生理用ナプキンを洗濯してしまったら？衣類や洗濯機に付いたゼリー状のものの落とし方と予防策

生理中にうっかり生理用ナプキンを着用したまま洗濯してしまったことはありませんか？

または、生理用ナプキンが衣類にくっついているのに気づかず洗濯してしまったなんてことも…。

衣類や洗濯機に付着した紙やゼリー状のものを見て驚いたはずです。

この記事では、生理用ナプキンを洗濯してしまったときに、衣類や洗濯機に付着した紙やゼリー状のものの落とし方と予防策についてご紹介します。

生理用ナプキンを洗濯してしまったことによる衛生面や健康面の影響など、生理用ナプキンの正しい使用方法や保管方法、処分方法なども併せてお伝えします。

生理用ナプキンを洗濯してしまったらどうすればいいのか、ぜひこの記事で確認してみてください。

目次非表示

生理用ナプキンを洗濯したときのゼリー状の正体

生理用ナプキンを洗濯してしまうと、衣類や洗濯機に紙やゼリー状のものが付着してしまいます。

これらは一体何なのでしょうか？

紙は生理用ナプキンに使用されているパルプや不織布で、ゼリー状のものは高分子吸収体と呼ばれるものです。

高分子吸収体は、水分を吸収すると膨らんでゼリー状になる特殊な素材で、オムツやサニタリーグッズなどに使われています。

高分子吸収体は肌に付着しても問題ありませんが、衣類や洗濯機に残ってしまうと不衛生です。

また衣類に残ってしまうと、乾燥すると粉状になりますが、再び水分を吸収すると膨らみます。

そのため、乾燥機を使うと溶けてシミになったり、洗濯機の排水溝を詰まらせたりする恐れがあります。

洗濯機に残ってしまうと、カビやヌメリの原因になったり、洗濯物に付着したりする可能性があります。

また、紙おむつや生理用ナプキンには、尿や経血などの体液が含まれています。

これらの体液は、細菌やウイルスの温床になりやすく、感染症のリスクを高めることもあります。

そのため、生理用ナプキンを洗濯してしまった場合は、早めに対処することが大切です。

こちらの記事もおすすめ

生理用ナプキンを洗濯してしまった場合の落とし方は、衣類に付着した場合と洗濯槽に付着した場合で異なります。

それぞれの対処法を見ていきましょう。

衣類に付着した紙やゼリー状のものを落とす方法は以下の通りです。

衣類を乾燥させる前に、ブラシや粘着テープで付着物を落としてください。粘着テープはダブルテープやセロハンテープなどが使えます。テープを貼ってはがすことで、付着物を引き剥がすことができます。
衣類が乾いた後もまだ残っている場合は、再度ブラシや粘着テープで落とすか衣類をよくふって落としてください。
それでも細かい付着物が残っている場合は、再度お洗濯することをおすすめします。ただし、乾燥機は使用しないでください。乾燥機にかけるとポリマーが溶けてシミになる可能性があります。

洗濯槽に付着した紙やゼリー状のものを落とす方法は以下の通りです。

まず、くず取りネットにたまったものを取り除いてください。くず取りネットは洗濯機の排水口にあるもので、洗濯物から出たゴミや毛などを収集する役割があります。くず取りネットに紙やゼリー状のものが詰まっていると、排水不良や臭いの原因になります。
洗濯槽内部は、ティッシュペーパーや布などでよく拭き取ってください。ティッシュペーパーは使い捨てできるので便利ですが、繊維が残らないように注意してください。
一度で取りきれない場合は、もう一度水をためてすすいでください。水をためてから一時停止ボタンを押して水位を確認し、浮いている付着物をすくって捨ててください。
洗濯槽クリーナーなどを使って洗浄することもおすすめです。洗浄剤は市販されているものを選ぶか、重曹や酢などを使って自作することもできます。洗浄剤を入れたら、洗濯機の洗浄コースを選んで実行してください。洗浄コースがない場合は、標準コースで洗濯機を回してください。
洗浄後は、水を抜いてから洗濯槽を拭き乾かしてください。