ナプキンの使用期限はあるの?正しい収納・保管方法など解説

月に一度は使うナプキンですが、使用期限があるのを知っていますか。

収納や保管方法によっては持ちが悪くなるケースがあるため、正しい知識を身につけておく必要があるのです。

そこで、今回はナプキンの使用期限や、正しい収納・保管方法について紹介します。

ナプキンの使用期限はあるの?

ナプキンには、使用期限があります。

特に法律で定められているわけではないのですが、品質がよい状態で使えるのが3年です。

期間が過ぎても使えますが、開封後はなるべく早めに使い切ることを意識しましょう。

ただし、保管状態によっては品質の低下につながる可能性があるため、注意が必要です。

吸収ポリマーの変色やズレ防止部分の粘着が弱くなるなどの恐れがあるので、正しい保管方法を理解することが大切だといえます。

より、安全にナプキンを使用するためには保管期限を守り、品質を低下させない収納・保管をしましょう。

次項では正しい収納・保管方法について紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ナプキンの正しい収納・保管方法は?

ナプキンの収納・保管方法によっては、品質に影響を及ぼすことがあります。

前項では、使用期限が3年とお伝えしましたが、誤った方法で保管をすると、3年経たないうちに商品が劣化してしまう恐れがあるのです。

そこで、ナプキンの正しい収納・保管方法について紹介します。

チャックがついた袋やフタがついたケースに収納・保管する

ナプキンは、チャックがついた袋やフタがついたケースに収納・保管をしましょう。

チャックやフタがついていることで、ほこりが入るのを防げるからです。

小さなほこりは見えづらく、ナプキンに付着しても気づきにくいですよね。

そのため、清潔さを保つためにも、ほこりの侵入を防ぐことが大切なのです。

収納・保管をする時は、パッケージから出しておくことで、狭いスペースにも置けます。

スペースの確保が難しければ、一日に使う分だけ出すなど、工夫をしましょう。

また、手持ち部分があるバッグに収納・保管するのも方法の一つ。

突っ張り棒とS字フックを活用すれば、狭いトイレでも場所をとりません。

衛生面に気を配りながら収納・保管場所の確保をし、キレイな状態を保ちましょう。

種類別に収納・保管する

生理用品は種類別に収納・保管をするとよいでしょう。

種類別に収納・保管することで、どこに何があるのかを、すぐに判断できるからです。

生理用品はナプキンやおりものシート、タンポンなどさまざま。

経血量によって使い分ける人も多いため、種類別に分けたうえで、生理用品をセットにして保管しておきましょう。

一つのケースに仕切りをつけて、種類ごとに入れておくとわかりやすく、すっきりと片付きます。

生理用品が乱雑になっていたり、どこに閉まったかわからなくなったりすると、ストレスの原因になるため、日頃から収納や保管の仕方には工夫が必要です。

取り出しやすいだけではなく、見た目もキレイなので、種類別に収納・保管をして生理中のイライラを引き起こさないようにしましょう。

布ナプキンは防虫剤を入れて収納・保管する

布ナプキンを収納・保管する場合は、防虫剤を置きましょう。

防虫剤を置いておくことで、虫食いを防げるからです。

布ナプキンは、名前の通り布でできています。

そのため、布ナプキンは「衣類と一緒」という感覚で収納・保管した方が長持ちし、防虫剤は必須アイテムなのです。

また、虫は尿の臭いでも発生する場合があります。

防虫剤と一緒に消臭剤を置いて、虫に嫌われる空間を作ることが大切です。

生理中に少しでも気分を上げようと、どれだけ可愛いお気に入りの布ナプキンを購入しても、虫食いの被害にあったら一気に気分が下がりますよね。

お気に入りの布ナプキンを長く愛用するためにも、虫が寄り付かないトイレを目指しましょう。

布ナプキンは十分に乾燥をさせてから収納・保管する

布ナプキンを手洗いした後は、十分に乾燥させてから収納・保管をすることが重要です。

乾燥されていない布ナプキンは、生乾き臭が発生する原因の一つ。

水分が含まれて完全に乾ききっていない布ナプキンは、雑菌の繁殖につながります。

この雑菌が、生乾き臭の原因になるのです。

洗った布ナプキンは、直接肌に触れるものなので、衛生面には十分に気をつける必要があります。

清潔でいるために頑張って手洗いしても、生乾きでは意味がありません。

生理期間中を使い捨てナプキンで過ごすよりも、布ナプキン生活が合っている人は、十分に乾燥させてから収納・保管をし、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

ナプキン以外の生理用品の使用期限は?

生理用品はナプキン派が多い一方で、タンポンや月経カップ、吸水ショーツなどを長く愛用している人も多いですよね。

これらの商品は生理用ナプキンと同様、使用期限があります。

安心して使うには、期限を守ったうえで適切な方法で使用することが大切です。

そこで、プキン以外の生理用品の使用期限について紹介します。

タンポン

タンポンの使用期限は5年です。

タンポン自体は殺菌されていません。

そのため、誤った保管方法をするとカビや細菌の繁殖につながります。

直接体内に入れて使うため、菌が繁殖をしたタンポンは、カンジタ膣炎を引き起こす原因になるのです。

細菌を繁殖させないためには、高温多湿を避け、箱から出さずに閉まっておきましょう。

また、湿気が多いところで保管をするとタンポンが湿気を吸収し、膨張する恐れがあるので注意が必要です。

肌に接触するものであるため、衛生面に気を配りながら安心して使えるように、日頃から保管方法や使用期限には意識を向ける必要があります。

特に、期限は見落としがちなので、長期間使わない時期が続いた場合はチェックをして、安全に使いましょう。

月経カップ

月経カップの使用期限は10年です。

他の生理用品よりも長持ちしますが、シリコン製なので煮沸消毒が欠かせません。

煮沸消毒は熱湯消毒と異なり、熱湯で煮て細菌を殺滅し、消毒する方法です。

月経カップには、小さな空気穴が空いています。

その穴に汚れがたまりやすいため、煮沸消毒は必須です。

煮沸消毒が終わったら、しっかりと乾燥させることが大切なポイントの一つ。

乾ききっていない状態で袋に入れてしまうと、細菌の繁殖につながり、10年も使えません。

月経カップもタンポンと同様、体内に入れて使うため、消毒が不十分だったり乾燥しきれていなかったりすると、健康面で悪影響を及ぼします。

そのため、使用期限を守ったうえで煮沸消毒を徹底し、安全に使いましょう。

吸水ショーツ

吸水ショーツの使用期限は1年です。

洗い方や使用頻度によって期限は変わってきますが、1年経つと吸水効果が徐々に低下していきます。

少しでも長く使うためには、手洗いをした後に洗濯機で洗いましょう。

手洗いをする時は、布を引っ張ったり強い力でゴシゴシ洗いすぎたりすると生地が傷むため、丁寧に扱うことが大切です。

洗った後は、しっかりと乾かしましょう。

生乾きの状態は、細菌の繁殖に繋がります。

吸水ショーツは何層にもなって作られていることから、乾きにくいことがあるので、十分に乾かすことが重要なポイントです。

吸水ショーツは直接肌に触れるため、使用期限を守り、清潔を保つための心がけが大切だといえます。

布ナプキン

布ナプキンの使用期限は3年です。

吸水ショーツと同様、丁寧に扱えば長く使えます。

そのため、丁寧に洗って十分に乾かすことが大切です。

手洗いをする時は、経血をしっかりと落としましょう。

経血が残ってしまうと、細菌の繁殖に繋がります。

また、経血をキレイに落とせても、洗剤が落ちきっていなければ意味がありません。

布ナプキンの汚れを落とした後はしっかりとすすぎをし、経血と洗剤が落ちているかよく確認をしてから干しましょう。

キレイに洗った布ナプキンは、十分に乾かせば細菌の繁殖を防げるので、生乾きの状態で収納をしないように注意が必要です。

お気に入りの布ナプキンを安全に使い続けるためにも、衛生面と使用期限に意識を向けることが大切だといえます。

低用量ピル

低用量ピルの使用期限は1年〜3年です。

低用量ピルは、女性ホルモンのバランスを整える効果や排卵の抑制、子宮内膜の抑制に効果があります。

生理痛にも効果が期待できるため、なかには受験の日や旅行など、生理が重なりそうな日に低用量ピルを服用する人も。

生理痛の緩和や生理日の調整ができ、いざとなった時に役立ちます。

低用量ピルは高温多湿を避け、直接日光が当たらないところでの保管をしましょう。

収納・保管方法を誤ることで品質が低下する恐れがあります。

また、使い捨てナプキンは使用期限が過ぎても使えますが、低用量ピルは期限が過ぎたら破棄をし、飲み続けないように注意が必要です。

箱に印字された期限を必ず確認したうえで、適切なタイミングで服用しましょう。

ナプキンの使用期限を守って安心・安全に使おう

今回はナプキンの使用期限や、正しい収納・保管方法について紹介しました。

生理用ナプキンには、安全に使うために期限が設けられています。

期限をしっかりと守って使えば、健康面でもトラブルが起きにくく、快適に使えるのです。

使用期限は、製品をより安心・安全に使うために設けられている期間で、高品質で使用してもらうための目安でもあります。

そのため、しっかりと期限を守り、正しい情報を参考にしながら適切に使用しましょう。

また、期限内であっても誤った方法で収納や保管していた場合、衛生面でよい状態が保てない可能性があります。

生理用品は、直接肌に触れたり体内に入れて使うものが多いので、健康トラブルを引き起こさないように注意をしましょう。

この記事のまとめ
  • ナプキンの使用期限は3年で、それを過ぎると使えるが品質は低下する
  • ナプキンは、正しい方法で収納・保管をすることで、品質が高い状態が保てる
  • ナプキン以外の生理用品にも使用期限があるため、しっかりと守ることが大切
  • 安心・安全に使用するには、使用期限を守り、正しい収納・保管方法を理解することが重要

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