人気があります。
普通の日でも、旅行や会議などで長時間トイレに行けない日は「多い日用」を使うなど、その日の予定によって、ナプキンを使い分ければ生理日を快適に過ごせます。
運動する日や、立ったり座ったりすることが多くズレが気になる日には、羽つきタイプやギャザーつきタイプがおすすめです。
花王「ロリエ」スポーツタイプは、特にズレに強い工夫がされており、羽つきタイプもあります。
大王製紙「エリス」のナプキンは、羽に「こすれ対策」が施されているので、肌に与える刺激が少なく肌が敏感な人でも安心して使えます。
ただし、羽つきタイプは一般のナプキンよりかさばるため、羽なしと比べると1つのパッケージに入っている数量が少なめでコスパが悪いというデメリットがあります。
装着も羽なしより手間がかかりゴミも増えるので、必要に応じて羽つきと羽なしを使い分けてもよいでしょう。
外出先でナプキンを使う場合や、厚みのあるナプキンでは違和感があって使いづらいという人は、スリムタイプがおすすめです。
花王「ロリエスリムガード」は、瞬間吸収ポリマーがぎっしり入っているので、つけているのを忘れそうな薄さですが、吸収力はたっぷりあって安心です。
大王製紙「エリスコンパクトガード」は、生理用品に見えないようなおしゃれな個別舗装で薄型なので、小さいバッグの中でもかさばりません。
自宅で使う場合や、寝る時はふわふわしたナプキンで安心感が欲しい人は、普通タイプを選びましょう。
生理中のニオイが気になる人や、生理の日でも気分をアップしたい人は、ニオイ対策付きナプキンを使ってみましょう。
花王「ロリエしあわせ素肌消臭プラス」は、防臭力がある活性炭消臭シートが使われているため、生理日の経血のニオイが軽減します。
ユニ・チャームのソフィ「センターインコンパクト1/2」は、無香タイプの他にリラックスサボンの香り、ナチュラルフローラルの香り付きナプキンがあります。
長時間ナプキンを替えられない時でも、酸化によるニオイが発生しにくく、いい香りで気分がアップするでしょう。
ドラッグストアなどでよく見かける、一般的なナプキンは化学素材でできているものがほとんどです。
しかし、敏感肌で皮膚トラブルが心配な人や、吸水ポリマーによる冷えが気になる人は天然素材のナプキンがおすすめです。
天然素材のナプキンは、G-Placeの「NaturaMoon(ナチュラムーン)」、コットン・ラボの「オーガニックコットンナプキン」、第一衛材の「シェリコット オーガニックコットン」など。
ただし、天然素材を使用したナプキンは化学素材のものより値段が高めです。
また、吸水ポリマー不使用のナプキンは、化学素材のナプキンと比較して吸水力が弱いものもあるので、体調に応じて使い分けるとよいでしょう。
ナプキンの個包装は年々進化していて、今はほとんどのナプキンが袋から出すと、一緒にショーツに留めるシールの台紙が取れる一体型です。
以前は外袋からナプキンを出して、シールの台紙を剥がして使う二重包装が多かったのですが、最近はほとんど見なくなりました。
二重包装型はナプキンを装着するのに手間がかかるので、一体型の方が使いやすいでしょう。
使用後のナプキンは、広げた状態で捨てずに必ず汚れた面を内側にして巻き、包装してあった紙に包んで専用のゴミ箱に捨てましょう。
メーカーによって、包装紙に巻いた後に留めるためのシールがついているものもあります。
日本の生理用ナプキンメーカーの主なシェアは、花王、大王製紙、ユニ・チャームです。
それぞれのメーカーから独自の特徴がある生理用品が出ているので、自分に合うナプキンを選ぶために各社の特徴を理解しましょう。
ナプキンの選び方は、使う日の状況や時間帯、経血の量、生理の何日目かなどによって決めましょう。
携帯に便利なスリムタイプや、ニオイ対策があるもの、天然素材のナプキンなど、メーカーや種類によってさまざまなナプキンがあり、効果もさまざまです。
生理用ナプキンのメーカーの特徴を理解して、自分に合ったナプキンを購入しましょう。
- 日本の生理用ナプキンメーカーの主なシェアは花王、大王製紙、ユニ・チャーム
- 各メーカーから独自の特徴がある生理用品が出ている
- ナプキンは使う日の状況や体調に合わせて選ぼう
- 天然素材のナプキンなど生理日のお悩みに対応する生理用品もある
- ナプキンのメーカーの特徴を理解して自分に合うナプキンを選ぼう
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