デリケートゾーンとはどこをさす?正しい洗い方・ケア方法を解説

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デリケートゾーンという言葉を聞いたことがある人は、多いかと思います。

しかしいざ「どの部分でどういうものか」と聞かれると、説明に困る人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、デリケートゾーンについての詳しい解説と、正しいケア方法を紹介します。

体の中でとても大切な場所なので、この記事を参考にあらためてデリケートゾーンの大切さを考えてみましょう。

デリケートゾーンとはどこをさす?

デリケートゾーンとは、女性器とその周りのことを指します。

膣も一部と考える人も多いですが、膣は含まれない外側がデリケートゾーンです。

デリケートゾーンとは体の中でもっとも大切なところで、普段の生活では人目に触れない場所ではありますが、正しい知識を持ちケアしていくことが大切です。

デリケートゾーンの細かい名称は?

デリケートゾーンには、さらに細かく分かれた名称があります。

部位ごとの知識を持っていれば、何か異常があった際に調べたり、医師に説明がしやすくなったりしますので、ここでは各部位の名称と共に詳しく紹介します。

大陰唇(だいいんしん)

大陰唇は太ももの付け根から小陰唇の間に見られる場所で、脂肪が付きふっくらしている「われめ」とも呼ばれます。

この形状は、生殖器と尿道口を保護する役割があります。

また、陰毛が生えるのも大陰唇の外側部分です。

小陰唇(しょういんしん)

小陰唇は大陰唇の内側にあり、クリトリスを覆うようになっています。

ヒダ状の形をしており、大陰唇と同じように尿道口や膣を保護する役割がある部分です。

また、尿の飛散を防ぐための部位でもあります。

会陰部(えいんぶ)

会陰部とは肛門と外陰部、およびその周辺を指します。

会陰は、出産時に赤ちゃんの頭部を排出するために引き延ばされる場所です。

20~25cmまで伸びるとされていますが、伸びが悪ければ「会陰切開」という処置をおこなう部位として聞いたことがある方も多いでしょう。

膣前庭(ちつぜんてい)

腟前庭は、膣まわりにある舟型のくぼみです。

ピンク色の粘膜状で、その真ん中には腟口、上には外尿道口があります。

膣前庭には、小さな突起物ができることが多く心配する人もいますが、病気ではありません。

膣前庭乳頭症という生理的現象のため、放置していれば治ります。日が経つにつれて突起物が大きくなったり増えていくようなら、病院を受診しましょう。

恥丘(ちきゅう)

恥丘は腹部のすぐ下の部分で、思春期以降に陰毛を認める場所です。

恥骨のカーブに沿って、脂肪組織が覆うなだらかな丘になっているのが特長。

陰毛が生えているところを押すと硬い骨に触れ、これを「恥骨」といいます。

陰核(いんかく)

陰核は別名で「クリトリス」と呼ばれ、女性器の中で一番外側にあります。

外尿道口の上に存在し、小さな豆のような形でふくらみがあるのが特徴です。

普段は包皮で包まれていることが多く、性的興奮や刺激などに応じて肥大し硬く変化し、女性の性感帯のひとつとされています。

デリケートゾーンに起こりやすい肌トラブルとは?

デリケートゾーンは、体の中でも肌がとくに弱い場所のため、さまざまなトラブルが起こりやすい部位といえます。

ここでは、悩む人も多い主なトラブルについて紹介します。

黒ずみ

人間の皮膚は「物理刺激」もしくは「紫外線による刺激」で、黒ずみの原因になるメラニンが生成され、デリケートゾーンの黒ずみ原因は主に「物理的刺激」です。

肌は約28日周期で新しい肌に生まれ変わるため、刺激が無くなれば黒ずみも消えます。

しかし下着との摩擦や、デリケートゾーンの擦りすぎで慢性的に起こる黒ずみは、肌の生まれ変わりが追い付かず沈着してしまいます。

こうした原因により、デリケートゾーンの黒ずみに悩む人も少なくありません。

腫れ

皮膚のかゆみでできる腫れもありますが、膣の入口にある「バルトリン腺」が炎症を起こし、痛みと共に腫れやしこりが現れる場合もあります。

また、痛みのない症状のしこりとしては「外陰がん」の可能性もあるため、気になるしこりができたら、医師の診察が必要です。

かゆみ

細菌・雑菌による炎症が起きると、デリケートゾーンにかゆみが現れます。

中にはカンジダ症といった性感染症が原因で起こるものもあるため、かゆみや痛みが現れた場合は、医師による治療が必要です。

できもの

毛嚢炎や性器ヘルペスまたはニキビなどが原因で、デリケートゾーンにブツブツしたできものが現れることがあります。

これらは雑菌・細菌が原因で起こる場合が多く、市販薬での治療も可能ですが、できものが増えたり長期間治らない場合は、医師の診察・治療が必要です。

デリケートゾーンを清潔に保つ洗い方とは?

デリケートゾーンは、弱酸性の専用ソープを使って洗いましょう。

たっぷりの泡で、なでるようにして外陰部を洗うのがポイント。

このときに膣内まで洗うのはNGです。

腟には「自浄作用」という、外から侵入する雑菌を防ぐ作用を持っています。

膣内まで洗ってしまうとこの作用を弱めてしまうため、外陰部のみを「優しく、泡でなでるように」洗いましょう。

デリケートゾーンの洗い方については、以下の記事でさらに詳しく説明しています。

ぜひ日々のケアの参考にしてください。

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デリケートゾーンの正しいケア方法とは?

デリケートゾーンの悩みを解消するには、正しいケアが大切です。

ここでは、日頃から行うべきデリケートゾーンのケア方法について紹介します。

保湿をおこなう

デリケートゾーンは蒸れるイメージが強いですが、乾燥によって肌トラブルが起こるケースもあります。

そのため、専用のクリームやオイルを使い保湿することが大切です。

潤いで肌を守れば、下着の擦れによる刺激も軽減でき、かゆみや肌荒れ対策にもなります。

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ケアグッズで清潔な状態を保つ

デリケートゾーンのトラブルを避けるためには、清潔な状態を保つことが大切です。

そのためデリケートゾーン専用のウェットシートや、ミストなどを使い日中もこまめにスキンケアをすること。

また、おりものがある時は専用シートを使い、雑菌を繁殖させないように注意しましょう。

デリケートゾーンケアの注意点とは?

デリケートゾーンのケアは、方法を間違えてしまうと、逆に肌トラブルを起こしやすくする可能性があります。

ここでは、デリケートゾーンをケアする際に、注意すべきポイントを紹介します。

通常のボディーソープや石鹸で洗う

体を洗う際に、ボディソープデリケートゾーンも一緒に洗う人も多いと思いますがこれはNGです。

デリケートゾーンの肌はとても繊細なため、体用のソープでは洗浄力が強くて負担がかかってしまいます。

そのため洗浄する際には、デリケートゾーン用の成分が含まれたソープを使用するのが正しいケア方法です。

トイレットペーパーなどで強くこする

トイレ後や、お風呂でケアの際に汚れをしっかり落とそうとデリケートゾーンを強く擦るのもNGです。

強い摩擦は、デリケートゾーンに色素沈着や黒ずみを作ってしまいます。

デリケートゾーンは優しく拭く・洗うを意識してケアをおこなってください。

アンダーヘアをカミソリで処理する

自宅でVIOゾーンのムダ毛処理をする際は、カミソリを使う人も多いでしょう。

しかしカミソリは皮膚に直接当たり、大きな刺激を与えてしまうため肌トラブルの可能性が大きくなるのです。

アンダーヘアのムダ毛の手入れは、通常のカミソリより刺激の少ない電気シェーバーを使うのがおすすめです。

また、不安がある人はムダ毛ケアの専門クリニックで、医療脱毛の利用を検討しましょう。

デリケートゾーンとはとても大切な場所!恥ずかしがらずに正しい知識を身に付けよう

デリケートゾーンは、体の中でもとくに大切な場所です。

悩みや気になることがあっても、なかなか人に相談できなくて困る人も多いでしょう。

まずは自分でも知識をしっかり身につけ、何かあれば恥ずかしがらずにすぐ専門医に相談しましょう。

デリケートゾーンのケアは、体の健康にも繋がるのでとても重要です。

この記事のまとめ
  • デリケートゾーンは体の中でとくに大切な場所
  • さまざまな部位が集まっているので、名称を把握しよう
  • 正しい洗い方とケアで肌トラブルを防ぐのが大切
  • 異変がある場合は恥ずかしがらず、すぐ病院で受診を

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